越谷の警察官拳銃発砲はなぜ起きた?春日部署37歳巡査部長の休暇理由や「息子がさらわれた」通報も

2026年11月4日、埼玉県越谷市のごみ処理施設で、休暇中の警察官が別の警察官から拳銃を奪い、自らに発砲する事案が発生しました。

発砲したのは春日部警察署交通課に所属する37歳の巡査部長で、事件前には「息子が通学途中でさらわれた」という趣旨の110番通報をしていました。

なぜ今回の事案が起きたのか、休暇を取っていた理由や通報から発砲までの経緯、現在までに分かっている情報を整理します。

目次

越谷の警察官拳銃発砲はなぜ起きた?

今回の発砲は、37歳の巡査部長本人による110番通報をきっかけに警察官が現場へ向かい、その後に巡査部長が暴れ、取り押さえようとした警察官から拳銃を奪ったことで発生しました。

事件が起きたのは、2026年11月4日午前10時5分ごろです。

場所は埼玉県越谷市増林3丁目にある「東埼玉資源環境組合第1工場」の敷地内でした。

巡査部長は事件のおよそ1時間20分前となる午前8時45分ごろ、自ら110番通報していました。

通報では「息子が通学途中でさらわれた」「越谷のクリーンセンターに向かってほしい」という趣旨の話をしていたとされています。

この通報を受けて、越谷警察署の警察官4人が現場へ向かいました。

しかし、警察が確認したところ、息子が実際に連れ去られた事実はなかったということです。

その後、巡査部長は興奮して暴れ始め、警察官がパトカーに乗せようとした際に警察官を蹴るなどしたとされています。

さらに、越谷署の40代男性巡査が腰のホルスターに入れていた拳銃を奪い、自らの頭部に向けて1発発砲しました。

つまり、巡査部長が休暇中に自分の拳銃を持ち出して発砲したのではなく、通報を受けて現場に来た警察官の拳銃を奪ったという経緯です。

一方で、そもそもなぜ「息子がさらわれた」という内容の通報をしたのかについては、現在も明らかになっていません。

春日部署の37歳巡査部長は誰?

発砲した男性については、春日部警察署交通課に所属する37歳の巡査部長であることが明らかになっています。

項目判明している内容
氏名公表されていない
年齢37歳
居住地埼玉県越谷市
所属埼玉県警春日部警察署
所属課交通課
階級巡査部長
埼玉県警採用2010年10月
春日部署勤務2026年3月から
休暇2026年10月29日から

男性は2010年10月に埼玉県警に採用され、2026年3月から春日部警察署で勤務していたとされています。

また、越谷市に住んでいたことも報じられています。

氏名については、11月5日午前時点でも公表されていません。

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巡査部長が休暇中だった理由は?

巡査部長は事件当日だけ休みだったわけではなく、10月29日から休暇中だったことが分かっています。

ただし、なぜ休暇を取っていたのかについては公表されていません。

年次休暇だったのか、体調などを理由とする休暇だったのか、別の事情があったのかについても明らかになっていない状況です。

そのため、10月29日から休暇を取っていたことと、11月4日の行動に直接的な関係があったのかは現時点では分かりません。

一部報道では、巡査部長について勤務態度に問題はなかったとされています。

少なくとも、以前から職場で大きな問題行動が確認されていたため休暇になった、などとする情報は現在までに確認されていません。

休暇理由については、今後の県警の調査で詳しい事情が明らかになる可能性があります。

「息子がさらわれた」と110番したのはなぜ?

今回の事案で最も不可解な点の一つが、巡査部長が自ら「息子がさらわれた」という趣旨の110番通報をしていたことです。

午前8時45分ごろ、巡査部長から「息子が通学途中にさらわれた」「警察官も現場に向かってほしい」という趣旨の通報がありました。

巡査部長が指定した場所が、越谷市増林にあるごみ処理施設でした。

警察官が施設へ駆け付けると巡査部長本人がいましたが、確認の結果、息子が連れ去られた事実はなかったとされています。

なぜ巡査部長が実際には確認されなかった息子の連れ去りを通報したのか、その理由は明らかにされていません。

意図的に事実と異なる通報をしたのか、本人が何らかの理由でそう認識していたのかについても、現在の発表だけでは判断できません。

また、なぜ東埼玉資源環境組合第1工場を指定したのかについても分かっていません。

今後の調査では、この110番通報をした背景が事件の経緯を解明する重要なポイントになりそうです。

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なぜ現場で暴れ始めた?

