女優の泉ピン子さんをめぐり、映画制作会社のHumanPicturesが東京地方裁判所に訴訟を提起したと発表しました。
きっかけとなったのは、2026年10月23日に行われた映画『AYUMI』『養父』の舞台挨拶です。
当日の発言や登壇をめぐって何があったのか、HumanPictures側の主張と確認されている事実を分けながら整理します。
泉ピン子が訴えられた理由は?HumanPicturesが舞台挨拶での言動を問題視
泉ピン子さんが訴えられた理由について、HumanPicturesは2026年10月23日の舞台挨拶での一連の言動を問題視したと説明しています。
HumanPicturesは11月3日、公式Xで「昨日(11月2日)、弊社は泉ピン子氏に対し、東京地方裁判所に訴訟を提起いたしました」と発表しました。
つまり、過去に泉ピン子さんが元所属事務所との間で経験した借金をめぐる裁判とは別の、新たな訴訟です。
HumanPictures側の発表を整理すると、主に問題として挙げられているのは次のような内容です。
| 項目 | HumanPictures側の主張 |
|---|---|
| 発生した日 | 2026年10月23日 |
| 場所 | 映画『AYUMI』『養父』のジャパンプレミア舞台挨拶 |
| 問題視された発言 | 「帰る」「出ない」「一緒に並ばない」「私は大ベテランなのよ」など |
| 登壇時の状況 | 一連の発言により、最終的に出演者の立ち位置が上下関係を意識した形になったと主張 |
| 観客への発言 | HumanPictures側は「ババア」などの侮辱的な発言があったと主張 |
| 会社側の見解 | パワーハラスメントに当たり得る重大な行為と判断 |
| 提訴日 | 2026年11月2日 |
| 裁判所 | 東京地方裁判所 |
ただし、これらは現時点でHumanPictures側が公表している主張です。
裁判所が泉ピン子さんの行為をパワハラと認定したわけではなく、泉さん側の詳しい反論も現時点では確認されていません。
そのため、今後の裁判で双方の主張や当日の状況がどのように認定されるのかが重要になります。
HumanPicturesとは?泉ピン子の元所属事務所ではない
HumanPicturesは泉ピン子さんの元所属事務所ではなく、映画やドラマなどを制作している会社です。
株式会社HumanPicturesは、映画やドラマ、出版などのエンターテインメント事業を手掛けています。
代表取締役は映画監督や作家として活動する寺西一浩さんです。
泉ピン子さんとは以前から複数の作品で関わりがあり、2026年には『寺西一浩ミステリー・SPELL~第5章~ 正しい呪い』でも寺西優真さんとともに主演を務めています。
今回問題となった映画『AYUMI』『養父』についてもHumanPicturesが制作に関わっており、泉さんは作品に出演していました。
そのため今回の提訴は、所属事務所と所属タレントのトラブルではなく、作品の制作側と出演者との間で起きた問題と考えるのが分かりやすいでしょう。
10月23日の舞台挨拶で何があった?
今回の訴訟を理解するうえで重要なのが、2026年10月23日に行われた映画『AYUMI』『養父』の舞台挨拶です。
泉ピン子が松井秀喜監督の話題を突然切り出す
当日の舞台挨拶では、泉ピン子さんが映画とは直接関係のないプロ野球の話題を切り出す場面がありました。
この日は松井秀喜さんの巨人監督就任が大きなニュースとなっており、阪神ファンとして知られる泉さんは「こんなこと、やってる場合じゃないのよ」と発言しました。
さらに「松井が巨人の監督になったのよ」「阪神から巨人に替えようかな」といった趣旨の発言をし、観客に呼びかける場面もありました。
報道では、泉さんが自由なトークを繰り広げ、会場の笑いを誘っていた様子も伝えられています。
報道陣にも「明日は松井で1面」などと発言
記念撮影の場面では、泉ピン子さんが客席の報道陣に対して「どこの会社?」などと尋ねる場面もあったと報じられています。
スポーツ紙の記者がいることを確認すると、松井秀喜さんの監督就任を念頭に「記者はみんな松井の方に行っている」「明日は松井で1面だから」といった趣旨の発言もしていました。
隣にいた寺西一浩監督に対しても「日が悪かったわね」などと語ったとされています。
この部分については当日の芸能報道でも確認されており、泉さんが予定された舞台挨拶の進行から外れた自由なトークを展開していたこと自体は報じられています。
「私は大ベテランなのよ」発言とは?
一方で、今回HumanPicturesが訴訟理由として特に問題視しているのが、舞台挨拶への登壇前後にあったとする発言です。
HumanPicturesは公式発表で、舞台挨拶への登壇をめぐって泉さんから「帰る」「出ない」「一緒に並ばない」「私は大ベテランなのよ」などの発言があったとしています。
さらに、その結果として登壇者の並び方が最終的に上下関係を意識した形になったと主張しました。
HumanPictures側は、こうした言動について単なる出演者同士の意見の食い違いとは捉えていないようです。
会社側は「相手に強い心理的圧力を与える恫喝とも受け取られかねないもの」と説明し、「パワーハラスメントに当たり得る重大な行為」との見解を示しています。
ただし、「私は大ベテランなのよ」などの発言がどのような会話の流れで出たのかについては、今後の裁判で詳しい事実関係が争われる可能性があります。
発言の一部分だけでは判断できない面もあるため、HumanPictures側の主張だけでパワハラだったと断定することはできません。
観客への「ババア」発言も提訴理由の一つ?
