M-1グランプリ2025で“龍ウケ”というワードとともに一気に名前が広がったお笑いコンビ・インテイク。
準々決勝〜準決勝では「会場が揺れた」「龍ウケしてたのになぜ落ちた?」といった声がSNSにあふれ、
決勝進出を逃したことを惜しむポストも目立ちました。
「インテイクって誰?」
「龍ウケってどういう意味?」
「コンビ名の由来が気になる」
と検索してこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
この記事ではインテイクについて
- コンビのプロフィール
- 経歴と結成理由
- コンビ名「インテイク」の由来
- 「龍ウケ」と呼ばれるようになった背景
- ネタの特徴・魅力
といったポイントを初めて知る人にもわかりやすく整理していきます。
M-1きっかけで気になり始めた方が「ライブでも見てみたいな」と思える入口になればうれしいです。
インテイクとは
インテイクは、東京を拠点に活動している漫才コンビです。
NSC東京校23期出身で2017年5月に結成。
所属は吉本興業で神保町よしもと漫才劇場などを中心にライブに出演しています。
ボケの鈴木龍平さんとツッコミのまえかずさん。
いわゆる「ボケが暴れてツッコミが叩く」という王道構図ではなく
- 鈴木さん:ツッコミのように“言葉で詰めていくタイプのボケ”
- まえかずさん:それを受け止めつつ最後にちゃんと整えるツッコミ
というやや“Wツッコミ寄り”にも見える掛け合いが特徴です。
インテイクのプロフィール

コンビ概要
- コンビ名:インテイク
- 結成年:2017年5月
- 所属:吉本興業
- 出身:NSC東京校23期
- 活動拠点:東京(神保町よしもと漫才劇場 など)
- ネタスタイル:しゃべくり漫才(ボヤキ+論理ツッコミ系)
鈴木龍平(すずき りゅうへい)
- 担当:ボケ(立ち位置・向かって左)
- 生年月日:1996年1月31日
- 出身地:埼玉県川口市
- 学歴:東洋大学 都市環境デザイン学科 卒業
- 趣味:散歩、映画、アイドル鑑賞、毒ガエル など
- 特徴:落語好きで“ツッコミ的な視点”で世の中のモヤモヤを言語化するボケ担当
いわゆる「テンション高くボケ倒すタイプ」ではなく、
冷静な目線で物事を観察し論理でツッコミを入れていくようなボケをするのが鈴木さんのスタイル。
- 日常のイラっとするポイント
- 現代っぽい気持ち悪さ
- 誰もがうすうす思っているけど言葉にしていない違和感
こうしたものを淡々とでも妙に刺さる言葉で並べ立てていく感じです。
だからこそ役割は“ボケ”でも見え方としては「ツッコミがずっとしゃべってる」ような独特の立ち位置に見えるネタも多いです。
まえかず
- 担当:ツッコミ(立ち位置・向かって右)
- 生年月日:1993年12月22日
- 出身地:青森県おいらせ町
- 学歴:法政大学 卒業
- 趣味:サッカー、将棋、オカルト動画、お酒、つけ麺巡り
- 特技:ドレミの歌ゲーム、炭火焼き鳥 など
柔らかい声と表情で鈴木さんの“ツッコミっぽいボケ”を受け止めつつ、要所で「いや、そこおかしいだろ」とちゃんと線を引いてくれる役回り。
- ちょっと視聴者寄りの目線
- でも相方の世界観も否定しすぎない距離感
このバランスの良さがネタ全体の“聞きやすさ”にもつながっています。
経歴と結成理由
NSCでの出会い〜コンビ結成
2人はNSC東京校23期の同期。
在学中の「相方探しの会」で出会い2日目でコンビ結成に至ったとされています。
共通していたのは
- 「漫才で勝負したい」という意識
- 台本より“しゃべり”で見せるスタイルが好き
- ボケ/ツッコミの役割がハッキリしているコンビが好き
といった価値観。
実際にネタを合わせてみたとき
- 鈴木さんの“言葉で詰めるタイプのボケ”
- まえかずさんの“緩急のあるツッコミ”
が想像以上にハマり「これは続けていったほうがいい」と感じたことがコンビ継続の決め手になったそうです。
賞レースでの実績
インテイクはここ数年、賞レースでじわじわと存在感を増してきました。
- M-1グランプリ
- 2021年:3回戦進出
- 2022年:準々決勝進出
- ツギクル芸人グランプリ2023:決勝進出
ツギクルでは「ストレス社会のボヤキを言葉のセンスで笑いに変える漫才」として印象に残った人も多く
“ネタがしっかりしているコンビ”という評価を確立しつつあります。
そして2025年、M-1準々決勝での爆発的なウケ=“龍ウケ”によって一気に一般層にも名前が広がり始めた……
というのが今の立ち位置と言えそうです。
コンビ名「インテイク」の由来
コンビ名の「インテイク(intake)」は英語で
- 吸気口
- 取り込み口
といった意味のある単語です。
