Facebook『ベトナム市場』の犬肉販売疑惑とは?cầyは犬?動物の正体や日本での違法性も

Facebookの「ベトナム市場」とされるグループに投稿された、解体された動物の画像がXで注目を集めています。

投稿にはベトナム語で販売や発送をうかがわせる文章もあり、「犬肉を販売しているのではないか」と疑問視する声が広がりました。

一方で、画像がどこで撮影されたものなのか、写っている動物が本当に犬なのかなど、現時点では確認できていない点もあります。

目次

Facebook「ベトナム市場」の犬肉販売疑惑とは?

今回の騒動は、Facebook上の「ベトナム市場」とされるグループに掲載された複数の投稿が、Xで紹介されたことから広がりました。

Xに投稿されたスクリーンショットでは、「Ngọc Bích」という名前のアカウントから、毛が取り除かれた動物や解体されたとみられる動物の画像が投稿されています。

画像の中には、動物の体だけでなく、内臓とみられるものや血液のような液体が入った容器が写っているものもありました。

さらに投稿文には、購入を希望する人にメッセージを促したり、発送を行うことを示しているとみられるベトナム語も書かれています。

食事を紹介するだけの投稿とは異なり、複数回にわたって動物の肉を販売しているように見える内容だったことから、Xでは大きな関心を集めることになりました。

同じアカウントから複数の画像が投稿されている

今回注目されているのは、一つの画像だけではありません。

同じアカウントから、体形の異なる複数の動物とみられる画像が投稿されています。

最初に拡散された画像には、頭部や脚、尾などが残った状態の動物が写っており、Xでは「犬に見える」と指摘する声が相次ぎました。

別の投稿では、最初の個体とは形が異なる細長い動物も確認できます。

投稿文にも複数の動物を指すとみられる言葉が使われているため、投稿者が一種類だけではなく、複数種類の動物を扱っている可能性もあります。

ただし、これらの画像がどこで撮影されたのかは分かっていません。

日本国内で撮影されたのか、ベトナムなど海外で撮影されたものなのかについても、公開されているスクリーンショットからは確認できない状態です。

「cầy」は犬?ベトナム語ではどんな意味?

今回の犬肉販売疑惑を考えるうえで注目されているのが、投稿に登場する「cầy」というベトナム語です。

「cầy」には、ジャコウネコなどのジャコウネコ科の動物を指す意味があります。

一方で、食べ物について使われる場合には、犬や犬肉を婉曲的に表す言葉として使われることもあります。

ベトナム語の「thịt cầy」は、犬肉を意味する表現として使われています。

今回確認された投稿の一つには、「cầy」とともに血や内臓を付けることを意味するとみられる文章も掲載されていました。

そのため、食肉販売をうかがわせる今回の文脈では、「cầy」が犬を指している可能性も考えられます。

ただし、「cầy」という単語だけで、画像に写っている動物が犬だと確定することはできません。

「chồn」と書かれた投稿もある

別の画像では、「cầy」ではなく「chồn」という言葉が使われています。

「chồn」はベトナム語で、イタチやジャコウネコ類などを指す言葉として使われます。

最初にXで拡散された画像にも「chồn」と書かれているため、その画像については投稿文だけから犬だと判断することはできません。

一方で、同じアカウントから「cầy」と書かれた別の投稿も確認されているため、すべての画像が同じ動物を写したものとも限りません。

それぞれの画像とベトナム語の文章を分けて確認する必要があります。

スポンサーリンク

画像に写っている動物の正体は?

画像の動物が何なのかについては、Xでも多くの関心が集まっています。

特に頭部や脚が残っている個体については、耳や鼻、体形などから犬ではないかと見る人が多くいます。

ただし、毛が取り除かれ、解体や加熱が行われたような状態では、生きているときの外見と大きく異なります。

ジャコウネコ類など、犬に似て見える特徴を持つ別の動物である可能性も否定できません。

また、別の投稿では「nai」という鹿を指す言葉と関係するとみられる記述も確認できます。

投稿者が実際に何種類の動物を扱っているのか、画像と商品名がそれぞれ一致しているのかについても明らかになっていません。

現段階では「犬に見える画像がある」「犬肉を意味する場合があるcầyという言葉が使われている」というところまでが確認できる情報です。

画像は日本国内で撮影されたものなの?

今回の騒動で特に注意したいのが、Facebookグループと画像の撮影場所を分けて考える必要がある点です。

Xでは、「ベトナム市場」の管理者が大阪在住とされ、岡山や京都、奈良など日本各地にメンバーがいるとの情報が紹介されています。

しかし、日本在住者が参加するFacebookグループに掲載されたことだけでは、画像が日本国内で撮影されたことにはなりません。

公開されているスクリーンショットには、撮影場所を特定できる情報がほとんどありません。

日本で動物を入手したのか、日本で解体したのか、海外で処理された肉を日本で販売しているのかも現時点では不明です。

そのため、「日本で犬を捕まえて解体している」と断定できる情報は確認されていません。

スポンサーリンク

日本で犬肉を販売することは違法なの?

