角田 夏実(つのだ なつみ)は、女子柔道48㌔級の日本代表としてパリ五輪出場の切符を掴み、金メダル候補との注目の高い選手の一人です。
関節技の鬼との異名もあるほど、得意な関節技も柔術経験を活かした彼女ならではの強さの一つでもあります。
そんな彼女の柔術との出会い、そしてパリ五輪の切符を掴んだ過程を見ていきましょう。
柔術との出会い

大学時代に柔術との出会いがありました。
大学OBの方が、大学の道場を部活で使っていない時間帯に、一般の方たちと一緒にサンボや柔術の練習をしていたのを見ていたそうです。
そして、柔道の強化になればと思い参加させてもらったのが出会いだったようです。
柔道と柔術は似ている面もあるとはいえ、自ら他の競技に参加して、自分に取り入れようする姿勢は感心させられますね。
大学では、高校などでやってきた練習よりも少なく、結構時間があったのだといいます。
だからなのか、柔術の練習は、多い時で週4日もをされてたというのですから驚きですね。
その中で、柔術の技術を取り入れて寝技からの関節技に磨きをかけていったのでしょう。
先週は女子柔道家の角田夏実選手が練習に参加してくださいました。ありがとうございました! pic.twitter.com/fS2RsnVOA6
— 小野瀬龍也 (@onose_redips) December 15, 2020
柔道と柔術との違い

柔道と柔術の大きな違いは、「投げ技による一本勝ちがない」ことです。
柔道では、投げ技が綺麗に決まれば「一本」とされ勝敗が決しますが、柔術は投げても一本勝ちはなく
寝技や関節技を使った勝ち方をしなければいけません。
柔道は、「立ち技」「寝技」が中心で、柔術は「寝技」「関節技」が中心です。
【関節技の鬼】と言われる所以

『関節技の鬼』と言われるようになったのは、2023年グランドスラム東京での出来事だったようです。
以前から関節技が得意なことは、ライバルたちは知っており、警戒も強かったと思うのですが、4試合全て関節技で一本勝ちをしています。
決勝では、得意の巴投げから関節技に持ち込み『一本』!
しかもそれが、わずか開始25秒の圧勝劇だったため、この異名が付いたとも言われています。
「投げ技」や「寝技」が中心の世界、
しかも世界の猛者相手にすべての試合を関節技で勝利するのだから、『関節技の鬼』といっても過言ではありませんね。
パリ五輪の切符を掴んだ!

2023年に行われた世界選手権大会で、見事優勝!
世界選手権で3連覇を達成したことで、パリ五輪への切符を掴みました。
2019年に五輪出場の夢をかなえるために52㌔級から48㌔級へ本格転向し、あきらめない気持ちで掴み取ったものでした。
本人は、「ここがゴールではなく、スタートライン。金メダルを獲って応援してくれた方々に恩返しをしたい」と抱負を語っています。
【関節技の鬼】角田夏美の柔術経験がパリ五輪出場の切符を掴んだ!まとめ
いかがでしたか?
関節技の鬼と言われるほど独自のスタイルを築き上げ、世界の頂点を目指していく姿は、人々を惹きつけること間違いなしです!
パリ五輪では是非とも金メダルを獲得してほしいですね。
この階級での金メダル獲得となれば、2004年アテネ五輪の谷亮子さん以来20年ぶりの快挙だそうで期待が高まります。
これからも角田夏実さんを応援していきましょう!
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