この名前は結成直後に赤羽でネタ合わせをしていた際、まえかずさんが提案したものだとされています。
当時のニュアンスをまとめると
- まえかずさんは「向上心」とか「上に登っていくイメージの英単語」だと思っていた
- 調べてみると本当は“飛行機の吸気口”のような意味だった
- ただ、響きのカッコよさと「一度決めたし、まあいいか」というノリでそのまま採用
というちょっとした勘違いエピソードつきのコンビ名です。
意味を知ったあとも変えずにそのまま行く感じもインテイクらしいと言えるかもしれません。
「龍ウケ」と呼ばれるようになった背景
「龍ウケ」という言葉は、ボケ担当・鈴木龍平さんの“龍”と「ウケる」が合体したファン発の呼び名です。
M-1の会場レポや実況の中で
- 「インテイク、今日いち龍ウケしてた」
- 「あの龍ウケで落ちるのきつい」
といった表現が使われるようになり「イチウケ」ならぬ「龍ウケ」という固有名詞として広まっていきました。
背景としては
- 鈴木さんの“ツッコミ的ボケ”がハマった瞬間、客席が一気に爆発する
- ネタの構造的にも後半にかけて盛り上がるつくりが多い
- 「会場全体が揺れていた」というレポが複数出るレベルでウケた
こうした要素が重なり“ただウケた”ではなく“龍ウケ”という言葉で呼びたくなってしまうほどの破壊力だったということだと思います。
ネタの特徴・インテイクの魅力
インテイクの漫才は、ツッコミ目線でボヤき続ける鈴木さんとそれをやわらかく受け止めて整えるまえかずさんの掛け合いが
見終わったあとじわっとクセになるスタイルです。
① ツッコミ的な視点を持ったボケ
インテイクの鈴木さんは「いわゆる王道ボケ」ではなくかなりツッコミ寄りのボケです。
- 物事の矛盾点を見つけて丁寧に突っ込んでいく
- ちょっと冷めた視点で世の中を見ている
- 「それおかしくない?」を言葉にしていく
なので構造としては
ボケ(鈴木)=ツッコミっぽい人
ツッコミ(まえかず)=その場にいる素人代表・もう一段階上の整理役
みたいになっていて“Wツッコミ漫才”に近い空気を感じるネタも多いです。
このスタイルのおかげで「普通の漫才の型とはちょっと違うけど妙に納得して笑ってしまう」という独特の味が出ています。
② 言葉のセンスと“間”で見せる
鈴木さんは落語好きということもあり、
- セリフのリズム
- 一拍おくタイミング
- 同じフレーズの使い回し方
といった“言葉まわりの技術”がかなり細かい印象です。
大声でガンガン押し切るのではなく一度客席の共感を取ってからじわじわ積み上げていくタイプなので
ネタを通しで見たときの満足感が大きいコンビだと思います。
③ まえかずの「受け止め力」
ツッコミ側のまえかずさんは
- 基本は聞き役寄り
- それでいて要所ではっきり線を引く
- 最後にちゃんと“オチ”まで持っていく
という非常にバランスのいいポジションにいます。
鈴木さんがあれだけツッコミ的に喋りまくっていても「ずっと説教を聞かされている感じにならない」のは
まえかずさんの柔らかさと“ちょうどいい合いの手”があるからこそという感じがします。
④ 劇場でこそ真価が出るタイプ
インテイクは、ショート尺の切り抜きでも面白いのですがどちらかと言うとフル尺でじっくり観た方がハマるコンビです。
- 序盤:違和感の種をばらまく
- 中盤:それを回収しながら不満やモヤモヤが共感に変わっていく
- 終盤:一気に視界が開けるような“龍ウケゾーン”へ
この流れを体感すると「ああ、このコンビは劇場で人気出るタイプだな」と感じると思います。
まとめ|「ツッコミ的ボケ」と“龍ウケ”がクセになるコンビ
あらためてインテイクについてのポイントを整理すると
- 吉本興業所属・NSC東京校23期出身の漫才コンビ
- 2017年結成で神保町よしもと漫才劇場などを中心に活動
- 鈴木龍平さんは「ツッコミ的な視点を持ったボケ担当」で言葉のセンスと“間”が持ち味
- まえかずさんは柔らかい空気でそれを受け止めつつ整えてくれるツッコミ
- コンビ名「インテイク」は向上心っぽい意味だと勘違いしたまま採用したというエピソード付き
- M-1で会場を揺らすような爆笑をとったことから「龍ウケ」という言葉が生まれた
という形になります。
「ボケなのにツッコミっぽい」「でもちゃんと漫才として成立している」というインテイクならではのバランスは、
一度ハマるとクセになるタイプの面白さだと思います。
M-1で気になった方は、ぜひフル尺のネタやライブもチェックして自分なりの“インテイクの推しポイント”を見つけてみてください。




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