群馬県太田市で手塚由佳さんが殺害された事件で、長女の元夫・三原理稀容疑者が公開手配されています。
事件前には元妻への復縁要求やDVをめぐる警察への相談があり、「母親と弟を殺す」という趣旨の発言もあったと報じられています。
今回は、三原理稀容疑者はなぜ元妻ではなく母親を刺したとみられているのか、事件前のトラブルや発言を時系列でまとめます。
三原理稀容疑者はなぜ元妻の母親を刺した?
事件の背景を知るうえで、三原理稀容疑者と元妻、その家族との間で何が起きていたのかが重要になります。
現時点で、三原容疑者が手塚由佳さんを襲った具体的な動機は明らかになっていません。
警察は三原容疑者を手塚さんの長男に対する殺人未遂容疑で公開手配しており、手塚さんの殺害についても関与したとみて捜査しています。
そのため、三原容疑者本人が「なぜ母親を狙ったのか」を説明したわけではありません。
ただし、事件前の経緯を見ると、手塚さんが偶然巻き込まれただけとは言い切れない情報が出ています。
捜査関係者によると、元妻である長女は9月19日に警察へ相談した際、三原容疑者から「母親と弟を殺して俺も死ぬ」といった趣旨のことを言われたと説明していました。
さらに三原容疑者は元妻に復縁を迫っていたとされ、離婚後にはDVに関する相談も警察へ寄せられていました。
こうした経緯から、元妻との関係をめぐるトラブルが、その家族にまで及んでいた可能性が捜査の焦点になっているとみられます。
一方で、
- 復縁を母親に反対されたのか
- 母親に個人的な恨みがあったのか
- 元妻への報復として家族を狙ったのか
- 別のトラブルが存在したのか
といった具体的な理由は明らかになっていません。
「復縁を邪魔されたため母親を狙った」などと断定できる段階ではなく、今後の捜査を待つ必要があります。
三原理稀容疑者は元妻に復縁を迫っていた?
事件前には、三原容疑者と元妻との関係をめぐるトラブルが続いていたことが分かっています。
三原容疑者は、死亡した手塚由佳さんの28歳の長女の元夫です。
2人はすでに離婚していましたが、その後も三原容疑者が長女に復縁を迫っていたことが捜査関係者への取材で明らかになっています。
一方、長女側は三原容疑者について警察へ複数回相談していました。
単純に離婚後の連絡が続いていたというだけではなく、警察が介入する状況になっていたことになります。
ただし、復縁要求の具体的な内容や頻度、長女がどのように応じていたのかなど、詳細については公表されていません。
元妻からDVの相談があった?
三原理稀容疑者をめぐっては、事件の半年ほど前から警察への相談が確認されています。
これまでに報じられている主な経緯は以下の通りです。
- 3月30日:長男が「姉と三原容疑者がけんかしている」という趣旨の110番通報
- 6月2日:長女が三原容疑者からのDVについて太田署へ相談
- 9月19日:長女が佐野署へ三原容疑者との関係について相談
- 9月24日:警察が長女へ電話し安全確認や避難を指導
- 9月25日:手塚由佳さんが死亡し、長男も襲われる事件が発生
6月と9月の相談を受けた際には、警察が三原容疑者に口頭で注意したとされています。
つまり今回の事件以前から、三原容疑者と元妻とのトラブルについて群馬県警と栃木県警の双方が把握していました。
「母親と弟を殺す」発言とは?
今回の事件で特に注目されているのが、事件のわずか6日前にあったとされる発言です。
9月19日、長女が栃木県警佐野署へ相談した際、三原容疑者から、
「母親と弟を殺して俺も死ぬ」
という趣旨のことを言われたと説明していたことが捜査関係者への取材で明らかになっています。
そして9月25日、長女の母親である手塚由佳さんが死亡し、弟にあたる26歳の長男も頭を切りつけられ負傷しました。
事件前に言及されていた「母親」と「弟」が、実際に被害に遭った形になります。
この発言が事件の具体的な計画を示していたのか、どのような状況で発せられたのかについては、今後さらに詳しく調べられるとみられます。
なぜ元妻ではなく母親と弟が狙われた?
