東京・中野区の「中野ブロードウェイ」で、約2億円相当の高級腕時計4本が盗まれた事件。
事件後に逃走していたチリ国籍の男2人が大阪市内で逮捕され、事件の全容が少しずつ明らかになってきました。
この記事では、逮捕されたチリ人2人は何者なのか、顔画像や経歴、来日理由、なぜ中野ブロードウェイの時計店を狙ったのか、逮捕までの経緯についてまとめます。
中野ブロードウェイ時計窃盗のチリ人2人は何者
中野ブロードウェイの時計店で高級腕時計を盗んだ疑いで逮捕されたのは、いずれもチリ国籍の男2人です。
- ピニャ・グスマン・ジェレミー・パオロ容疑者:23歳
- マンサーノ・ケサダ・ボリス・アレクシス容疑者:33歳
2人は2026年8月25日午前11時50分ごろ、中野ブロードウェイ1階にある高級時計店「タイムウオーカー」で、ショーケースをハンマーで割り、高級腕時計4本を盗んだ疑いが持たれています。
盗まれたのは「リシャール・ミル」3本と「パテック・フィリップ」1本で、被害額は合わせて約2億円相当とされています。
店は営業中で従業員もいましたが、2人が店内にいた時間はわずか10秒ほどでした。
短時間で高額な時計だけを持ち去っていることや、逃走用とみられる電動キックボードを犯行直前に借りていたことなどから、事前に準備していたとみられています。
チリ人2人の顔画像
逮捕された2人については、すでにニュース映像などで顔画像が報じられています。
特に33歳のマンサーノ・ケサダ・ボリス・アレクシス容疑者については、車内に乗せられた際の顔が確認できる映像も公開されています。
一方、犯行時には2人ともマスクなどを着用していました。
事件発生直後に伝えられていた特徴では、黒系の服装やマスクを身につけており、1人はサングラスも着用していたとされています。
犯行後には着ていた黒い服や帽子などを途中で脱ぎ捨てていたとみられており、外見を変えながら逃走しようとしていた様子もうかがえます。
チリ人2人の経歴
2人の詳しい経歴については、現時点ではほとんど公表されていません。
- 国籍:チリ
- 年齢:23歳と33歳
- 職業:いずれも不詳
- 日本での住所:公表されていない
- 2人の具体的な関係:公表されていない
チリ国内でどのような仕事をしていたのか、過去に同様の事件に関与していたのかなどについても明らかになっていません。
また、10歳の年齢差がある2人がどのような経緯で知り合い、一緒に日本へ来たのかについても分かっていません。
警視庁は2人以外に共犯者がいないかについても調べています。
チリ人2人が日本に来た理由
今回特に気になるのが、2人が日本へ来てから事件を起こすまでの期間の短さです。
2人は事件が起きた8月25日のわずか4日前に日本へ入国していたことが分かっています。
つまり、8月21日ごろに来日し、そのわずか数日後に中野ブロードウェイで事件が起きたことになります。
ただし、入国時にどのような目的を申告していたのかなど、正式な来日理由は公表されていません。
一方、逮捕後にマンサーノ・ケサダ容疑者は、盗んだ腕時計について、売却して金に換え、その金を母国に持ち帰るつもりだったという趣旨の供述をしています。
この供述からは、高級時計を現金化することが犯行の目的だったことがうかがえます。
ただ、時計を盗む目的で最初から日本へ入国したのか、それとも来日後に犯行を計画したのかについては明らかになっていません。
事件4日前に来日し、短期間のうちに高額時計が並ぶ店舗を狙っていることから、来日前を含め、いつから犯行を計画していたのかも今後の捜査のポイントになりそうです。
なぜ日本の時計店を狙ったのか
2人がなぜ日本を選び、中野ブロードウェイの時計店を狙ったのかについて、具体的な供述は公表されていません。
ただ、今回盗まれた時計を見ると、店舗が狙われた背景の一端は見えてきます。
盗まれた4本は、リシャール・ミルとパテック・フィリップという世界的にも高額で取引されるブランドでした。
高級時計の専門家からも、今回盗まれた時計は入手そのものが難しく、4本が同じ場所にそろっていること自体が珍しいとの指摘が出ています。
中には被害店舗で最も高額だった時計も含まれていたとされています。
さらに被害店舗のホームページには、盗まれた時計と同じメーカーの商品が販売価格とともに掲載されていました。
