2026年9月1日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」で、不適切な表現があったとして番組側が謝罪しました。
問題となったのは、山口県美祢市の事件を解説していた元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏による「かたわ」という発言です。
今回は、鳴海達之氏が何を言ったのか、番組が謝罪した経緯や「かたわ」が問題視された理由、乙武洋匡さんの見解までまとめます。
ミヤネ屋で「かたわ」と発言したのは誰?
問題の発言をしたのは、事件解説のためリモート出演していた元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏です。
9月1日のミヤネ屋では、山口県美祢市の老舗和菓子店で店主が殺害され、妻も重傷を負った事件を取り上げていました。
鳴海氏は長年の捜査経験をもとに、犯人がなぜ妻の頭部を狙った可能性があるのかについて解説。
その中で、被害者が「かたわ」になり、普通の生活ができなくなったとしても犯人としてはそれでもいいと考えた可能性がある、という趣旨の発言をしました。
この「かたわ」という言葉が、現在の放送では不適切とされる表現だったため問題となりました。
なお、宮根誠司さんが問題の言葉を発言したわけではありません。
宮根さんと西尾桃アナウンサーは、その後に番組を代表して謝罪した側です。
鳴海達之氏は何者?
鳴海達之氏は、神奈川県警で捜査1課長を務めた経歴を持つ元警察官です。
捜査1課は殺人や強盗などの重大事件を担当する部署で、鳴海氏は長年にわたり刑事事件の捜査に携わってきました。
退職後は、その経験を生かしてテレビのニュース番組や情報番組などに出演。
事件が発生した際には、
- 犯人の行動や心理
- 警察の捜査方法
- 逮捕までの流れ
- 事件現場から考えられること
などを解説することがあります。
今回のミヤネ屋でも、山口県美祢市で起きた事件について専門的な立場から解説していました。
その解説の途中で問題となった言葉が出た形です。
鳴海達之氏は何を言った?
鳴海達之氏は、重傷を負った店主の妻について犯人側の心理を推測していました。
妻は事件で頭部に大きなけがを負っています。
鳴海氏は、犯人が頭部を狙った理由について、仮に死亡しなくても被害者が普通の生活を送れなくなれば、それでも構わないと考えていた可能性があるという趣旨で説明しました。
その中で、
「かたわ」
という表現を使用しました。
現在では身体に障害がある人などを指す差別的・侮蔑的な言葉として受け取られることがあるため、生放送で使われたことに視聴者から注目が集まりました。
問題となった発言の後も番組はそのまま進行しましたが、その後CMを挟んで番組側が謝罪しています。
ミヤネ屋はなぜ謝罪した?
ミヤネ屋が謝罪したのは、「かたわ」が現在のテレビ放送では避けられている表現だからです。
番組ではCM明け、西尾桃アナウンサーが先ほどの放送の中に不適切な表現があったとして謝罪しました。
続いて宮根誠司さんも謝罪し、頭を下げています。
ただし、謝罪の際には、
- 誰が発言したのか
- 具体的に何と言ったのか
- なぜ不適切だったのか
について詳しい説明はありませんでした。
そのため、放送を途中から見た人を中心に「何を言ったの?」「誰の発言?」と疑問を持つ人が相次ぎました。
「かたわ」が問題視された理由は?
「かたわ」は、かつて身体の一部に障害がある状態などを表す言葉として使われていました。
しかし、その後は障害のある人を蔑む意味で使用されるケースもあり、現在では差別的・侮蔑的な印象を与える言葉として扱われています。
そのためテレビやラジオなどでは、原則として別の表現に置き換えられています。
今回の場合は、実際に事件によって重傷を負った女性について説明している場面でもあり、より慎重な表現が求められる場面だったと考えられます。
一方で、鳴海氏は被害者を侮辱する目的でこの言葉を使ったわけではありません。
事件の犯人がどのような意図で被害者の頭部を狙った可能性があるのかを説明する過程で使われています。
そのため、発言の意図と使われた言葉そのものは分けて考える必要がありそうです。
「かたわ」は放送禁止用語なの?
