ミセスの「狭心症」はなぜ話題に?“病名タイトル”の受け止め方を考える

ミセスことMrs. GREEN APPLE(ミセス)が、RADWIMPS(ラッド)の楽曲「狭心症」をカバー。

このニュースが出てからX(旧Twitter)などでは「ミセスの狭心症」というワードがトレンド入りし大きな注目を集めました。

一方で「狭心症」という言葉は本来は心臓の病名です。

曲を知らない人がトレンド欄だけを見ると

  • 誰かが狭心症になったニュースなのかと思った
  • 「芸能人の病気の報道かと思ってびっくりした」

と感じてしまう人もいます。

この記事では

  • ミセスの「狭心症」とは何なのか
  • なぜ今、ここまで話題になっているのか
  • 元になっている RADWIMPS「狭心症」とはどんな曲か
  • 「病名をタイトルにすること」への賛否
  • そして元救急隊員だった筆者としての受け止め方

をわかりやすく整理していきます。

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目次
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ミセスの「狭心症」とは(今回のニュースを整理)

トリビュート企画の概要

RADWIMPSは、メジャーデビュー20周年を記念して複数のアーティストによるトリビュートアルバムをリリースします。

いまの音楽シーンを代表するアーティストたちが参加しそれぞれがRADWIMPSの楽曲をカバーするという内容です。

その参加アーティストのひと組が、Mrs. GREEN APPLE。

ミセスが担当するのが2011年リリースの楽曲「狭心症」です。

ミセスが担当する「狭心症」という楽曲

今回の「ミセスの狭心症」はミセスの新曲ではなく、

RADWIMPSの「狭心症」をミセスがトリビュート企画で歌う

という位置づけです。

人気バンド同士の組み合わせということで

  • 「この曲をミセスが歌うのは熱すぎる」
  • 「声質と世界観的に絶対合う」

とファンのあいだでは期待の声が多く上がっています。

なぜ「ミセスの狭心症」が話題になっているのか

この章では「ミセスの狭心症」というワードがここまで注目を集めるようになった背景を

SNSでの反応や言葉のインパクトとあわせて整理していきます。

トレンド入りと“勘違い”のインパクト

発表後、Xでは「ミセスの狭心症」というワードがトレンド入りしました。

事情を知らない人からすると

  • ミセス(=奥さん)の狭心症?」
  • 「誰かの妻が倒れたニュースかと思った」

といった“勘違い”が起こりやすいワードでもあります。

実際

「トレンドに“狭心症”と出ていて最初は病気のニュースかと思ってヒヤッとした

という声も見られ「言葉のインパクト」が話題を広げる一因になっています。

おそらく、RADWIMPSの「狭心症」をこれまできちんと聴いたことがなかった人も少なくないと思います。

今回ミセスがカバーすると発表されたことで初めてこの曲の存在を知ったという人も多いのではないでしょうか。

私自身もその一人です。

だからこそミセスきっかけで“新しくこの曲に出会った層”が一気に増えたことで

タイトルの受け止め方や歌詞の世界観に対する反響が今あらためて大きくなっているように感じます。

病名と結びつく“言葉の重さ”

「狭心症」は一般的にも“心臓の血管が狭くなって胸が苦しくなる病気”として知られています。

  • 医療ドラマで聞いたことがある
  • 家族や知り合いがその病気だった

という人にとってはどうしても“病気のイメージ”が先に浮かびます。

そこに「ミセスの狭心症」という表現が乗ることで

  • 音楽の話なのか
  • 医療ニュースなのか

一瞬わからなくなり、その違和感や戸惑いがSNSで共有されさらに話題が広がっている印象です。

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RADWIMPS「狭心症」とは

そのタイトルから医療的なイメージを持たれがちなこの曲ですが、

実際には「心の痛み」や「世界の悲しさ」と向き合う姿を描いたRADWIMPSらしい深いテーマの一曲です。

心の痛みや無力感を描いた楽曲

RADWIMPSの「狭心症」は2011年に発表された楽曲です。

歌詞の解釈としては

  • 世界で起きているさまざまな悲しみや理不尽さ
  • それをすべて真正面から受け止めようとしたときの息苦しさや無力感
  • そんな世界の前で「心を狭くしてしまう」自分への葛藤

