簗和生大臣の辞任・更迭はどうなる?高市首相が『本当にダサい』と批判・続投方針に変化も

道路予算をめぐる発言で追及が続いている簗和生農林水産大臣に、辞任や更迭の可能性が注目されています。

さらに2026年10月13日、高市早苗首相が「本当にダサい」と厳しく批判し、これまでの続投姿勢にも変化が見える答弁をしました。

簗和生大臣の辞任・更迭はどうなるのか、高市首相の発言の変化や問責決議案、無料バス問題まで整理します。

目次

簗和生大臣の辞任・更迭はどうなる?

簗和生大臣をめぐっては、わずか数日の間に高市首相の発言にも変化がみられています。

2026年10月13日時点で、簗和生大臣の辞任や更迭が正式に決まった事実はありません。

簗氏自身も辞任を表明しておらず、野党6党が検討している問責決議案についても「説明を尽くして真摯に対応していきたい」という姿勢を示しています。

一方で、注目したいのが高市早苗首相の発言です。

高市首相は10月8日の時点では、簗氏を厳しく注意したとしながらも、職責を全うするよう求め、続投させる考えを明確にしていました。

ところが10月13日の衆議院予算委員会では、簗氏の発言について「本当にダサいと思います」とかなり厳しい言葉で批判。

さらに簗氏が今後も行政を担ってよいのかという点も含めて考える趣旨の答弁をしています。

そのため、現時点では更迭が決まったわけではないものの、少なくとも「続投させる」という従来の姿勢をそのまま繰り返したわけではありません。

簗氏の進退をめぐる状況は、10月8日時点よりも流動的になったといえそうです。

高市首相が「本当にダサい」と批判した理由は?

高市首相がここまで強い表現を使った背景には、簗氏の道路予算をめぐる発言があります。

問題となっているのは、簗氏が2026年5月に地元・栃木県で開かれた会合で行った発言です。

簗氏は、2月の衆議院選挙で自身を支援しなかった首長がいる那須烏山市と那珂川町について、2026年度の道路予算を「大幅にカットした」という趣旨の発言をしていました。

さらに、自民党を支援しなかった地域よりも、自民党を必要としている地域に予算を回すという趣旨の話もしていたとされています。

この発言が問題視されたのは、国の予算配分が選挙での支援・不支援によって左右されたかのように受け取れる内容だったためです。

簗氏はその後、発言を撤回して謝罪。

実際に国土交通省へ予算削減を求める働きかけをした事実はないと説明しています。

国土交通省も、道路関係の交付金については自治体からの要望額や事業の進み具合、重点配分の対象かどうかなどを総合的に判断したもので、簗氏の発言のような形で予算が削減された事実はないとしています。

高市首相も、行政は選挙で支援したかどうかに関係なく公平・公正に予算を配分するのが当然だという考えを示しています。

そのうえで簗氏の発言を「本当にダサい」と表現したことから、発言そのものに対する高市首相の不快感がこれまで以上にはっきり表れた形です。

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高市首相の続投方針はどう変化した?

今回特に注目されているのが、10月8日と10月13日の高市首相の発言の違いです。

10月8日は「働いて仕事で返せ」

10月8日の国会答弁で、高市首相は簗氏について「任命責任は私にある」と認めています。

その一方で、簗氏の発言を不適切だとして厳しく注意したうえで、本人が説明責任を果たし、襟を正して職責を全うしてほしいと説明しました。

さらに簗氏本人に対しては「働いて仕事で返せ」という趣旨の言葉を伝えたことも明らかにしています。

この時点では、簗氏を農林水産大臣として続投させる考えが明確でした。

10月13日は「行政の運営をしていっていいのか」も考える

しかし、10月13日の衆議院予算委員会では、答弁の内容に変化がみられました。

高市首相は簗氏の道路予算をめぐる発言について「本当にダサいと思います」と批判。

さらに野党側から適材適所の人事を求められると、簗氏が今後も行政を担ってよいのかという点も含めて、しっかり考えるという趣旨の考えを示しました。

10月8日の「職責を全うしてほしい」という明確な続投姿勢と比べると、表現が一段厳しくなっていることが分かります。

  • 10月8日:厳重注意しつつ職責を全うするよう求める
  • 10月8日:「働いて仕事で返せ」として続投させる考え
  • 10月13日:「本当にダサい」と発言を強く批判
  • 10月13日:今後も行政を担ってよいのかを含めて考える趣旨の答弁

ただし、高市首相が「更迭する」と発言したわけではありません。

そのため「続投方針を撤回した」と断定する段階ではありませんが、少なくとも従来より進退について含みを持たせた答弁に変わったとみることができます。

簗和生大臣は辞任する可能性はある?

簗和生大臣本人は、これまでのところ辞任する考えを表明していません。

10月5日に道路予算をめぐる発言を撤回して謝罪した際にも、農林水産大臣として職務を続ける考えを示していました。

10月13日の記者会見でも、野党6党が問責決議案の提出を検討していることについて、引き続き説明を尽くして真摯に対応するという姿勢を示しています。

辞任については言及していません。

そのため、現時点で簗氏が自主的に辞任する方向へ動いていることを示す明確な発言は確認されていません。

一方で、道路予算問題に加え、別の問題も国会で取り上げられています。

それが、衆議院選挙の際に行われた支援者の無料シャトルバス送迎です。

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無料シャトルバス問題も辞任・更迭に影響する?