「かたわ」は一般的に「放送禁止用語」と呼ばれることがありますが、法律で使用そのものが禁止されている言葉ではありません。
テレビで使ってはいけない言葉を国が一律に定め、発言すれば処罰されるという仕組みではありません。
放送局などが、
- 人権への配慮
- 差別につながる可能性
- 当事者を傷つける可能性
などを考慮し、自主的に使用を避けている表現があります。
「かたわ」もその一つとして扱われています。
そのため今回も、発言したこと自体が法律上問題になったというより、テレビ番組で使用する表現として適切ではなかったと判断され、謝罪したものとみられます。
「かたわ」発言は問題あるの?
今回の発言については、SNSなどでも意見が分かれています。
問題があるとする側からは、
- 現在のテレビでは使わない方がいい言葉
- 障害のある人が聞けば傷つく可能性がある
- 被害者について説明する場面なので配慮が必要だった
- 番組が謝罪した対応は妥当だと思う
といった趣旨の声が見られます。
一方、
- 差別する意図で言ったわけではない
- 昔は普通に使われていた言葉でもある
- 言葉だけを禁止しても差別はなくならない
- 発言した文脈まで見る必要があるのでは
という意見もあります。
単純に「使用してはいけない言葉だった」というだけではなく、どこからが不適切な表現なのかという議論にもつながっています。
乙武洋匡の見解は?
今回のミヤネ屋の対応について、作家の乙武洋匡さんもXで自身の考えを投稿しています。
乙武さんは、番組が「不適切な表現」として謝罪したことについて、
「不適切って誰が決めたんでしょうね」
と疑問を投げかけました。
また、「障害者」と「障がい者」の表記についても触れ、どちらが良くてどちらが悪いのかという線引きに疑問を示しています。
さらに、言葉だけに気を付けていれば問題ないというような考え方について、むしろ敬意を欠いた態度ではないかという趣旨の見解を示しました。
乙武さんは「かたわ」という言葉を積極的に使うべきだと主張しているわけではありません。
問題提起しているのは、特定の単語だけを見て差別かどうかを判断することについてです。
どの言葉を使ったかだけでなく、
- どのような意図で使ったのか
- どのような文脈だったのか
- 障害のある人に対してどのような姿勢で接しているのか
という部分も重要ではないかという考えとみられます。
SNSなどではどんな声が出ている?
ミヤネ屋での発言後、SNSなどではさまざまな声が上がりました。
- 生放送で聞いて驚いた
- 久しぶりにこの言葉を聞いた
- 今のテレビでは使えない言葉だと思う
- 若い世代は意味を知らない人も多そう
- 鳴海氏に悪意があったとは思わない
- 言葉だけを問題にするのも違う気がする
- 乙武さんの意見は考えさせられる
などの趣旨の意見が見られます。
番組がすぐに謝罪したことを評価する声がある一方、乙武さんの投稿と同じように、言葉だけを機械的に不適切とする考え方に疑問を持つ人もいます。
今回の騒動をきっかけに、テレビにおける表現だけではなく、差別と言葉の関係についても議論が広がっています。
まとめ
今回は、ミヤネ屋で「かたわ」と発言したのは誰なのか、鳴海達之氏の発言内容や番組の謝罪、乙武洋匡さんの見解についてまとめました。
- 2026年9月1日のミヤネ屋で不適切な表現があった
- 発言したのは元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏
- 山口県美祢市の事件を解説する中で「かたわ」と発言した
- 西尾桃アナウンサーと宮根誠司さんが番組内で謝罪した
- 「かたわ」は現在では差別的・侮蔑的と受け取られるため放送では避けられている
- 法律で発言そのものが禁止されている言葉ではない
- 乙武洋匡さんは番組の「不適切」という判断について疑問を投げかけた
- SNSなどでも発言を問題視する声と、文脈を見るべきという声に分かれている
鳴海氏の発言を受けて番組側はすぐに謝罪しましたが、乙武さんの投稿によって「特定の言葉だけを禁止すればいいのか」という新たな論点も生まれています。
今回の出来事は、不適切な言葉とは何なのか、発言の意図や文脈をどこまで考慮すべきなのかについても注目される形となりました。


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