入閣の可能性がある裏金議員は誰?松野博一・西村康稔ら旧安倍派の候補を調査

高市早苗首相が行う内閣改造で、政治資金収支報告書に不記載があった旧安倍派議員を閣僚に起用する案が浮上しています。

では、いわゆる「裏金議員」の中で入閣する可能性があるのは誰なのでしょうか。

松野博一氏や西村康稔氏をはじめ、名前が注目される旧安倍派議員について現在の状況を整理します。

目次

入閣の可能性がある裏金議員は誰?

2026年9月17日にも行われる見通しの内閣改造では、旧安倍派の不記載議員を起用する案が浮上しています。

ただし、9月12日時点で「この議員の入閣が決まった」とする実名での確定報道は出ていません。

現在の党内での立場や過去の閣僚経験などから見ると、注目されるのは次の人物です。

  • 松野博一氏
  • 西村康稔氏
  • 萩生田光一氏
  • 下村博文氏
  • 世耕弘成氏

この中でも特に注目したいのが、すでに高市政権下で自民党の要職に復帰している松野博一氏と西村康稔氏です。

一方で萩生田光一氏については幹事長代行に留任する方向と報じられており、現状では党側に残る可能性が高くなっています。

あくまで現段階では人事が確定していないため、「松野氏や西村氏の入閣が決まった」というわけではありません。

松野博一が入閣する可能性は?

候補としてまず注目されるのが、元官房長官の松野博一氏です。

松野氏は旧安倍派の幹部「5人衆」の一人で、派閥の政治資金パーティーをめぐり、自身の資金管理団体で2018年から5年間に1051万円の不記載があったことを明らかにしています。

2024年4月には自民党から党の役職停止1年の処分を受けました。

しかし、その後の衆議院選挙を経て、現在は自民党の組織運動本部長に就いています。

松野氏はこれまでに、

  • 内閣官房長官
  • 文部科学大臣
  • 自民党総務会長代行
  • 自民党組織運動本部長

などを歴任しています。

すでに官房長官や文部科学相を経験しているため、閣僚としての経験という点では十分です。

さらに2026年2月には組織運動本部長に起用されており、高市政権下で党の表舞台に戻っていることも注目されます。

こうした点から、旧安倍派の不記載議員から閣僚を起用する場合、松野氏は名前が意識されやすい人物の一人と考えられます。

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西村康稔が入閣する可能性は?

西村康稔氏も、今回の内閣改造で注目される人物です。

西村氏も旧安倍派の「5人衆」の一人で、政治資金収支報告書への不記載額は100万円でした。

2024年4月には党員資格停止1年の処分を受けています。

西村氏は2023年12月、政治資金問題が表面化する中で経済産業大臣を辞任しました。

一方、その後は党内で徐々に要職へ復帰しています。

2026年2月には自民党の選挙対策委員長に起用され、不記載問題に関係した議員が党四役に就く初めてのケースとなりました。

過去には、

  • 経済産業大臣
  • 経済再生担当大臣
  • 新型コロナウイルス感染症対策担当大臣
  • 内閣官房副長官
  • 自民党選挙対策委員長

などを歴任しています。

特に経済分野での閣僚経験が長いため、高市首相が「政策や実力本位」で人事を行う場合には検討対象となる可能性があります。

ただし、西村氏についても入閣が内定したという情報は現時点では確認されていません。

萩生田光一は入閣しない?

旧安倍派の有力者としては、萩生田光一氏の名前も外せません。

萩生田氏は政治資金収支報告書への不記載額が2728万円あり、2024年に党の役職停止1年の処分を受けました。

その後の衆院選では自民党の公認を得ず無所属で出馬して当選し、その後、党の要職へ復帰しています。

現在は自民党の幹事長代行を務め、高市首相に近い人物として政権運営にも関わっています。

ただ、今回の党役員人事では萩生田氏を幹事長代行に留任させる方向と報じられています。

そのため現時点では、閣僚へ移るというよりも引き続き党側から高市政権を支える可能性の方が高そうです。

もちろん、人事が正式発表されるまでは変更される可能性もあります。

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下村博文や世耕弘成の可能性は?

旧安倍派には、ほかにも過去に閣僚を経験した不記載議員がいます。

下村博文

下村博文氏は元文部科学大臣で、旧安倍派の幹部を務めていました。

不記載額は476万円で、2024年には党員資格停止1年の処分を受けています。

2026年2月の衆議院選挙では東京11区から自民党公認で出馬し、国政に復帰しました。

閣僚経験や党幹部としての経験は豊富ですが、今回の内閣改造をめぐって具体的に入閣が検討されているとの報道は現時点で確認されていません。

世耕弘成

世耕弘成氏も旧安倍派「5人衆」の一人で、元経済産業大臣です。

不記載額は1542万円で、2024年4月に自民党から離党勧告の処分を受け、その後離党しました。

参議院から衆議院へくら替えし、2024年と2026年の衆院選では無所属で当選しています。

2026年5月には自民党への復党を求めましたが、復党については結論が持ち越されています。

そのため、閣僚経験や高市首相との政治的な距離を考えれば注目される人物ではあるものの、まず復党問題がある点で松野氏や西村氏とは状況が異なります。

なぜ裏金議員の入閣が可能になった?

今回の人事で大きなポイントとなっているのが、高市政権が不記載議員をどのように扱うのかという点です。

高市首相は2025年10月の政権発足時、不記載問題に関係した議員を副大臣や政務官に起用しました。

一方、これまで閣僚への起用はありませんでした。

しかし木原稔官房長官は2026年9月10日、不記載問題に関係した衆院議員について、すでに2回の衆議院選挙を経ていることに触れ、国民の審判を踏まえて人事が行われるとの考えを示しています。

2024年と2026年の衆院選で当選したことを「有権者から信任を得た」と捉え、閣僚起用を可能とする考え方が政権内にあるとみられます。

また、高市首相周辺からは人事について「政策や実力本位」で選ぶとの考えも出ています。

これまでの不記載問題だけで一律に人事から外すのではなく、能力や経験を含めて判断する方向に変わりつつあるようです。

裏金議員が入閣すれば問題発覚後初めて

旧安倍派の不記載議員が今回入閣すれば、政治資金問題が表面化して以降、初めての閣僚起用となります。

それだけに高市首相にとっても簡単な人事ではなさそうです。

不記載議員の要職起用については依然として反発する声もあり、誰を起用するかによって内閣改造後の評価にも影響する可能性があります。

一方で、すでに西村康稔氏は選対委員長、松野博一氏は組織運動本部長、萩生田光一氏は幹事長代行と、旧安倍派の有力者が党の要職に復帰しています。

その流れが今回、閣僚人事にまで広がるのかが大きな焦点になっています。

まとめ

今回は「入閣の可能性がある裏金議員は誰?」という点について調査しました。

  • 旧安倍派の不記載議員を閣僚に起用する案が浮上している
  • 現時点では入閣する議員の実名は確定していない
  • 松野博一氏は組織運動本部長として党要職に復帰している
  • 西村康稔氏は選対委員長に起用され、党四役に復帰している
  • 萩生田光一氏は幹事長代行に留任する方向と報じられている
  • 世耕弘成氏は復党問題があり、状況が異なる

現在の党内での立場や過去の閣僚経験を見ると、松野博一氏や西村康稔氏は特に注目される存在です。

ただし、これは現在の状況から考えられる人物を整理したもので、両氏の入閣が内定したという意味ではありません。

9月17日にも行われる内閣改造で、旧安倍派の不記載議員が実際に閣僚へ起用されるのか注目されます。

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