2025年のワールドシリーズ第7戦で同点ホームランを放ったミゲル・ロハス選手。
その後、先にベンチに戻っていたロハス選手のところへ打席を終えた大谷翔平選手が歩み寄り、
「まだ引退しちゃダメだ」と声をかけたのです。
このやり取りはニュースやSNSでも大きな話題になりました。
オフには、2026年シーズンもロサンゼルス・ドジャースに残留することが決定。
「日本好き」としても知られるロハス選手が、
もう1年ドジャースでプレーするという知らせに日本のファンからも歓喜の声が上がっています。
この記事では
- ミゲル・ロハス選手はどんな選手なのか
- ワールドシリーズ第7戦の同点ホームランと大谷翔平選手とのやり取り
- 2026年シーズンの残留決定の背景
- ロハス選手が「日本好き」と言われる理由
を日本のファン目線で分かりやすく整理していきます。
ミゲル・ロハス選手はどんな選手?
ロハス選手は、ベネズエラ出身の右投右打の内野手です。
- ポジション:主に遊撃手(ショート)だが、二塁・三塁も守れるユーティリティ
- 特徴:堅実な守備と内野の守備力、状況判断の良さ
- 役割:派手な打撃成績よりも「守備」と「ベテランリーダー」として評価されているタイプ
ドジャースでは
- 若手や新加入選手を引っ張る“兄貴分”
- ベンチで誰よりも声を出すムードメーカー
- 試合終盤の守備固めやここ一番の場面で起用される信頼の内野手
としてチームを支えてきました。
数字には表れにくい部分で監督やチームメイトからの信頼が厚い選手です。
ワールドシリーズ第7戦の同点弾と残留決定の歓喜
2025年のワールドシリーズ第7戦。
ドジャースは1点ビハインドのまま9回表を迎えます。
ここで打席に入ったのがミゲル・ロハス選手でした。
ポストシーズンでは打撃不振が続いていたこともあり、
「ここでロハス選手をそのまま打席に?」という声もあったなかでの打席。
しかし、そのロハス選手が振り抜いた打球は左翼スタンドへと飛び込む同点ホームランとなりました。
その後、試合は延長戦にもつれ込みドジャースが勝ち越しに成功。
球団はワールドシリーズ2連覇を達成します。
そしてオフにはFAとなっていたロハス選手が
- ドジャースと1年550万ドルの契約で再契約
- 2026年シーズンが現役ラストイヤーになる見込み
- 引退後はドジャースの組織内で働く構想も報じられている
と伝えられました。
日本のファンの間でも
「ロハス選手、ラストイヤーもドジャースで迎えられるの本当に良かった」
「第7戦の同点弾から残留決定まで、ストーリーが美しすぎる」
といった声が多く見られ“残留決定の歓喜”という表現がぴったりの反応になっています。
大谷翔平選手の「10年一緒にプレーする」発言とは
第7戦で同点ホームランを打ち、先にベンチに戻っていたロハス選手のところへ
後から戻ってきた大谷翔平選手が声をかけました。
ロハス選手は、ポッドキャスト番組などで当時の会話を次のように紹介しています。
“Miggy, you can’t retire next year. You’re playing with me for 10 more years.”
ミギー、来年引退なんてダメだよ。これから10年、俺と一緒にプレーするんだから。
これに対してロハス選手は、笑いながらこう返したといいます。
“Shohei, I’m old, and I don’t know if I can play for 10 more years, but I’ll play with you next year for sure.”