そのため、店舗を訪れる前に、どのような高級時計を扱っているのか確認することは可能な状態でした。
ただし、2人が実際にホームページを見て商品を選んでいたことが確認されたわけではありません。
中野ブロードウェイは高級時計店が集まる場所
中野ブロードウェイは、漫画やアニメなどの店舗だけでなく、高級腕時計を扱う専門店が数多く集まる場所としても知られています。
国内だけでなく海外から高級時計を求めて訪れる人も多く、「時計の聖地」と呼ばれることもあります。
被害に遭った店舗は中野ブロードウェイの1階にあり、施設の出入り口からも比較的近い位置にありました。
高額で換金性の高い時計が複数あり、店舗から外へ出やすい位置だったことも、犯行時の状況として注目されています。
盗まれた4本を事前に狙っていた可能性
今回の犯行では、店内に長時間とどまって商品を探したわけではありません。
店に入るとショーケースを割り、わずか10秒ほどで4本の時計を持ち去っています。
しかも犯行の約10分前から、2人とみられる人物が中野ブロードウェイ内にいたことも防犯カメラなどから分かっています。
逃走に使われた電動キックボードについても、事件の10~20分ほど前に中野駅周辺で借りられたものとみられています。
高額な時計が入っているショーケースの位置や逃走経路などを、犯行前に確認していた可能性が考えられます。
チリ人2人が逮捕されるまでの経緯
事件発生から逮捕まではわずか2日ほどでした。
8月25日正午前、2人は時計を盗んだ後、中野ブロードウェイから逃走しました。
その後は別々の方向へ逃げ、1人は徒歩、もう1人は電動キックボードを使用したとみられています。
しかし、現場から約300~400メートル離れた場所で電動キックボードが発見され、付近から犯行時に着用していたとみられる衣類や帽子も見つかりました。
2人はその付近で再び合流した後、JR中野駅方向へ向かったとみられています。
さらに2人のうち1人が、中野駅の改札内へ入る姿も防犯カメラに映っていました。
警視庁が防犯カメラなどを調べて足取りを追った結果、2人は犯行当日のうちに新幹線で大阪市へ移動したとみられています。
そして8月27日、大阪市内の民泊施設に潜伏していた2人を捜査員が発見しました。
まず1人が建物から出てきたところを確保され、その約40分後、もう1人も同じ建物内で逮捕されたとされています。
東京・中野から大阪まで移動していましたが、事件から短期間で身柄を確保される結果となりました。
盗まれた高級時計3本の行方
2人は逮捕されましたが、事件にはまだ大きな未解決部分が残っています。
盗まれた高級腕時計4本のうち、2人が見つかった際に確認されたのは1本だけでした。
残る3本については、現在も行方が分かっていません。
ピニャ・グスマン容疑者は、盗んだのは1本だけで、残り3本については分からないという趣旨の供述をしています。
一方、マンサーノ・ケサダ容疑者は、残りの3本について逃走中に落としたという趣旨の説明をしています。
しかし、残る3本は現時点で発見されていません。
警視庁は時計3本の行方を追うとともに、他に事件へ関与した人物がいないかについても調べています。
今後、残る時計がどこから見つかるのかによって、2人の逃走経路や事件に別の人物が関わっていたのかなど、新たな事実が判明する可能性もあります。
まとめ
今回は、中野ブロードウェイの時計窃盗事件で逮捕されたチリ人2人についてまとめました。
- 逮捕されたのはチリ国籍の23歳と33歳の男
- 2人はいずれも職業不詳
- 顔画像は逮捕後のニュース映像などで報じられている
- 事件のわずか4日前に日本へ入国していた
- 正式な来日理由は公表されていない
- 盗んだ時計を売り、金を母国へ持ち帰るつもりだったとの供述が出ている
- 盗まれたのはリシャール・ミル3本とパテック・フィリップ1本
- 犯行時間はわずか10秒ほどだった
- 犯行当日に新幹線で大阪へ移動したとみられる
- 大阪市内の民泊施設で2人が逮捕された
- 盗まれた4本のうち3本は現在も見つかっていない
事件4日前に来日していた2人が、なぜ中野ブロードウェイの高級時計店を選んだのかはまだ明らかになっていません。
残る時計3本の行方に加え、来日前から犯行を計画していたのか、2人以外の協力者がいたのかについても今後の捜査が注目されます。


コメント