「元妻とトラブルになっていたのであれば、なぜ母親と弟が被害に遭ったのか」と疑問に感じる人も多いようです。
現時点で、この理由について警察から明確な説明はありません。
ただ、三原容疑者が事件前に「母親と弟を殺す」という趣旨の発言をしていたとされることから、2人が以前から危害の対象として意識されていた可能性があります。
また、3月30日に長女と三原容疑者がけんかしていた際には、弟である長男が110番通報しています。
こうした家族の対応が三原容疑者の感情に影響していたのかについても気になるところですが、現段階では確認されていません。
母親についても、元妻との関係にどの程度関わっていたのかは明らかになっていません。
そのため、「母親や弟が復縁を邪魔したことへの報復だった」などとする見方は現時点では推測です。
元妻本人ではなく家族が被害に遭った理由については、三原容疑者の身柄確保後の供述や捜査によって明らかになる可能性があります。
手塚由佳さんには十数カ所の傷があった?
司法解剖によって、手塚由佳さんが襲われた際の状況も徐々に明らかになっています。
手塚さんには胸や腹、手足などに十数カ所の刺し傷や切り傷が確認されました。
一部の傷は肺にまで達しており、死因は出血性ショックでした。
さらに両手には、刃物による攻撃を防ごうとした際にできたとみられる「防御創」も確認されています。
警察は傷の多さなどから、強い殺意があった可能性も視野に捜査しています。
現場からは血の付いた刃渡り約20センチの包丁も見つかっています。
ただし、三原容疑者について現在出されている逮捕状は長男に対する殺人未遂容疑です。
手塚さんを殺害した疑いについては、警察が関与したとみて捜査を進めている段階となっています。
事件当日は何があった?
事件当日の状況からも、三原容疑者がどのように現場から逃走したのかが分かってきています。
9月25日正午すぎ、28歳の長女と26歳の長男が外出先から太田市市場町の自宅へ戻りました。
すると、住宅内に三原容疑者がいたとされ、帰宅した2人と鉢合わせになりました。
この際、三原容疑者は長男の後頭部を刃物のようなもので切りつけるなどした疑いが持たれています。
長男は抵抗し、命に別条はなく軽傷でした。
住宅内では母親の手塚由佳さんが血を流して倒れており、長女が「母が刺された」と110番通報しました。
三原容疑者はその後、現場から逃走したとみられています。
捜査関係者によると、住宅の玄関の鍵が壊されたり、窓ガラスが割られたりしたような形跡は確認されていないとされています。
三原容疑者がどのように住宅内へ入ったのかについても、事件の経緯を解明するうえで重要な点になりそうです。
警察は事件前日に避難を勧めていた?
今回の事件では、警察が事件発生前から長女の安全確保について対応していたことも明らかになっています。
事件前日の9月24日、太田署の警察官が長女に電話をかけ、異常がないか確認していました。
さらに警察は、安全確保のため三原容疑者に知られていない場所へ避難するよう長女に勧めていたとされています。
長女は事件当時、母親や弟とともに実家で暮らしていました。
それでも翌25日に事件が発生し、母親が死亡、弟も負傷する結果となりました。
警察は事件以前から相談を受けていたことから、これまでの相談内容や対応についても確認を進めているとみられます。
三原理稀容疑者は現在どうなっている?
三原理稀容疑者については、警察が全国に公開手配して行方を追っています。
三原容疑者は栃木県佐野市に住む30歳で、職業は不詳と発表されています。
事件後には防犯カメラに、黒っぽい上着やハーフパンツ姿で歩いている様子が映っていました。
靴を履いていない状態だったとの情報もあります。
2026年9月27日朝時点で、三原容疑者が逮捕されたとの発表は確認されていません。
警察は長男への殺人未遂事件だけでなく、手塚由佳さんの死亡についても三原容疑者が関与したとみて捜査しています。
まとめ
今回は、三原理稀容疑者はなぜ元妻の母親を刺したとみられているのか、復縁要求やDV、「母親と弟を殺す」という趣旨の発言についてまとめました。
現時点では、手塚由佳さんが襲われた具体的な動機は明らかになっていません。
一方、三原容疑者は元妻に復縁を迫っていたとされ、元妻は以前からDVなどについて警察へ相談していました。
さらに事件6日前の9月19日には、元妻が「母親と弟を殺して俺も死ぬ」といった趣旨の発言を受けたと警察へ相談していたことも明らかになっています。
その後、実際に母親の手塚さんが死亡し、弟にあたる長男も襲われました。
ただし、なぜ元妻本人ではなく母親や弟に危害が及んだのか、その具体的な理由については分かっていません。
三原容疑者の身柄が確保されれば、復縁をめぐるトラブルや事件の動機についてさらに詳しい経緯が明らかになるとみられます。


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