HumanPicturesは出演者やスタッフだけでなく、舞台挨拶を見に来た観客への発言についても問題視しています。
同社の発表では、チケットを購入して作品と出演者を応援するために来場した観客に対し、壇上から「ババア」などと侮辱的な発言をしたとしています。
HumanPicturesは、こうした発言について「お客様の尊厳を傷つけるもの」として容認できないとの姿勢を示しました。
映画の舞台挨拶は出演者だけの場ではなく、作品を楽しみに来た観客や制作スタッフ、共演者など多くの関係者が参加するイベントです。
そのためHumanPictures側としては、出演者間の問題だけではなく、作品や観客への影響も含めて今回の対応を判断したとみられます。
一方、この発言の具体的な場面や対象、前後の会話については、現時点で公表されている情報だけではすべて確認できていません。
この点についても、会社側の主張として分けて見る必要があります。
HumanPicturesはなぜ裁判にまで踏み切った?
HumanPicturesは、今回の問題を単なる舞台挨拶でのトラブルとして処理できないと判断したと説明しています。
同社によると、問題発生後には当日の来場者やメディア関係者などから、泉さんの言動に対する抗議や意見が多数寄せられたとしています。
さらに、会場で一連の出来事を目撃した複数の人物から、当日の状況を記した陳述書も寄せられたと発表しました。
HumanPictures側は関係者からの聞き取りや当日の記録を確認し、専門家を交えて社内で協議や検討を重ねたとしています。
その結果、「単なる個人間の問題として処理すべきものではない」と判断し、法的措置に踏み切ったという説明です。
会社側は「作品を守ること」「出演者・スタッフを守ること」「作品を応援し会場まで足を運んだお客様の気持ちを尊重すること」を今回の判断理由として挙げています。
訴訟の内容や損害賠償額はいくら?
HumanPicturesは東京地方裁判所に訴訟を提起したことを明らかにしていますが、請求内容の詳細は現時点では公表されていません。
公式発表では、具体的な損害賠償請求額や、どの法律上の権利を根拠として訴えているのかまでは明らかにされていません。
そのため「○○円の損害賠償を求めている」などと現段階で断定することはできません。
HumanPicturesは今後について「司法の場において事実関係を明らかにしてまいります」としています。
訴状の内容や第1回口頭弁論などが明らかになれば、今回の訴訟で何が具体的に争われるのかも見えてくるでしょう。
泉ピン子側の反応は?
2026年11月3日時点では、今回のHumanPicturesによる提訴について、泉ピン子さん側から詳しい反論や見解が公表されたことは確認できていません。
そのため、現在明らかになっている提訴理由の多くはHumanPictures側の説明に基づくものです。
裁判では原告側だけでなく、被告となった側の主張や証拠も踏まえて事実関係が判断されます。
今後、泉さん本人や所属事務所のPi企画などからコメントが出れば、今回の舞台挨拶について異なる説明が示される可能性もあります。
現段階では、一方の主張だけをもって泉さんに法的責任があると決めつけないことが重要です。
過去の元所属事務所との裁判とは別件
「泉ピン子が訴えられた」と聞いて、過去の所属事務所との裁判を思い浮かべる人もいるかもしれません。
泉ピン子さんは50代で当時の所属事務所から独立しようとした際、巨額の借金をめぐる訴訟に発展した経験を本人が明かしています。
しかし、今回のHumanPicturesによる提訴とはまったく別の出来事です。
| 過去の裁判 | 今回の訴訟 | |
|---|---|---|
| 相手 | 当時の所属事務所 | HumanPictures |
| 主な争点 | 独立や借金をめぐる問題 | 映画舞台挨拶での言動 |
| 時期 | 泉さんが50代の頃 | 2026年 |
| 関係 | 芸能事務所と所属タレント | 映画制作会社と出演者 |
HumanPicturesは泉さんの元所属事務所ではなく、近年泉さんが出演する映画やドラマを制作してきた会社です。
今回はこちらの関係性から起きた新たな訴訟となります。
SNSの反応
HumanPicturesの発表はXで大きく拡散され、泉ピン子さんが実際に提訴されたことへの驚きが広がっています。
特に「舞台挨拶で何があったのか」「大ベテラン発言だけで裁判になったのか」と、提訴に至るまでの経緯を知りたいという反応が目立ちます。
一方で、HumanPictures側の説明だけでは当時の状況をすべて判断できないとして、泉さん側の説明や裁判の経過を待つべきだという見方もあります。
また、舞台挨拶は映画を楽しみに来た観客のための場であることから、出演者の発言や振る舞いについて制作側がどこまで責任を負うべきなのかという議論にも広がっています。
今後、泉さん側の反応や訴状の具体的な内容が明らかになれば、SNSでの受け止め方も変化する可能性があります。
まとめ
泉ピン子さんをめぐる今回の訴訟は、2026年10月23日に行われた映画『AYUMI』『養父』の舞台挨拶での一連の言動が発端です。
- HumanPicturesは2026年11月2日に泉ピン子さんを東京地方裁判所へ提訴したと発表した。
- 問題となったのは10月23日の『AYUMI』『養父』舞台挨拶での言動。
- HumanPictures側は「帰る」「出ない」「一緒に並ばない」「私は大ベテランなのよ」などの発言があったと主張している。
- 観客に対する「ババア」などの発言も問題視している。
- 同社は一連の言動についてパワーハラスメントに当たり得る重大な行為との見解を示している。
- 請求額や詳しい訴訟内容は現時点では公表されていない。
- 泉ピン子さん側の詳しい反論は現時点では確認されていない。
- 裁判所がパワハラや法的責任を認定した段階ではなく、今後の裁判で事実関係が争われる。
HumanPicturesは、出演者やスタッフ、観客、作品を守るために法的措置が必要だと判断したと説明しています。
今後は泉ピン子さん側が今回の舞台挨拶についてどのように説明するのか、そして裁判でどのような事実関係が明らかになるのかが注目されます。


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