今回の騒動を受け、「日本では犬肉を売ってもいいのか」という疑問も多く見られます。

2026年10月時点で、日本では犬肉の食用や販売そのものを一律に禁止する法律が施行されているとは確認できません。

過去の国会答弁でも、犬肉は食品衛生法上では食肉の一類型として扱われ、安全性が確保されれば国内で流通や販売が可能と説明されています。

食肉として流通させる場合には、保存方法など食品衛生法上の基準が適用され、飲食店で提供する場合には営業許可を受けた施設で衛生上の基準を守る必要があります。

犬肉を禁止することについては国会でも議論が続いており、2026年5月の国会でも、超党派の議員連盟で規制に向けた議論が行われていることが説明されています。

入手方法や販売方法によっては別の問題になる

犬肉そのものが一律禁止されていないからといって、どのような方法で入手して販売しても問題ないわけではありません。

例えば、他人が飼っている犬を無断で持ち去った場合には、窃盗などの問題が生じる可能性があります。

動物の殺傷方法によっては、動物愛護管理法との関係が問題になる可能性もあります。

また、犬ではなく野生動物だった場合には、種類や捕獲方法によって鳥獣保護管理法など別の法律が関係することも考えられます。

食品として販売する場合についても、販売方法や加工、保存などに応じて食品衛生法上のルールを守る必要があります。

海外から肉を持ち込んだ場合はどうなる?

画像が海外で撮影された可能性もあるため、肉を海外から日本へ持ち込んだ場合についても確認しておく必要があります。

日本へ肉製品を持ち込む場合には、動物検疫などの規制があります。

農林水産省は、海外からの肉製品について、少量や個人消費目的であっても原則として持ち込みが禁止されるものがあると案内しています。

犬肉についても、過去の国会答弁では、食用として輸入する際に食品衛生法に基づく届出が必要で、家畜衛生の観点から動物検疫所による検査が行われると説明されています。

今回の投稿の商品が海外から日本へ持ち込まれたものなのかについては確認されていません。

Xではどんな反応が出ている?

Xでは、画像の内容に衝撃を受けたという反応とともに、動物の正体や入手経路を疑問視する声が広がっています。

「犬に見える」「本当に犬なのか確認してほしい」といった声のほか、「もし日本にいる犬ならどこから手に入れたのか」と入手経路を気にする投稿も見られます。

飼い犬を心配する声や、警察や保健所などに確認してほしいという意見も出ています。

一方で、画像だけで犬と断定することへの慎重な意見や、日本では犬肉の販売自体が直ちに違法になるわけではないと指摘する反応もあります。

さらに、一部では「日本で犬を盗んでいるのではないか」といった情報も拡散されていますが、今回のFacebook投稿との関係を裏付ける情報は確認されていません。

国籍や外国人問題に結び付ける反応も見られますが、投稿者の詳しい身元や、画像の撮影場所、動物の入手経路が確認されていない段階では分けて考える必要があります。

ベトナムでは犬の窃盗と食肉販売事件も

今回のFacebook投稿とは別に、ベトナムでは2026年10月、盗まれた犬の肉を大量に買い取っていた飲食店関係者らが摘発される事件が報じられています。

ホーチミン市警察は、犬や猫を盗んでいたとされるグループについて捜査を進め、盗まれた犬の肉を購入していた飲食店関係者も逮捕しました。

捜査では、10トンを超える犬肉が取引された可能性も報じられています。

ただし、この事件はベトナム国内で起きた別の事件です。

今回のFacebook「ベトナム市場」の投稿と関係があることを示す情報はなく、両者を結び付けることはできません。

現時点で確認できることと不明なこと

画像の印象が強いだけに、確認できている情報とSNS上の推測を分けて見ることが大切です。

内容現時点の状況
Facebookに解体された動物の画像が投稿されているスクリーンショットで確認できる
販売や発送をうかがわせる文章がある投稿文から確認できる
「cầy」という言葉が使われている確認できる
「cầy」が犬肉を指す場合があるベトナム語の用法として確認できる
「chồn」という言葉が使われた別投稿がある確認できる
画像の動物が犬である確定していない
画像が日本で撮影された確認されていない
日本国内で動物を捕獲した確認されていない
日本国内で解体した確認されていない
飼い犬を盗んで販売した確認されていない
違法な方法で販売している現時点では判断できない

今後、投稿者側の説明や警察、自治体、保健所などによる確認が行われれば、動物の種類や画像の撮影場所、入手経路などが明らかになる可能性があります。

まとめ

Facebook「ベトナム市場」の犬肉販売疑惑について、現在分かっている情報を整理しました。

  • Facebook上で解体された動物の画像を使った販売とみられる投稿が複数確認されている。
  • 投稿には「cầy」や「chồn」など複数の動物を指すベトナム語が使われている。
  • 「cầy」は食肉の文脈では犬肉を意味する場合がある。
  • 画像の動物が犬なのかは現時点では確定していない。
  • 画像が日本国内で撮影されたものかどうかも不明。
  • 日本で捕獲や解体が行われたことを示す情報は確認されていない。
  • 日本では犬肉の販売そのものを一律に禁止する法律は現時点で確認されていない。
  • 入手方法や輸入、加工、販売方法によっては別の法律が関係する可能性がある。

Xでは急速に情報が拡散していますが、「犬に見える」という印象と確認された事実は分けて考える必要があります。

今後、画像の撮影場所や動物の正体、実際の販売経路について新たな情報が出るのか注目されます。

コメント

コメントする

目次