子役として注目を集めた渡邉このみ(わたなべ・このみ)さん。
一時期はドラマや映画でその姿をよく見かけましたが、ある時からパタリと見なくなり「引退したの?」「どこに行ったの?」と心配する声も多くありました。
実はその間、彼女は新しい挑戦を続けていたようです。
この記事では、これまでの経歴や学歴を紹介しながら留学や高校生での起業といったエピソードについてもわかりやすくまとめていきます。
子役時代のイメージにとどまらない成長した渡邉このみさんの“今”を一緒に見ていきましょう。
渡邉このみとは
渡邉このみさんは、2006年7月25日生まれ・大阪府出身の俳優です。
映画『八日目の蝉』(2011年)で幼い薫役を演じて一躍注目されました。
まだ5歳とは思えないほどの表情の豊かさが話題になり「こんな小さな子がここまで演じられるの?」と驚いた視聴者も多かったはずです。
翌年には「第35回日本アカデミー賞 新人俳優賞」を史上最年少で受賞しています。
その後もドラマやNHKの朝ドラなどに出演し“天才子役”と呼ばれる存在に。
いったん芸能活動の表舞台から離れていた時期を経て近年は再び活動をスタートしています。
当時のあどけなさはそのままに今は落ち着きや芯の強さも感じられるようになりました。
プロフィール
- 名前:渡邉このみ
- 生年月日:2006年7月25日
- 出身地:大阪府
- 主な受賞歴:第35回日本アカデミー賞 新人俳優賞(『八日目の蝉』)
- デビュー作:映画『八日目の蝉』(2011年)
- 活動の転機:小学校卒業後、芸能活動を一時休止
- 近年の話題:ティーン世代の国際大会に出場しソーシャルメディア関連のアワードを受賞したことも報じられている
子どものころから堂々とした演技が印象的でしたが今の彼女はそこに「自分の考えをはっきり伝える力」も加わっている感じがします。
大人になったなというより“自分の意志を持った”という言い方がしっくりきます。
経歴
八日目の蝉
— よしぼー@えくぼの鋼鉄魂 (@eurotrail2011) February 15, 2025
永作博美と渡邉このみの親子(じゃないけど…)の別れのシーンは何回見ても号泣する😭 pic.twitter.com/4UHHrl6xiM
渡邉さんの大きな転機は映画『八日目の蝉』への出演でした。
母親に連れ去られ育つ少女という難しい役を演じ、その演技が高く評価され日本アカデミー賞 新人俳優賞を史上最年少で受賞します。
その後は『明日、ママがいない』やNHK連続テレビ小説『まれ』『べっぴんさん』など話題作に次々出演。
子どもらしい可愛さだけでなくどこか達観したような目線や静かな強さを感じさせる役柄が印象的でした。
撮影現場では年上の俳優に囲まれても堂々としていて「年齢を忘れるくらいしっかりしている」「役の理解が深い」といった声もあったと言われています。
数年の活動休止期間を経て最近またカメラの前に戻ってきたことで当時から応援していた人たちの間でも「帰ってきてくれた」という喜びの声が広がりました。
学歴
学歴については、具体的な学校名などは公表されていません。
ただ、2019年に小学校を卒業したあと日本を離れて海外で生活しながら学んでいたことが明かされています。
幼いころから仕事をしてきた彼女が環境そのものを変えて“学ぶ側”にまわったというのはとても大きな決断だったと感じます。
海外での生活を通して視野が広がり自分の考えをよりはっきり言葉にできるようになったとも語られています。
その経験が次のステップにもつながっていきます。
子役から留学へ
順調に子役として活躍していた渡邉さんですが、小学校卒業のタイミング(12歳前後)で芸能活動を一時休止しマレーシアでの生活と学びを選んだことが公表されています。
「もっと広い世界を見てみたい」「自分を見つめ直したい」という思いがあったとされておりその年齢でこの選択ができるのは本当にすごいことだと思います。
海外という新しい環境では言葉や文化の違いに戸惑うこともあったでしょうが、その経験を通して価値観や人との向き合い方が大きく変わったそうです。
用意された道をただ歩くのではなくいったん立ち止まって自分の進み方を自分で考える。
そんな時間になっていたように感じます。
マレーシアでの留学生活で得た広い視野や柔軟な考え方がのちに起業という新たな挑戦へとつながっていったのかもしれません。
高校生で起業という新たな挑戦
渡邉さんは高校生のとき自ら会社を立ち上げています。
会社名はalchemi株式会社(アルケミ)とされています。
公表されている内容によると、
- 設立:2022年7月25日
- 代表取締役:渡邉このみ
- 所在地:東京都千代田区麹町5丁目3番地 第7秋山ビルディングB1
- 事業内容:学生向けのイベントやコミュニティ運営、コンテストの開催など
- ミッション:「学生に明日への希望と、夢を生きる力を与える」
という形で説明されています。
ここで特に印象的なのは“自分のためのビジネス”というより“同世代やこれからの世代を支える場所をつくりたい”という思いがあることです。
学生が自分のやりたいことや夢に向き合えるきっかけをつくりたいという気持ちが強く伝わってきます。
高校生のうちに会社を立ち上げるというのは普通に考えるとかなり大きなチャレンジです。
それでも行動に移しているあたりに彼女自身のエネルギーと責任感を感じますよね。
現在の活動
現在は俳優としての活動を再開しながら国内だけでなく国際的な場にも挑戦しています。
ティーン世代の国際大会にパンパシフィック代表として参加しSNSでの発信力を評価する賞(ソーシャルメディア関連のアワード)を受けたことも報じられています。
最近はテレビ番組にも登場し留学や起業について自分の言葉で語る姿が印象的でした。
「そんな経験をしていたなんてすごい」「イメージが変わった」という声も多くかつての“天才子役”という肩書きだけでは語れない存在になってきています。
SNSでは、活動のお知らせだけでなく自分なりの考えや感じたことも発信しており同世代の共感を集めています。
まとめ
渡邉このみさんは、幼いころから実力派子役として注目されその後は一度表舞台を離れて海外で学び価値観を大きく広げました。
その経験をもとに高校生で「alchemi株式会社」という会社を立ち上げ、若い世代の背中を押す取り組みを始めています。
そして今は、俳優としての活動を再び進めながら社会にもメッセージを発信する存在へ。
かつての「天才子役」という枠から飛び出して自分の道を自分でつくっている、その姿そのものが魅力だと感じます。








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