ショウヘイ、もう歳だから10年プレーできるかは分からないけど、来年一緒にプレーすることは約束するよ。
このやり取りがそのまま
- 「来年も一緒に戦おう」という大谷翔平選手からの“ラブコール”
- 「じゃあ来年は必ず」と応えたロハス選手の約束
という形になり、結果として1年契約での残留決定につながったと見ることもできます。
ワールドシリーズ第7戦の劇的な同点弾。
その直後のベンチで交わされた、大谷翔平選手とのこの短いやり取り。
このセットがあるからこそ、2026年シーズンの残留ニュースにより大きなドラマ性が生まれていると感じます。
ロハス選手が「日本好き」と言われる理由
ロハス選手が“日本好き”と言われるのはリップサービスではなく
日本のファンや文化に向けた行動や言葉が具体的にいくつも積み重なっているからです。
東京シリーズ後のメッセージ
ロハス選手は、2025年に東京ドームで行われた開幕シリーズ後
自身のSNSで日本のファンに向けてこのように投稿しています。
“THANK YOU TOKYO AND THE COUNTRY OF JAPAN!!”
東京、そして日本という国のみなさん、本当にありがとう!
東京ドームの雰囲気や日本のファンの応援について、インタビューでも何度もポジティブな言葉を口にしていて
- 「日本でシーズンを始められたことに感謝している」
- 「日本のファンが見せてくれたリスペクトは本当に特別だった」
といったニュアンスのコメントも伝えられています。
単に「日本は素晴らしい国だよ」とサラッと言うのではなく、
東京と日本のファンに向けて具体的に感謝の言葉を残しているところにロハス選手らしい誠実さを感じます。
サッポロビール愛と「タトゥー」エピソード
ロハス選手の“日本好き”を語るうえで有名なのがサッポロビールの話です。
インタビューの中でロハス選手はこう話しています。
“Sapporo is my favorite beer. I always told the guys, if we win the World Series, I’m going to get a Sapporo can on my butt cheek.”
サッポロは一番好きなビールなんだ。もしワールドシリーズで優勝したら、お尻にサッポロの缶のタトゥーを入れるって、いつもチームメイトに言ってたよ。
そして実際にワールドシリーズを制覇したあと
- 「W.S. champs(ワールドシリーズ王者)」という言葉を日本語で刻み
- その下にサッポロビールの缶のタトゥーを入れた
というエピソードも明かされています。
ここまでやると
- 日本のビールが好き
- 日本語の文字まで一緒に入れる
というレベルを超えて、ほぼ“日本カルチャーを全力で楽しんでいる人”になっています。
少しお茶目で、でも本気でやってしまうところもロハス選手が愛されるポイントのひとつだと感じます。
日本のファンから見たロハス選手の魅力
ここまでの内容を整理すると日本のファンから見たロハス選手は、
- ドジャースの内野を守る、守備力と経験豊富なベテラン内野手
- 2025年ワールドシリーズ第7戦で同点ホームランを放った“隠れたヒーロー”
- 大谷翔平選手から「10年一緒にプレーする」と本気で引き止められるほど信頼されている選手
- 東京シリーズ後に「THANK YOU TOKYO AND THE COUNTRY OF JAPAN!!」と発信し日本のファンにしっかり矢印を向けてくれる“日本好き”
- サッポロビールや日本語タトゥーのエピソードまで含めて、どこか親しみやすく応援したくなるキャラクター
というかなり“推し要素”の多い存在になっています。
日本から見ると
「ここまで日本を好きでいてくれる選手ならもう全力で背中を押したくなるよね」
という気持ちになるファンも多いのではないでしょうか。
まとめ|“日本好きベテラン”と過ごすラストイヤーを見届けたい
最後に、この記事のポイントを簡単にまとめておきます。
- 守備力とリーダーシップでドジャースを支えるベテラン・ミゲル・ロハス選手
- 第7戦の同点ホームランと大谷翔平選手からの“Miggy, you can’t retire next year.”という言葉が、ラストイヤーの物語をよりドラマチックにした
- 東京シリーズ後の“THANK YOU TOKYO AND THE COUNTRY OF JAPAN!!”
や“Sapporo is my favorite beer.”という発言・タトゥーのエピソードからも「日本好き」の選手として親しまれている
2026年シーズンは、ロハス選手にとって集大成となる1年になりそうです。
大谷翔平選手や山本由伸投手・佐々木朗希投手たちとともに“日本好きベテラン”がどんなラストイヤーを見せてくれるのか。
日本からじっくり見届けていきたいですね。




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