警察官が現場で巡査部長から事情を聞いていたところ、その後、巡査部長が興奮して暴れ始めたとされています。

越谷署員は巡査部長をパトカーに乗せようとしましたが、その際に蹴られるなどの暴行を受けました。

巡査部長がなぜ突然暴れ始めたのかについても、現在のところ詳しい理由は公表されていません。

息子の連れ去りが確認できなかったことを伝えられた後の出来事だったとみられますが、それが直接的な原因だったのかは不明です。

巡査部長本人は発砲によって意識不明の状態となっているため、本人から詳しい事情を聞けていないことも、背景が明らかになっていない理由の一つと考えられます。

拳銃はどのように奪われた?

今回使われた拳銃は、発砲した巡査部長が休暇中に所持していたものではありません。

現場に駆け付けた越谷警察署の40代男性巡査が所持していた拳銃です。

警察官が巡査部長をパトカーに乗せようとした際、巡査部長が暴れて警察官を蹴り、その後、腰のホルスターから拳銃を奪ったとされています。

巡査部長はその拳銃を自分の頭部に向けて1発発砲しました。

現場には越谷署員4人がいましたが、ほかにけが人はいませんでした。

一歩間違えば周囲の警察官や第三者にも被害が及ぶ可能性があったため、拳銃を奪われた状況についても県警が詳しく調べています。

発砲後に公務執行妨害容疑で逮捕

巡査部長は、警察官を蹴るなどしたとして公務執行妨害容疑で現行犯逮捕されました。

ただし、自ら発砲して頭部に重傷を負っていたため、病院での治療が必要となり、その後釈放されています。

これは公務執行妨害の疑いがなくなったという意味ではなく、治療のため入院することになったことによるものです。

11月5日朝の報道でも、巡査部長は意識不明の状態とされています。

現時点では、意識を取り戻したという続報は確認されていません。

現場は東埼玉資源環境組合第1工場

事件が発生したのは、越谷市増林3丁目にある「東埼玉資源環境組合第1工場」です。

所在地は越谷市増林3丁目2番地1で、ごみ処理などを行っている施設です。

当初は「越谷市の清掃工場」と報じられていましたが、その後の報道で具体的な施設名が明らかになりました。

巡査部長自身が110番通報の中でクリーンセンターへ向かうよう求めていたことから、偶然この施設にいたわけではないとみられます。

ただし、なぜ巡査部長がこの場所を指定したのかは依然として分かっていません。

埼玉県警は原因究明へ

埼玉県警は、拳銃を奪われ発砲に至った経緯について調査を進めています。

斎藤克也首席監察官は、第三者に危害が及ぶ可能性もあったとして、原因を究明し再発防止を図る趣旨のコメントを出しています。

今後は、巡査部長が10月29日から休暇を取っていた理由や、息子の連れ去りを通報した背景、なぜ清掃工場を指定したのかなどが焦点になりそうです。

また、現場に警察官4人がいた中で拳銃を奪われた経緯についても検証されるとみられます。

まとめ

越谷市で起きた警察官の拳銃発砲について、現在までに判明している内容をまとめます。

  • 発砲したのは春日部警察署交通課の37歳男性巡査部長。
  • 巡査部長は越谷市在住で、2010年10月に埼玉県警に採用されていた。
  • 2026年3月から春日部警察署で勤務していた。
  • 10月29日から休暇中だったが、休暇理由は公表されていない。
  • 11月4日午前8時45分ごろ、「息子が通学途中でさらわれた」という趣旨の110番通報をした。
  • 警察が確認したところ、息子が連れ去られた事実はなかった。
  • 越谷署員4人が現場へ向かい、事情を聞いている途中で巡査部長が暴れ始めた。
  • 40代男性巡査のホルスターから拳銃を奪い、自らの頭部に1発発砲した。
  • 巡査部長は公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された後、治療のため釈放された。
  • 11月5日朝の時点でも意識不明の状態と報じられている。

現時点では、なぜ事実とは異なる息子の連れ去りを通報したのか、なぜ休暇中だったのかなど、事件の根本的な背景は明らかになっていません。

県警の調査が進むことで、発砲に至った経緯や休暇中の巡査部長に何が起きていたのかが今後明らかになる可能性があります。

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