【何者】Mrs. GREEN APPLE(ミセス)とは?メンバー・経歴・代表曲と炎上騒動まとめ

「ケセラセラ」「ダンスホール」「ライラック」などのヒットで、

今や“国民的バンド”と言っていい存在になったMrs. GREEN APPLE(ミセス)

一方でここ数年は

  • コロンブス」のMV炎上
  • 10周年野外ライブをめぐる“騒音問題”

など音楽以外の部分でも名前が挙がることが増えました。

最近好きになった人やテレビ・CM・アニメきっかけで曲を知った人の中には

「メンバーは何人?誰がいるの?
「いつから活動しているバンド?
「コロンブスのMV炎上って何があったの?」
「騒音問題って、実際はどんな出来事だったの?」

と気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では

  • ミセスってどんなバンド?(基本プロフィール)
  • メンバー構成と簡単なプロフィール
  • デビュー〜現在までの経歴
  • 代表曲・タイアップ
  • 「コロンブス」MV炎上騒動の概要
  • 10周年野外ライブの“騒音問題”について
  • それでもなお多くの人に支持される理由

を初めてミセスを知った方にも分かりやすく整理していきます。

目次
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Mrs. GREEN APPLE(ミセス)とは

Mrs. GREEN APPLE(ミセス)は、東京出身の3人組ロックバンドです。

  • 結成:2013年
  • メジャーデビュー:2015年(ミニアルバム『Variety』)
  • 所属レーベル:EMI / UNIVERSAL MUSIC
  • 活動期間:
    • 2013〜2020年 …「Phase 1」
    • 2022年〜 ……「Phase 2」として活動再開

音楽性としては

  • キャッチーなJ-POP
  • ロック/ポップロック

といった要素を行き来しながらも「あ、ミセスだ」とすぐ分かる独特のポップセンスが特徴です。

特にフェーズ2に入ってからは「ダンスホール」「ケセラセラ」「ライラック」などが音楽賞を受賞し、

名実ともに“今を代表するバンド”のひとつになりました。

メンバー構成と簡単なプロフィール

現在の正式メンバーは3人です。

大森元貴(おおもり もとき)

  • 担当:ボーカル・ギター
  • 役割:ほぼ全曲の作詞・作曲・プロデュース
  • 出身:東京都

ミセスの“頭脳”でありサウンドと世界観を生み出している中心人物。

ポップで耳に残るメロディとひねりのある言葉遣い・比喩のセンスが高く評価されています。

若井滉斗(わかい ひろと)

  • 担当:ギター
  • 役割:ギタリスト/リーダー的ポジション
  • 出身:東京都

結成当初からバンドを支えてきたメンバーで、現在のフェーズ2でも“現場をまとめるリーダー的存在”としてミセスを支えています。

パワフルなギタープレイはもちろんライブではMCや煽りで会場の空気を一気に温める役割も担っています。

藤澤涼架(ふじさわ りょうか)

  • 担当:キーボード
  • 出身:長野県

ピアノやシンセで楽曲に厚みと色彩を与えるプレイヤー

しっとりとしたバラードからアップテンポ曲まで鍵盤アレンジで曲の雰囲気をガラッと変える“縁の下の力持ち”的な存在です。

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デビュー〜現在までの経歴

ミセスが結成された頃からメジャーデビュー「Phase 1」の完結、そして「Phase 2」〜今後の「Phase 3」までの歩みをざっくり振り返ってみます。

2013〜2015年:結成〜メジャーデビュー

  • 2013年:大森元貴さんを中心にバンド結成
  • ライブハウスや自主制作音源を通じて徐々に注目を集める
  • 2015年:EMI Recordsよりミニアルバム『Variety』でメジャーデビュー

夏フェスへの出演やアニメタイアップなどを重ねながら「チェックしておきたい若手バンド」の一組として名前が広がっていきます。

2016〜2020年:