ドジャースの山本由伸投手がまた別の意味で話題になっています。
SNSでは本人が実際には言っていないのに「名言のように広がっているフレーズ」が数多く出回っており、それが“言ってない語録”として人気を集めていますね。
「負けるという選択肢はない」
「ブルペンのドアを施錠しておけ」
など、まるで映画のワンシーンのようなセリフが並びファンの間では笑いと称賛が入り混じる盛り上がりに。
この記事ではその“言ってない語録”の代表例と火付け役、さらにはキケ(エンリケ・ヘルナンデス)の関与についてもわかりやすく整理していきます。
山本由伸の「言ってない語録」5選
まずはSNSで定番となっている“言ってない語録”を紹介します。
どれも実際には発言していませんが「言ってそう」「言っててほしい」という気持ちがこもったフレーズばかりです。
①「負けるという選択肢はない」
いちばん有名な語録。
きっかけは、会見で山本投手が話した「負けるわけにはいかない」というコメント。
それを園田通訳が英語で「Losing isn’t an option」と訳したことから始まりました。
この一文のカッコよさがSNSで爆発的に広まり「本人が言った」と勘違いされるほど話題に。
しかもその後の試合で完璧なピッチングを見せたため「言ってないのに有言実行」とファンが盛り上がりました。
最終的には本人が優勝パレードで実際に「Losing isn’t an option」と話すという展開に。
“言ってない”が“言った”になる瞬間はファンにとって感慨深いものでしたね。
②「ブルペンのドアを施錠しておけ」
こちらは“自分が最後まで投げ切る”という強い気持ちを表すフレーズとして人気。
実際のコメントは「リリーフ陣に負担をかけたくない」といった真面目なものでしたが、ファンの想像の中で“ボスキャラのようなセリフ”に進化しました。
「もう誰も出番はない。俺が終わらせる」というストーリー性がSNSの大喜利文化と相性抜群。
今では“言ってない語録界”の定番です。
③「コール、メモを取っとけよ」
これはヤンキースのゲリット・コール選手との比較から生まれたもの。
「コールよりすごい投球」と話題になった流れでファンが“想像上のドヤ顔セリフ”として作り出しました。
実際は何も言ってないのになぜかしっくりくる。
そんなギャップがこの語録の魅力です。
④「俺を出すことが最善の選択肢だ」
慎重で冷静なタイプの山本投手がもし強気に言葉を放ったら。
そんな“もしも”の妄想から生まれたのがこの語録。
実際のコメントは「いつ投げてもいいように準備している」という落ち着いたものでしたがファンの想像力がそれを堂々たる一言に仕立て上げました。
本人がそんな挑発的なことを言うタイプでないのはみんな承知。
それでも「言ってそう」と感じてしまう絶妙なキャラ付けが面白いですよね。
⑤「ブルペンの鍵を開けろ、俺が入る」
先ほどの“施錠しておけ”の派生語録。
「どっちやねん!」と突っ込みたくなるシリーズでファンの遊び心が感じられます。
このあたりまで来るともはや“言ってない語録の世界観”として一種のユーモア作品です。
火付け役やキケの関与を調査
山本由伸の「言ってない名言」を公式が販売して草
— Ken8853_38 (@Ken88533) October 30, 2025
わからない人に簡単に流れを・・
山本「何としても負けるわけにはいかないので」を通訳が「敗北は選択肢にない」と意訳
ファン「カッケェェ!」
公式「これは売れる!」←いまここ pic.twitter.com/IiHA4VxVXA
“言ってない語録”がここまで広まった背景にはいくつかの要因が重なっています。
通訳の園田さんの存在やSNSでの拡散力が大きく影響しているようです。
きっかけは通訳とSNS
そもそもの発端は園田通訳による「Losing isn’t an option」という英訳。
この一言のインパクトが強烈すぎてSNSで英語フレーズだけが独り歩きしたのが始まりです。
そこから動画が拡散しX(旧Twitter)で「山本由伸(言ってない)名言集」という投稿がバズ。
まとめサイトやスポーツファンの投稿が次々と派生し、いまのような“語録文化”が出来上がりました。
つまり、
「園田通訳の名訳」→「SNSの拡散」→「ファンの二次創作」
という流れで自然発生したものなんですね。
キケの名前が出てくる理由
山本由伸の言ってないのに言ったことにされてるシリーズ主犯格すこ🤣 pic.twitter.com/JLlqOie8fz
— しお/Immortal Lupin (@At3Lupin) November 1, 2025
ドジャースのチームメイトであるキケ・ヘルナンデス選手の名前もたびたび登場します。
ただ、実際にキケが“言ってない語録”を広めたという事実はありません。
ファンの間では、
「山本は何も言ってない/キケが“言ってた”と言い張る/監督も“言ってた”と乗っかる」
という定番のネタ構文があるんです。
つまりキケは「ノリのいい語録職人」としてファンの中でストーリーに登場しているだけ。
本人が本当に語録を作ったわけではないというのが実際のところです。
ついに“言ってない”が“言った”に
一番印象的だったのはワールドシリーズ優勝パレードでのスピーチ。
山本投手が英語で「Losing isn’t an option」と実際に言葉にしたことでファンの間では
「言ってない語録が、ついに本物になった!」
と歓喜の声があふれました。
もともとは“妄想の名言”だったものが本人の口から出た瞬間に“公式化”。
まるでネットのジョークが現実を追い越したような出来事でした。
まとめ|“言ってない語録”はファンの愛のかたち
- “言ってない語録”は園田通訳の名訳とSNSの拡散が生んだファン発の文化
 - 「負けるという選択肢はない」など実際のコメントが“理想のヒーロー像”に昇華したフレーズ
 - キケの関与はファンの“お約束ネタ”で事実上の仕掛け人ではない
 - 最終的に本人が語録を“公式化”したことでファンの想像が現実になった
 
山本由伸投手が実際に言葉少ななタイプだからこそファンは「こう言ってほしい」と想像をふくらませるのかもしれません。
“言ってない語録”は、そんなファンの遊び心とリスペクトが詰まった愛すべきネット文化のひとつです。








      
      
      
      
			
			
			
			
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