10月13日の衆議院予算委員会では、簗氏の選挙運動をめぐる無料シャトルバスについても質問が行われました。

簗氏は、過去の衆議院選挙で支援者らをシャトルバスで無料送迎したことを認めています。

簗氏によると、バスを用意したのは「人道上の観点」もあったためで、費用は会場費として計上したと説明。

違法性については否定しています。

一方で、選挙期間中に有権者へ無料で交通手段を提供することが公職選挙法上どのように評価されるのかについて、国会で追及が続いています。

現時点で違法と確定したわけではなく、簗氏本人も違法性を否定しているため、この点については今後の事実確認を見る必要があります。

ただ、道路予算発言だけではなく別の問題についても説明を求められる状況となったことで、簗氏をめぐる国会対応が拡大していることは確かです。

野党6党が検討する問責決議案とは?

簗和生大臣の進退をめぐっては、参議院の野党6党が問責決議案の提出を検討しています。

野党側は道路予算発言などについて説明を求めており、簗氏への追及を強めています。

10月13日時点では、衆議院予算委員会での簗氏の説明などを踏まえ、問責決議案を実際に提出するかどうかを判断する状況です。

ここで注意したいのは、問責決議案が仮に可決されたとしても、それだけで大臣が自動的に失職するわけではないという点です。

大臣の任免権を持つのは首相であり、最終的に更迭するかどうかは高市首相の判断になります。

一方、問責決議が可決された場合には、野党が大臣の出席する委員会審議に応じないなど、国会運営への影響が大きくなることがあります。

今回もすでに農林水産行政への影響を懸念する声が出ています。

農水省にも影響?簗大臣への対応で職員を増員

簗和生大臣をめぐる一連の問題は、農林水産省の業務にも影響を及ぼしています。

道路予算発言や無料バス問題などへの国会答弁や取材対応が増えているため、簗氏周辺には通常より多くの職員が投入されているとされています。

簗氏本人も10月13日の会見で、さまざまな対応を関係者にしてもらっていることについて、心苦しく思っているという趣旨の発言をしています。

農林水産大臣は、コメ政策や農業政策、食料安全保障など幅広い課題を担当する立場です。

簗氏をめぐる問題への対応によって通常の行政や国会審議に影響が出るかどうかも、今後の進退を考えるうえで注目されるポイントになりそうです。

簗和生大臣が更迭される場合はどんなケース?

現時点では更迭は決まっていませんが、今後の状況によって高市首相が改めて進退を判断する可能性は残されています。

主に注目されるのは、次のような動きです。

  • 簗氏による追加の説明で疑問が解消されるか
  • 道路予算をめぐる新たな事実が判明するか
  • 無料シャトルバス問題で新たな事実が出るか
  • 野党6党が問責決議案を実際に提出するか
  • 国会審議や農林水産行政への影響が拡大するか
  • 高市首相が続投について最終的にどう判断するか

特に大きいのは、高市首相自身の発言が変化したことです。

数日前までは「職責を全うしてほしい」と明確に続投を求めていましたが、10月13日には今後も行政を担ってよいのかを含めて考える趣旨の発言に変わっています。

これは更迭を予告したものではありませんが、少なくとも簗氏の進退を今後も検討対象にする余地を残した発言といえます。

簗和生大臣の辞任・更迭をめぐる今後のポイント

今後は簗氏本人の説明だけでなく、高市首相が再び続投を明言するのか、それとも人事上の判断に踏み込むのかが焦点となります。

10月8日時点では、高市首相は簗氏に仕事で責任を果たすよう求め、続投させる姿勢を明確にしていました。

しかし10月13日には「本当にダサい」と厳しく批判し、行政を引き続き担わせてよいのかも考えるという趣旨の答弁をしています。

この発言の変化を見る限り、少なくとも高市首相が無条件に続投を支持している状況とは言い切れなくなっています。

一方で、簗氏本人は辞任を表明しておらず、高市首相も更迭を決定したとは述べていません。

そのため2026年10月13日時点では、「辞任・更迭が決まった」のではなく、これまで明確だった続投方針に変化がみられ、今後の説明や国会運営を見ながら進退が判断される可能性がある段階と整理するのが適切でしょう。

まとめ

今回は、簗和生農林水産大臣の辞任・更迭がどうなるのか、高市早苗首相の「本当にダサい」発言や続投方針の変化について紹介しました。

2026年10月13日時点で、簗氏の辞任や更迭は正式には決まっていません。

簗氏自身も引き続き説明を尽くすとしており、辞任は表明していません。

一方、高市首相は10月8日には簗氏へ職責を全うするよう求め、続投させる考えを明確にしていました。

しかし10月13日には簗氏の発言を「本当にダサい」と批判し、今後も行政を担ってよいのかも含めて考えるという趣旨の答弁をしています。

野党6党による問責決議案の検討や無料シャトルバスをめぐる問題も続いており、簗氏の進退をめぐる状況は数日前より大きく変化しています。

今後、高市首相が再び続投を明言するのか、それとも更迭を含む人事判断に踏み込むのかが大きな焦点となりそうです。

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