【鳥羽水族館】ラッコのキラとメイはなぜ人気?性格や2頭の関係性・展示方法と現在の体調も

鳥羽水族館を代表する人気者となっているラッコの「メイ」と「キラ」。

2頭のかわいらしい仕草はもちろん、正反対ともいえる性格や関係性にも多くのファンが魅了されています。

今回は、メイとキラがなぜこれほど人気なのか、性格や2頭の関係、鳥羽水族館ならではの展示の工夫、現在の体調まで詳しく見ていきます。

目次

鳥羽水族館のラッコ・キラとメイはなぜ人気?

メイとキラの人気には、ラッコそのものの希少性だけでなく、2頭それぞれの強い個性や飼育員とのやり取り、SNSやライブカメラで日常を身近に感じられることなど、いくつもの理由があります。

特に大きいのが、現在の日本で水族館のラッコに会える場所が鳥羽水族館だけになっていることです。

かつては国内の多くの水族館でラッコが飼育され、1980年代から1990年代にかけて大きなブームとなりました。

しかし、その後は国内で飼育されるラッコが減少し、2025年には鳥羽水族館のメイとキラだけとなりました。

そのため、現在では全国から2頭に会うために多くのファンが鳥羽水族館を訪れています。

人気の理由①メイとキラの性格がまったく違う

2頭の魅力の一つが、見ているだけでも伝わってくるほど性格が異なることです。

メイは好奇心旺盛でやんちゃな性格で、頭が良く対応力にも優れているとされています。

その一方で、神経質で怖がりな部分があり、キラの後を追う寂しがりな一面もあります。

対するキラは、細かなことにはあまり動じないマイペースな性格です。

こだわりが強く、気分が乗らないと反応しないこともある一方、少し不器用でおっとりしたところもキラらしい魅力となっています。

活発で器用なメイと、おおらかでマイペースなキラという対照的な組み合わせが、2頭を見続けたくなる理由の一つなのでしょう。

人気の理由②得意技や仕草にそれぞれ個性がある

メイとキラには、それぞれファンの間で知られる特徴的な仕草があります。

メイの代表的な得意技は「イカミミジャンプ」です。

ガラス面に付けられたイカを目がけて水面から高くジャンプするもので、鳥羽水族館のラッコ展示を象徴する光景の一つとなっています。

さらにメイは、貝殻の破片を脇にあるポケットへ器用にしまったり、プールの縁に後ろ足を乗せた独特の姿勢で眠ったりすることでも知られています。

一方のキラは、高速バイバイや高速拍手、受け取った物を投げる「キャッチ&ポイッ」など、素早く手を動かす動作が得意です。

ガラスに鼻を押し付けるような姿も見られ、2頭を知れば知るほど「あれはメイらしい」「これはキラらしい」と違いが分かるようになります。

人気の理由③飼育員とのやり取りまで見どころになっている

鳥羽水族館のラッコ展示では、単に泳いでいる2頭を見るだけでなく、飼育員とのやり取りも大きな見どころです。

食事の時間にはエサを与えるだけでなく、健康状態を確認するためのトレーニングも行われています。

日曜日には体重測定も行われるなど、普段の健康管理そのものが2頭の生活の一部になっています。

メイがキラの食事を少しもらってしまうこともあり、その際には飼育員がキラに不足分を補うような対応をすることもあります。

こうした飼育員との息の合ったやり取りも、ファンにとっては楽しみの一つとなっています。