といった“心の痛み”を描いた曲として語られることが多いです。

明るくポップな曲というよりは、胸の奥をじわっと締めつけるような重さのある世界観が特徴です。

医学的な“狭心症”との違い

医学的な意味での「狭心症」は、心臓の血管が狭くなり胸痛や圧迫感を引き起こす病気です。

一方、この楽曲で歌われているのは

  • 実際の病気の症状や治療ではなく
  • 「心の痛み」「世界の悲しさ」「それから目をそらしてしまう自分」

といった内面のテーマです。

つまり

タイトルは病名でも内容は“心の状態”についての歌

というのがこの曲の大きなポイントです。

だからこそ

  • 表現として面白い
  • でも病気を経験したことがある人には複雑かもしれない

という両方の受け止め方が生まれやすい曲と言えます。

「病名をタイトルにすること」への賛否

インパクトのある表現だからこそ心に刺さる人もいれば、実際の病気や患者さんを思い浮かべて複雑な気持ちになる人もいて

このテーマはどうしても受け止め方が分かれやすいポイントでもあります。

比喩表現として支持する声

肯定的な立場からはこんな声があります。

  • 心の痛みを『狭心症』と重ねることで苦しさが一気に伝わる」
  • ただの恋愛ソングではなく世界への視線も含んだ深い曲だと感じる」
  • ミセスがこの重たい曲をどう解釈して歌うのか楽しみ」

病名をあえてタイトルにすることで

  • 歌詞の世界観の重さ
  • 心の状態の危うさ

がストレートに伝わりやすくなりアートとしてのインパクトが増しているという見方です。

患者さんや家族から見ると複雑なポイント

一方で違和感や不安を覚える人も少なくありません。

  • 「トレンドに病名が出てくるとドキッとしてしまう」
  • 「身近な人が狭心症だったので病名が“流行り言葉”みたいに飛び交うのは複雑
  • 「病名をそのままタイトルにするのは、やっぱりナイーブなテーマだと思う」

特に実際に闘病している人やその家族にとっては、病名は“日常と命に直結したリアルな言葉”です。

その言葉がエンタメやSNSの文脈で軽く扱われているように見えると

「作品としての表現」と「現実に苦しんでいる人の気持ち」

この2つのあいだでどうしてもギャップが生まれてしまいます。

どちらが正しい・間違っているというより、病気との距離感や自分の経験によって見え方が大きく変わるテーマだと感じます。

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元救急隊員として感じたこと

ここからは、元救急隊員としてのあくまで個人的な感想です。

現場で見てきた「本物の狭心症」

救急隊として勤務していた頃、狭心症や心筋梗塞が疑われる通報は珍しくありませんでした。

  • 胸を押さえてうずくまり「苦しい」「息ができない」と訴える人
  • 冷や汗をかきながら不安な表情でこちらを見つめる患者さん
  • その横でオロオロしながらも必死に状況を説明してくれる家族

そういった光景と「狭心症」という言葉は、どうしても私の中で強く結びついています。

だからこそ、タイムラインに「ミセスの狭心症」と流れてきたとき頭では「曲のタイトルだ」と分かっていても

一瞬、心臓のあたりがキュッとするような感覚がありました。

病名が“軽く”飛び交ってほしくない気持ち

個人的には

  • 「病名をタイトルに使うな」とまでは思っていない
  • ただ、病名が“ネタ”や“軽い言葉”として消費されるのは怖い

という感覚があります。

今回の「狭心症」は、決してふざけて使っているわけではなくむしろ真剣に“心の痛み”や“世界の悲しさ”に向き合おうとした作品だと感じます。

それでも、救急の現場や患者さんの表情を知っている立場からすると

病名には、それだけで重さや現実の痛みがセットになっている

ということを忘れたくないという思いもあります。

それでも「考えるきっかけ」になる一面も

同時にこうして

  • 「ミセスの狭心症」が話題になる
  • 「病名をタイトルにするのってどうなの?」という議論が起きる

こと自体は悪いことばかりでもないと思っています。

  • 心臓の病気について知るきっかけになる
  • 「うちの家族も狭心症でね」と話し始める入口になる
  • 心の痛みや生きづらさについて考えるきっかけになる

そんな可能性もあるからです。

その意味で私は

病名タイトルを頭ごなしに否定するのではなく、「自分はこう感じた」「あなたはどう受け止める?」と対話できるテーマ

として向き合えたらいいなと感じています。

まとめ

最後に、ポイントを簡単に整理します。

  • ミセスの「狭心症」は、RADWIMPSの同名曲を20周年トリビュート企画でカバーしたもの。
  • 「ミセスの狭心症」というワードがトレンド入りし病気のニュースと勘違いする人も出た。
  • 元曲「狭心症」は、心の痛みや無力感を描いた楽曲で医療としての狭心症そのものを歌ったものではない。
  • 病名タイトルには、表現として評価する声と患者さんや家族を思うと複雑だと感じる声がある
  • 元救急隊員としては、病名の重さを感じつつも考えるきっかけになる面もあると受け止めている。

ミセス版「狭心症」がこれから多くの人の耳に届いていく中であなたはこの“病名タイトル”をどう受け止めるでしょうか。

少し立ち止まって考えてみるきっかけになればうれしいです。

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