M-1準優勝や朝の情報番組などで、すっかりお茶の間でも知られる存在になったおいでやす小田さん。
一方でネットを見てみると
- 「うるさいだけで面白くない」
- 「叫んでるだけにしか見えない」
といった声があるのも事実です。
この記事では
- そもそもどんな芸人さんなのか
- SNSでどんな賛否が出ているのか
- 「面白くない」と言われてしまう理由
- それでもテレビでよく見かける理由
- どんなところが“好みの分かれ目”なのか
をできるだけ落ち着いた目線でわかりやすく整理してみます。
おいでやす小田とは
まずは簡単なプロフィールから。
- 本名:小田 芳裕(おだ よしひろ)
- 生年月日:1978年7月25日
- 出身地:京都府京都市
- 所属:吉本興業
お笑い養成所(NSC)を経てデビューし、コンビ解散後はピン芸人として活動。
ピン芸人の大会「R-1ぐらんぷり」では、何度も決勝に進出しています。
さらに、こがけんさんとのユニット「おいでやすこが」としてM-1グランプリで準優勝したことで、
一気に知名度が跳ね上がりました。
芸風の特徴
- ボケや理不尽な状況に対して全力の大声でツッコミを入れる
- いわゆる“キレ芸・絶叫ツッコミ”
が大きな持ち味です。
短い尺のネタや勢い重視のバラエティでは、この「大声ツッコミ」がドカンとハマるタイプの芸人さんと言えます。
SNSの反応
SNSでは、「うるさくて苦手」という声から「あのテンションがクセになる」という声までかなり賛否が分かれています。
否定的な声
SNSやコメント欄などでは、こんな意見が目立ちます。
- 「声が大きすぎてしんどい」
- 「怒鳴ってるだけで何が面白いのかわからない」
- 「同じようなツッコミばかりで飽きる」
特に長時間ずっと大声ツッコミが続く企画だと
「うるさく感じてしまう」
「見ていて疲れる」
という声が出やすいようです。
好意的な声
一方で、もちろんポジティブな声もたくさんあります。
- 「うるさいんだけどそこが逆に面白い」
- 「あれだけ全力でキレてくれるとスカッとする」
- 「一本だけじゃなく、何本も続けて見たくなる」
「あのテンションだからこそ笑える」「分かりやすくて好き」という人も多く、まさに“ハマる人にはドハマりする芸風”と言えます。
「面白くない」と言われる理由
では、なぜ「面白くない」と感じる人もいるのか。
よく挙がるポイントを整理してみます。
① 大声ツッコミがきつく感じる
一番多いのは、やはり「音量」の問題です。
- テレビの前でゆっくりしたいタイミングで、いきなり大声がくる
- 他の出演者に比べて声が抜けて聞こえる
- 長時間続くと耳や頭が疲れてしまう
といった理由から
「ネタの内容以前に声の大きさがしんどい」
という評価になってしまうことがあります。
②「叫んでいるだけ」に見えてしまう
大声ツッコミが続くと視聴者によっては
- ネタの構成やシチュエーションより
- 「怒鳴っている印象」の方が強く残る
という状態になりがちです。
その結果
- 「テンション任せに見える」
- 「細かい言葉の面白さが伝わってこない」
と感じる人も出てきます。
実際には、声を上げるタイミングや言葉の繰り返し方など細かい「計算」はあるはずですが、
テレビで一部だけ切り取られると「常に叫んでいる人」に見えやすいのは確かです。
③ トーク番組では持ち味が出にくいことも
ネタの舞台では高く評価されている一方で
- 大人数のひな壇トーク
- 落ち着いた空気の情報番組
では本人の良さが出にくい場面もあります。
もともと
- 限られた時間の中で
- ネタを一気に爆発させるスタイル
が得意なタイプなので
- ゆっくり話を広げていくトーク
- 空気を読みながら抑えたり、前に出たり…と調整する場
では「ネタほどの破壊力は感じない」という視聴者も出てきます。
このギャップが
「ネタは好きだけど、トーク番組だと微妙」
といった評価につながっている面もありそうです。
それでもよく見かけるのは人気があるから
ここまで読むと
「そんなに賛否があるのに、なんであんなにテレビに出てるの?」
と感じるかもしれません。
理由としては、ざっくり次の3つが考えられます。
① 賞レースで結果を出している
- R-1決勝常連
- M-1準優勝
という実績は「芸人としてのネタの力」「技術」が認められている証拠です。
視聴者の好き嫌いは分かれても制作側や同業の芸人からは
「ちゃんと笑いを取ってくれる人」
「任せられる人」
として見られていると考えられます。
② 番組にとって“役割が分かりやすい”
バラエティ番組的には
- 誰かがボケる
- 誰かがしっかりツッコむ
という役割分担があると構成がしやすくなります。
おいでやす小田さんは
- ボケがどれだけ暴れても
- とりあえず全力でツッコんでくれる
という“ツッコミ役・まとめ役”として番組側からすると非常に「使いやすい」存在でもあります。
③ 「うるさい」がそのまま“個性”になっている
好みが分かれる一方で
- 「あのうるささがクセになった」
- 「静かな番組が多い中で、あのテンションがちょうどいい」
という声もあります。
同じ特徴でも
- マイナスに感じる人 → 「面白くない」
- プラスに感じる人 → 「めちゃくちゃ好き」
と真逆の評価になりやすいところが、逆に“キャラの強さ”として機能しているとも言えます。
好みがわかれるポイントの整理
最後に「どんな人にはハマりやすくて、どんな人には合いにくいのか」をざっくり整理しておきます。
ハマりやすい人
- テンポの速いボケ・ツッコミが好き
- 勢い重視の笑いが好き
- 理不尽な状況にキレてくれるキャラを見るとスカッとする
- 自分もつい声を出して笑いたくなるタイプ
合いにくい人
- 会話劇やコントなど静かな笑いが好き
- 大声・怒鳴り声が苦手
- 「ネタの構成」や「言葉選び」をじっくり味わいたい
- 強い言葉や攻撃的な表現に敏感
どちらが正しいという話ではなく、「自分はどんな笑いが好みか」の違いが
そのまま評価の差になっているというイメージに近いと思います。
まとめ
- おいでやす小田さんは“大声キレ芸”が持ち味のピン芸人で、賞レースでは実力派として評価されている。
- 一方で「声が大きすぎる」「叫んでいるだけに見える」と感じる人もいて、「面白くない」という意見が出やすい。
- その「うるささ」やテンションを面白いと感じる人も多く、結果として“好みがくっきり分かれる芸風”になっている。
お笑いはどうしても好みがはっきり出る世界なので、
「自分はここが好き」
「ここはちょっと苦手」
と整理しながら見るとおいでやす小田さんのネタもまた違った目線で楽しめるかもしれません。




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