人気の理由④SNSやライブカメラで全国にファンが増えた

メイとキラの人気を大きく広げた要因として、SNSや動画の存在も欠かせません。

来館者が撮影したかわいい仕草や飼育員とのやり取りがSNSで広がり、実際に鳥羽水族館へ行ったことがない人にも2頭の存在が知られるようになりました。

鳥羽水族館も公式YouTubeでラッコ水槽のライブカメラを配信しており、自宅から2頭の様子を見ることができます。

2026年9月28日以降は健康状態への配慮などから、ライブカメラの配信時間が当面9時30分から17時までに変更されています。

水族館に足を運べない人でも普段の2頭を見守れることが、全国的な人気につながっていると考えられます。

ラッコのメイとキラのプロフィール

ここでは、鳥羽水族館で暮らしているメイとキラの基本的なプロフィールを比較してみます。

項目メイキラ
生年月日2004年5月9日2008年4月21日
年齢22歳18歳
性別メスメス
出身鳥羽水族館アドベンチャーワールド
父親リンクスカン
母親ポテトフローラ
体長約100cm約90cm
体重約20kg約21kg
性格好奇心旺盛・やんちゃ・神経質な一面もマイペース・こだわりが強い・おっとり
好きな食べ物イセエビ・大きなカニイカ・貝
代表的な得意技イカミミジャンプ高速バイバイ・高速拍手

体長と体重は2026年6月時点で公表されていた数値です。

メイは鳥羽水族館で2004年に誕生し、現在では国内最高齢のラッコとしても知られています。

名前は母親のポテトにちなんで、ジャガイモの品種「メイクイーン」から付けられました。

キラは和歌山県のアドベンチャーワールドで生まれ、2021年3月17日に鳥羽水族館へ移っています。

キラという名前には「みんなに愛されて光輝く存在になってほしい」という願いが込められています。

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メイとキラの関係性は?本当の姉妹ではない

一緒に過ごす姿から姉妹のようにも見えるメイとキラですが、2頭に血縁関係はありません。

メイは鳥羽水族館生まれ、キラはアドベンチャーワールド生まれで、出身も両親も異なります。

キラが鳥羽水族館へやってきたのは2021年3月で、それ以降2頭は同じ施設で生活しています。

性格はかなり違いますが、その違いが2頭の関係をより興味深いものにしています。

寂しがり屋のメイがキラについていくことも

公式に紹介されているメイの性格には「キラの後を追う寂しがりなところ」もあります。

夜になりキラがサブプールへ移動すると、メイがその後をついていく様子も確認されています。

一方で、メイがキラの食べ物を取ってしまうこともあり、キラが怒るような場面が見られることもあります。

ただし、こうしたやり取りは本気のけんかというわけではなく、飼育員も2頭の個性として見守ってきました。

手をつなぐ姿が見られることもある

2頭同時にトレーニングを行う際には、メイとキラが手をつなぐような姿が見られることがあります。

さらに、ごくまれに眠っている時にも手をつないでいることがあるとされています。

こうした自然な距離感も、2頭を長く見守ってきたファンにとって大きな魅力なのでしょう。

鳥羽水族館のラッコ展示にはどんな工夫がある?

