東京メトロ日比谷線のホームで、電車の車体にスマートフォンをテープで貼り付ける動画がSNSで拡散されています。
動画を投稿したのはストリート系ファッションブランド「JANPARI」の公式アカウントで、商品の宣伝を目的とした撮影だったとみられています。
一方で「東京メトロから撮影許可を取っていたのか」「電車にスマホを貼り付けて大丈夫なのか」といった疑問や批判が相次いでいます。
JANPARIは日比谷線で何をした?
JANPARIが投稿した動画で問題視されているのは、東京メトロ日比谷線のホームで電車の車体にスマートフォンをテープで固定するような撮影を行ったことです。
動画では、男性がホームに停車している電車の外側にスマートフォンを貼り付けるような様子が映っています。
その後、電車が発車すると、男性がホーム上を電車と並ぶように走る場面へと切り替わります。
映像には駅名標も映っており、撮影場所は東京メトロ日比谷線の小伝馬町駅です。
- 日比谷線・小伝馬町駅のホームで撮影
- 電車の外側にスマートフォンをテープで固定する様子
- 発車する電車と並ぶようにホームを走る様子
- InstagramやTikTokなどに動画を投稿
- 投稿にはJANPARIの商品に関する情報も掲載
こうした内容から、JANPARIの商品を印象的に見せるためのプロモーション動画だったとみられています。
ただし、動画を見る際に注意したい点もあります。
スマートフォンを車体に貼り付ける場面と、その後に男性がホームを走る場面には映像上のカットがあります。
そのため、スマートフォンが実際にそのまま電車に取り付けられ、走行中の映像を撮影していたのかまでは確認されていません。
JANPARIは撮影許可を取っていた?
今回の撮影をめぐり、SNSで特に多く疑問視されているのが東京メトロから撮影許可を得ていたのかという点です。
JANPARIが東京メトロから撮影許可を得ていたという情報は、現時点では公表されていません。
JANPARI側からも、東京メトロの許可を得て撮影したとする説明は確認されていません。
今回の動画については東京メトロ側に事実関係や認識を確認する動きも出ており、今後、撮影許可の有無などが明らかになる可能性があります。
また、単に「駅で動画を撮影すること」と「電車の車体に撮影機材を取り付けること」は同じではありません。
仮に駅構内での撮影について相談していたとしても、スマートフォンを車体にテープで固定する行為まで認められていたのかは別に確認する必要があります。
東京メトロの撮影ルールはどうなっている?
東京メトロは、駅構内や列車内での撮影について公式サイトでルールを公開しています。
個人が趣味などで撮影する場合について、主に次のような行為を控えるよう求めています。
- 軌道内や立ち入り禁止区域へ入って撮影する行為
- ホーム柵や白線から外側へ乗り出して撮影する行為
- フラッシュや照明を使用する行為
- 脚立・三脚・一脚・自撮り棒などを使用する行為
- 周囲の利用客や従業員を無断で撮影する行為
- 列車の安全運行や他の利用客の迷惑となる撮影
さらに今回、特に注目されているルールがあります。
東京メトロは、SNSなどで収益性のある投稿を行うなど、営利活動につながる撮影については、東京メトロが許可した場合を除いて原則断るとしています。
また、法人として商用目的で撮影する場合についても、東京メトロお客様センターへ問い合わせたうえで相談するよう案内しています。
JANPARIは衣類を販売しているブランドであり、今回の投稿にも商品に関する情報が掲載されていたことから、撮影許可の有無に注目が集まっているわけです。
なぜ電車にスマホを貼り付ける行為が問題視されている?
今回の動画には、単なる撮影マナーだけではなく安全面を心配する声も相次いでいます。
特に多いのが、車体に取り付けたスマートフォンが何らかの理由で外れた場合を心配する声です。
走行する鉄道車両の周辺では、安全運行を最優先に考える必要があります。
また、ホーム上を走る行為についても、他の利用客との接触や転倒などにつながる可能性があります。
今回の映像では男性が走っている付近に多くの利用客がいる様子は確認できませんが、人が少なければ問題ないというものでもありません。
東京メトロも、撮影によって列車の安全運行を妨げたり、他の利用客の迷惑となったりすると判断した場合には、係員が撮影中止を求める可能性があるとしています。
「不審物に見える」と心配する声も
今回の動画には、安全面とは別に「車体に何かが貼り付けられていたら怖い」という声もあります。
鉄道では、不審な物を見つけた場合には駅係員や乗務員に知らせるよう利用客に呼びかけています。
一般の利用客から見れば、誰が何の目的でスマートフォンを車体に取り付けたのか分からない可能性もあります。
そのためSNSでは、
- 何が貼り付けられているのか分からず怖い
- 落下した場合はどうするのか
- 公共交通機関を広告撮影に使っていいのか
- 撮影許可を本当に取っているのか
- ホームを走ること自体も危険ではないか
といった意見が相次ぎました。
特に今回のようにブランド公式アカウントによる宣伝目的とみられる投稿だったことで、個人による動画撮影以上に厳しい目が向けられているようです。
JANPARIとはどんなブランド?
JANPARIは、Tシャツやトラックスーツ、パンツ、ニットなどを販売しているファッションブランドです。
公式オンラインショップでは「Tracksuit」シリーズをはじめ、さまざまなストリート系アイテムを展開しています。
今回問題となっている動画もブランド公式アカウントから投稿され、商品の名称や価格とみられる情報が掲載されていました。
そのため、単なる個人的な動画ではなく、JANPARIの商品の宣伝を兼ねた撮影だったとみられています。
JANPARIや東京メトロの今後の対応は?
今回の動画をめぐっては、撮影方法に対する批判だけでなく、撮影許可の有無についても関心が集まっています。
現時点では、JANPARIから今回の撮影について詳しい経緯を説明する公式発表は確認されていません。
また、東京メトロがJANPARIに撮影を許可していたのか、今回の行為をどのように認識しているのかについても明らかになっていません。
今後は、
- JANPARIは撮影許可を取っていたのか
- 東京メトロが今回の撮影を把握していたのか
- スマートフォンは実際に走行中も車体に付いていたのか
- JANPARI側から説明や謝罪が出るのか
- 東京メトロがどのような対応を取るのか
といった点が焦点になりそうです。
まとめ
今回は、JANPARIが日比谷線で何をしたのか、撮影許可や電車にスマホを貼り付けた経緯、東京メトロの撮影ルールについてまとめました。
- JANPARIの公式アカウントが日比谷線で撮影した動画を投稿
- 撮影場所は小伝馬町駅
- 男性が電車の外側にスマートフォンをテープで固定する様子が映っていた
- 発車後には男性がホーム上を電車と並ぶように走る場面もあった
- 映像にはカットがあり、スマホが走行中も実際に取り付けられていたかは確認されていない
- 東京メトロから撮影許可を得ていたという情報は公表されていない
- 東京メトロでは営利目的につながる撮影は許可した場合を除き原則断っている
- 法人による商用目的の撮影は事前相談が必要
商品の宣伝を目的としたインパクトのある映像だったとみられますが、公共交通機関で行われた撮影だったことから、安全面や撮影許可をめぐって大きな議論となっています。
JANPARIや東京メトロから新たな説明が出れば、撮影の詳しい経緯も明らかになってきそうです。


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