岐阜県本巣市のケーキ店「さんらいず」で発生し、3人が死亡した事件で、当時開かれていた集まりについて新たな情報が分かってきました。
店内では女性店主と中学時代の同級生らが食事や麻雀をしていましたが、死亡した林寛至さんは、この会合には招かれていなかったとみられています。
さんらいずでは何の集まりが開かれていたのか、林寛至さんと女性店主の関係、刺傷や放火に至るまでの経緯を整理します。
本巣市ケーキ店さんらいずの集まりと林寛至さんの関係は?
事件当時、「さんらいず」の2階住宅部分では、女性店主と中学時代の同級生らによる私的な集まりが開かれていました。
捜査関係者への取材では、女性店主と中学時代の同級生9人が集まり、食事をしていたことが分かっています。
さらに、住宅部分では麻雀も行われていました。
一方、事件後に死亡した林寛至さん(70)は、この日の会合には招かれていなかったとみられています。
林さんと女性店主については、少なくとも数年前から付き合いがあったとみられています。
ただし、どのような関係だったのかについて詳しい内容は公表されていません。
警察は、招かれていなかった林さんがなぜこの日の集まりに加わったのか、現場を訪れた経緯を詳しく調べています。
さんらいずでは何の集まりが開かれていた?
火災が発生したのは、店の営業時間が終了した後の2026年9月5日午後9時ごろでした。
当時2階にいたのは、店の営業に関する会合ではなく、女性店主と中学時代の同級生を中心としたグループでした。
- 女性店主は66歳
- 中学時代の同級生9人が参加
- 食事をしていた
- 麻雀も行われていた
- 林寛至さんは招待されていなかったとみられる
久しぶりに集まった同級生同士の食事会に近い状況だったと考えられます。
しかし、その最中に「人が刺された」「ガソリンがまかれた」という事態が起きました。
何がきっかけでトラブルになったのかについては、まだ明らかになっていません。
林寛至さんはなぜ集まりにいた?
事件解明の大きなポイントになっているのが、招待されていなかった林寛至さんが現場にいた理由です。
林さんは岐阜県瑞穂市に住む70歳の会社役員で、葬祭業に携わっていました。
女性店主とは少なくとも数年前から付き合いがあったとみられていますが、この日の同級生の会合には招かれていなかったとされています。
そのため警察は、
- 林さんが何時ごろ店を訪れたのか
- 誰に会うために来たのか
- 集まりにどのように加わったのか
- 事件直前に誰とどのようなやり取りがあったのか
などを調べているとみられます。
林さんと女性店主の詳しい関係や、当日の訪問理由については現在も明らかになっていません。
集まりの中で刺傷事件が起きた?
楽しい食事や麻雀の場だったとみられる集まりは、その後、一転して事件現場となりました。
9月5日午後9時ごろ、現場から110番通報が入りました。
通報では、
- 人が刺された
- ガソリンがまかれた
- 火事になっている
といった内容が伝えられています。
さらに、現場にいた人からは「麻雀をしていた中で1人が刺された」という趣旨の情報も出ています。
焼け跡からは男女2人の遺体が見つかり、司法解剖の結果、このうち男性は腹部を刺されたことによる失血死だったことが分かりました。
女性の死因は急性一酸化炭素中毒とされています。
このため、少なくとも男性1人については、火災が発生する前後に刺されていたことになります。
ガソリンによる放火はどのように起きた?
刺傷だけでなく、現場ではガソリンがまかれたことをうかがわせる通報もありました。
火災によって2階建ての店舗兼住宅約300平方メートルが焼け、建物内部から男女2人の遺体が発見されています。
警察は殺人と現住建造物等放火の疑いで捜査しています。
誰がガソリンを持ち込み、どこにまいたのか、どのように火がついたのかについて詳しい状況は公表されていません。
刺傷と放火が同じ人物によるものなのかについても、捜査が続いています。
林寛至さんは駐車場の車内で発見
林寛至さんが見つかった場所も、事件を考えるうえで重要な点です。
林さんは火災が起きた建物の中ではなく、店舗駐車場に止められていた車の運転席で発見されました。
発見時には上半身に服を着ておらず、重いやけどを負い、意識がもうろうとした状態だったと報じられています。
その後、林さんは病院へ搬送されましたが、死亡が確認されました。
警察は現場から救助された人の目撃証言や林さんが発見された状況などから、林さんが事件に関与した可能性があるとみて調べています。
9月6日には林さんの自宅を家宅捜索し、車についても詳しく調べています。
現時点では、林さんが誰かを刺した人物、あるいは火をつけた人物だと警察が正式に発表したわけではありません。
刺傷から放火までの経緯
現在までに判明している事件の流れを時系列で整理します。
- 9月5日夜、さんらいず2階で女性店主と中学時代の同級生らが食事
- 集まりでは麻雀も行われていた
- 招待されていなかった林寛至さんも現場にいた
- 午後9時ごろ「人が刺された」「ガソリンがまかれた」などと110番通報
- 店舗兼住宅から激しく出火
- 焼け跡から男女2人の遺体が見つかる
- 男性は腹部を刺されたことによる失血死と判明
- 林さんは駐車場の車内から意識がもうろうとした状態で発見
- 林さんを含む3人が病院へ搬送
- 林さんの死亡が確認され、死者は計3人に
- 警察が殺人と現住建造物等放火の疑いで捜査
- 林さんの自宅を家宅捜索
事件前の集まりで具体的にどのようなトラブルが起きたのかは、まだ明らかになっていません。
特に、招待されていなかった林さんが現場を訪れた理由と、刺された男性や女性店主との関係が事件の全体像を明らかにするポイントになりそうです。
まとめ
今回は、本巣市のケーキ店「さんらいず」で開かれていた集まりと林寛至さんの関係、刺傷や放火の経緯についてまとめました。
事件当時は女性店主と中学時代の同級生らが食事や麻雀をしていましたが、林さんはその会合には招待されていなかったとみられています。
一方で林さんと女性店主は少なくとも数年前から付き合いがあったとされており、警察は林さんがなぜ現場を訪れたのかを調べています。
焼け跡から見つかった男性は腹部を刺されたことによる失血死で、女性は急性一酸化炭素中毒で死亡しました。
さらに林さんも搬送後に死亡し、死者は3人となっています。
警察は林さんが事件に関与した可能性があるとみて捜査していますが、刺傷や放火を誰が行ったのか、事件の動機についてはまだ明らかになっていません。


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