ドジャースの“元気印”といえば、やっぱりキケ・ヘルナンデス。
内外野どこでも守れてチームが苦しい場面ではムードを一気に変えてくれる。
そんな姿を見て「キケが出てくると雰囲気が明るくなる」と感じているファンも多いのではないでしょうか。
この記事では彼のプロフィールや本名、これまでの歩み、そして2021年からの成績と年俸推移をわかりやすくまとめました。
「なぜここまで愛されるのか?」という理由も最後に紹介します。
キケ・ヘルナンデスのプロフィールと本名
- 名前(登録名):キケ・ヘルナンデス
- 本名:エンリケ・ヘルナンデス(Enrique Hernández)
- 愛称:Kiké(キケ)
- 出身:プエルトリコ・サンフアン
- 投打:右投右打
- ポジション:ユーティリティ(複数ポジションを守れる選手)
- チーム:ロサンゼルス・ドジャース(2025年時点)
- 生年月日:1991年8月24日(34歳/2025年現在)
「Kiké(キケ)」という愛称は、本名の“エンリケ”から来ており本人もチームメイトも自然にそう呼んでいます。
ファンからも「KIKÉ!」という声援がよく飛んでいますね。
彼の最大の魅力は“どこでも守れる”こと。
二塁や遊撃はもちろん外野のセンターやレフトまで守れるので監督にとっては本当に頼もしい存在です。
まさに「困ったときのキケ」といった感じでしょう。
経歴
キケ・ヘルナンデスは、プエルトリコ出身の選手でプロ入り当初から器用な守備と勝負強い打撃で評価を集めていました。
マイナー時代から複数のポジションをそつなくこなすことができチームに欠かせない“ユーティリティプレーヤー”として頭角を現します。
ドジャースでは2017年のリーグ優勝決定シリーズで3本塁打を放ち一気に“お祭り男”として知られるようになりました。
その後、2021年からはレッドソックスへ移籍しチームの中心選手としてプレー。
2023年にドジャースへ復帰するとファンの間では「やっぱりこのチームにはキケが必要だよね」と歓迎ムードが広がりました。
チームに笑顔をもたらしながらここぞという場面では結果を出す。
そんな“チームの潤滑油”のような存在がキケ・ヘルナンデスです。
成績
キケ・ヘルナンデスは、数字だけで語れないタイプの選手です。
スタメン出場の日もあれば、守備固めや代打で試合を締めることもありそのどれもを全力でこなします。
特に左投手に強くいわゆる“対左キラー”として知られています。
「今日の先発は左だから、キケをスタメンで使いたい」と監督が思うような安心感を与える選手です。
守備では内外野を問わずどのポジションでも高水準。
シーズンを通してケガ人が出ることも多いメジャーではキケのような存在がいるだけでチームの安定感がまるで違います。
2021年〜2025年の主要成績
| 年度 | 打率 | 本塁打 | OPS |
|---|---|---|---|
| 2021 | .250 | 20本 | .786 |
| 2022 | .222 | 6本 | .629 |
| 2023 | .237 | 11本 | .680 |
| 2024 | .229 | 12本 | .654 |
| 2025 | .203 | 10本 | .621 |
| 通算 | .236 | 130本 | .708 |
※OPS(オンベース+スラッギング)は出塁力と長打力を合わせた指標。0.700前後ならまずまず、0.800を超えると強打者クラスです。
2025年シーズンは数字こそ控えめですが守備やチームのムードづくりなど見えない部分での貢献度は相変わらず高い選手です。
年俸推移
キケ・ヘルナンデスは、いわゆる“スター選手の超高額契約”ではなく「必要とされるから残る」タイプの契約を積み重ねてきました。
短期契約でもチームに欠かせない存在として評価され続けているのはそれだけ信頼されている証です。
年俸推移(2021年〜2025年)
| 年度 | 年俸(USD) | 契約内容・所属球団 |
|---|---|---|
| 2021 | $6.0Mドル | レッドソックス(2年$14M契約の初年度) |
| 2022 | $8.0Mドル | レッドソックス(2年$14M契約の2年目) |
| 2023 | $10.0Mドル | レッドソックスからドジャースへトレード。年俸総額$10Mドル |
| 2024 | $4.0Mドル | ドジャース(単年契約) |
| 2025 | $6.5Mドル | ドジャース(1年契約/公表額) |
※1Mドル=約1億5,000万円前後(為替により変動)
2021〜2022年のレッドソックス時代は「毎日出られる選手」としてしっかり評価されていました。
一方でドジャース復帰後は“万能プレーヤー”としてチーム事情に柔軟に対応する役割を担っています。
「派手ではないけど、この人がいないと困る」という立ち位置にキケらしさを感じますね。
人気の理由と「お祭り男」と呼ばれるわけ
キケ・ヘルナンデスがファンに愛される理由は数字や成績だけではありません。
明るい性格と大舞台での強さがあるからです。
ポストシーズンのような緊張感のある試合になるほど力を発揮するタイプで突然打ち出してチームを救う姿はまさに“お祭り男”。
ベンチでも笑顔を絶やさず盛り上げ役としてもチームに欠かせません。
さらに端正な顔立ちと表情の豊かさも人気の理由。
テレビ中継で抜かれるたびに話題になり、SNSでも「キケかっこいい」「雰囲気が好き」という声が多く見られます。
野球だけでなく人柄やキャラクターでもファンの心をつかんでいる選手です。
まとめ
キケ・ヘルナンデスは数字だけでは測れない魅力を持つ選手です。
どんな状況でもチームのために動き雰囲気を明るくしてくれる“影のヒーロー”のような存在。
スター揃いのドジャースでも「キケがいるとチームがしまる」と言われるのはその姿勢と人間性ゆえでしょう。
これからも“ユーティリティの鏡”として、そして“お祭り男”としてドジャースを支えていく姿に期待したいですね。





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