鳥羽水族館では、ラッコの健康管理と多くの来館者が安全に観覧できることを両立するため、さまざまな工夫が行われています。

観覧時間を1分間にして混雑を緩和

2025年に国内で飼育されるラッコがメイとキラだけとなったことで、鳥羽水族館には多くの来館者が集まるようになりました。

そのため2025年3月17日からは、ラッコ水槽前の観覧方法が変更されています。

来館者は「極地の海」コーナー入口から観覧列に並び、水槽前のスペースでは約10人ずつ、1分間自由に観覧する方式が導入されました。

短い時間ではありますが、特定の人だけが長時間水槽前に滞在するのを防ぎ、多くの人が2頭を見られるよう配慮された仕組みです。

1日3回の「お食事タイム」

鳥羽水族館では、ラッコのお食事タイムが基本的に9時40分、13時、16時10分の1日3回設けられています。

13時は貝を中心とした食事で、朝と夕方には体調によって「イカミミジャンプ」が見られることもあります。

ただし、これらはショーだけを目的とした動作ではありません。

食事とともに健康確認のためのトレーニングが行われており、ラッコの体調を把握する大切な時間にもなっています。

ライブカメラでも普段の生活を見られる

鳥羽水族館ではラッコ水槽のライブカメラも導入し、館外からでも2頭を見守れる環境を整えてきました。

食事の時間だけではなく、泳いだり、毛づくろいをしたり、眠ったりする普段の姿を見られることも人気の理由です。

一方で現在は、メイとキラの体調を最優先するため、配信方法の変更や停止が行われる可能性もあります。

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キラの現在の体調は?足腰の不調と体重減少

2026年11月1日、鳥羽水族館はキラの現在の状態について発表しました。

キラは2026年8月ごろから足腰の運動機能に不調が見られ、さらに最近では体重の低下も顕著になっているということです。

現在は飼育員や獣医師らが治療とケアに努めています。

ただし、具体的な病名や足腰が不調になった原因、現在の体重などは公表されていません。

キラは18歳という年齢ですが、今回の不調について「加齢が原因」と公式に発表されたわけでもありません。

そのため、病名や原因について推測だけで判断するのは避ける必要があります。

展示復帰予定は発表されていない

キラが通常通りの状態に戻る時期や、展示への本格的な復帰予定についても現時点では発表されていません。

鳥羽水族館は今後の状態によって、ラッコ展示の全面中止やライブ配信の停止を実施する可能性があるとしています。

つまり、現時点で展示全面中止が決定したわけではありませんが、それだけ慎重にキラの状態を見守っていることが分かります。

今後については鳥羽水族館の公式ホームページや公式Xから最新情報が発表される予定です。

メイの現在の体調は?高齢による体力の衰えも

キラだけでなく、22歳となったメイについても体調を考慮したケアが続けられています。

鳥羽水族館は2026年5月、メイについて高齢による影響もあり食事量が減少し、体力の衰えが見え始めていることを発表しました。

その後の発表では、日によって食欲にムラがあり、体重もわずかに減少傾向にあるとされています。

そこで給餌回数を増やし、必要な量を食べられるよう対応が行われています。

ライブカメラについても、給餌や健康観察でスタッフが頻繁に出入りするため、必要に応じて陸上部分にモザイクをかける対応が取られています。

メイは国内最高齢のラッコでもあり、現在はイベントや展示よりも健康状態を最優先した飼育が続けられています。

メイとキラの見分け方は?

初めて見ると似ているように感じる2頭ですが、ポイントを知ると比較的簡単に見分けることができます。

特徴メイキラ
毛の色全体的に白っぽいメイより茶色や濃い色が目立つ
鼻傷跡がある鼻の周りが黄色味を帯びる
ひげ比較的短い比較的長い
動き活発で器用マイペースでおっとり
代表的な仕草イカミミジャンプ高速バイバイ・高速拍手

見た目だけではなく、しばらく観察していると動きや食べ方にもそれぞれの個性が見えてきます。

その違いまで楽しめることが、メイとキラに何度も会いに行くファンが多い理由なのかもしれません。

まとめ

鳥羽水族館のメイとキラは、現在日本の水族館で会える貴重なラッコであり、まったく異なる性格や2頭ならではの関係性が大きな人気につながっています。

  • メイは好奇心旺盛でやんちゃながら、神経質で寂しがりな一面もある
  • キラはマイペースでおっとりしており、こだわりが強い性格
  • 血縁関係はないが、メイがキラの後を追うなど2頭ならではの関係が見られる
  • イカミミジャンプや高速バイバイなど、それぞれ得意な動作がある
  • 鳥羽水族館では1分間の観覧方式やライブカメラなど、混雑や健康面に配慮した展示が行われている
  • キラは2026年8月ごろから足腰に不調があり、現在は体重低下も見られるため治療とケアが続いている
  • メイも高齢による食欲や体力の変化があり、健康状態を最優先したケアが行われている

今では「かわいい人気者」というだけでなく、多くの人が2頭の健康を気遣いながら見守る存在となったメイとキラ。

今後も無理をせず、2頭それぞれのペースで穏やかに過ごしてくれることを願いたいですね。

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