映画『八日目の蟬』や『ソロモンの偽証』など、数多くの作品を手掛けてきた映画監督の成島出さん。
2026年8月24日に65歳で亡くなったことが発表され、これまでの経歴や家族、代表作品にも改めて注目が集まっています。
成島出監督の経歴や学歴、妻や子供などの家族構成、代表作や死因についてまとめました。
成島出監督の経歴や学歴は?
成島出監督は、山梨県甲府市出身の映画監督・脚本家です。
| 名前 | 成島 出(なるしま いずる) |
|---|---|
| 生年月日 | 1961年4月16日 |
| 出身地 | 山梨県甲府市 |
| 職業 | 映画監督・脚本家 |
| 出身高校 | 山梨県立甲府東高等学校 |
| 大学 | 駒澤大学 |
| 監督デビュー | 『油断大敵』 |
| 享年 | 65歳 |
成島出監督は1961年に山梨県甲府市で生まれました。
高校は山梨県立甲府東高等学校に通っており、同校の1期生です。
甲府東高校から駒澤大学へ進学
甲府東高校を卒業後は駒澤大学へ進学しました。
大学では映画サークルに所属し、本格的に自主映画の制作を始めています。
1986年には、自ら監督・制作・脚本を担当した自主映画『みどり女』が、第9回ぴあフィルムフェスティバルに入選しました。
当時24歳だった成島監督にとって、この作品が映画の世界へ進む大きなきっかけとなりました。
脚本家を経て映画監督へ
『みどり女』の入選後は、森崎東監督や長谷川和彦監督らのもとでシナリオを学び、相米慎二監督などの作品で助監督を経験しています。
その後、1994年に『大阪極道戦争 しのいだれ』で脚本家としてデビュー。
脚本家としては、『日本沈没』や『クライマーズ・ハイ』など数多くの映画作品に携わりました。
そして2004年、役所広司さんと柄本明さんが出演した『油断大敵』で映画監督としてデビュー。
同作では藤本賞新人賞やヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞し、映画監督としても高い評価を受けるようになります。
成島出監督の妻や子供など家族構成は?
成島出監督は自身の作品について数多くのインタビューに答えてきましたが、プライベートな家族についてはほとんど明かしていません。
妻について
成島出監督の妻について、名前や年齢、職業などの具体的な情報は公表されていません。
所属事務所のプロフィールやこれまでのインタビューでも、結婚や妻について詳しく紹介されたものは確認されていません。
そのため、結婚していたかどうかを含め、妻に関する詳細は明らかになっていません。
子供について
成島出監督の子供についても、人数や名前、年齢などは公表されていません。
2026年8月に発表された訃報では、葬儀は故人の意向を尊重して親族のみで執り行われたことが明らかにされています。
一方で、妻や子供など個別の家族については触れられていませんでした。
父親は17歳で特攻隊に志願していた
成島出監督は、自身の父親については過去のインタビューで詳しく語っています。
父親は大正生まれで、17歳のときに志願して特攻隊に入り、戦争を生き延びた人物だったそうです。
しかし、成島監督自身は父親が生きている間、その過去を知らなかったといいます。
父親が亡くなった後、伯父から初めて戦争中の話を聞き、母親も知らなかった事実だったことを明かしています。
母親は息子に安定した道を歩んでほしいと考えていた一方、父親は成島監督が映画の道へ進むことを止めず、やりたいことを応援してくれたそうです。
後になって父親の戦争体験を知り、自分の人生を自由に選ばせてくれた理由が分かったと振り返っていました。
成島出監督の代表作は?
成島出監督は、社会問題や家族、人と人とのつながりを描いた作品を数多く手掛けています。
主な監督作品には次のようなものがあります。
- 『油断大敵』(2004年)
- 『フライ,ダディ,フライ』(2005年)
- 『ミッドナイトイーグル』(2007年)
- 『孤高のメス』(2010年)
- 『八日目の蟬』(2011年)
- 『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(2011年)
- 『草原の椅子』(2013年)
- 『ふしぎな岬の物語』(2014年)
- 『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』(2015年)
- 『ちょっと今から仕事やめてくる』(2017年)
- 『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(2020年)
- 『いのちの停車場』(2021年)
- 『ファミリア』(2023年)
- 『銀河鉄道の父』(2023年)
- 『52ヘルツのクジラたち』(2024年)
『八日目の蟬』で日本アカデミー賞10冠
成島出監督の代表作として特に知られているのが、2011年公開の『八日目の蟬』です。
角田光代さんの同名小説を映画化した作品で、井上真央さんや永作博美さんらが出演しました。
同作は第35回日本アカデミー賞で最優秀作品賞や最優秀監督賞など10部門で最優秀賞を受賞。
成島監督自身も最優秀監督賞を受賞し、日本を代表する映画監督の一人として広く知られるきっかけとなりました。
晩年まで映画を撮り続けた
その後も『ソロモンの偽証』『いのちの停車場』『銀河鉄道の父』など話題作を次々と発表しました。
2024年には、町田そのこさんのベストセラー小説を杉咲花さん主演で映画化した『52ヘルツのクジラたち』を監督。
所属事務所の監督作品一覧では、この作品が最後に掲載されている監督作品となっています。
成島出監督の死因は?
成島出監督は2026年8月24日、65歳で亡くなりました。
所属事務所が8月28日に訃報を発表し、葬儀については本人の強い意向を尊重して親族のみで執り行われたとしています。
その後、成島監督が肺がんのため東京都内の病院で亡くなったことが報じられました。
2017年にも肺がんを発症していた
成島出監督は以前にも肺がんを患っていました。
2017年に肺がんが判明し、治療のため1年以上映画の現場を離れています。
当時制作を進めていた映画も延期となりましたが、闘病を経て映画制作へ復帰しました。
入院中には、以前『ふしぎな岬の物語』でタッグを組んだ吉永小百合さんから、がん封じのお守りと励ましの手紙が届いたそうです。
成島監督はその言葉に励まされ、再び吉永さんと映画を作りたいという思いが闘病の大きな支えになったと語っていました。
その願いは2021年公開の映画『いのちの停車場』で実現しています。
一度は肺がんから映画の現場へ復帰し、その後も『ファミリア』『銀河鉄道の父』『52ヘルツのクジラたち』などを世に送り出していました。
まとめ
今回は、成島出監督の経歴や学歴、妻や子供などの家族構成、代表作や死因についてまとめました。
成島監督は甲府東高校から駒澤大学へ進み、大学時代の自主映画制作をきっかけに映画の世界へ入りました。
脚本家や助監督として経験を重ねた後、『油断大敵』で監督デビューし、『八日目の蟬』では日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞しています。
妻や子供について詳しい情報は公表されていませんが、父親が戦争を生き延びた元特攻隊員だったことを本人が明かしていました。
2017年には肺がんを患いながらも映画制作へ復帰し、その後も第一線で作品を作り続けた成島出監督。
『八日目の蟬』をはじめ、成島監督が残した数多くの作品はこれからも多くの人に見続けられていくのではないでしょうか。


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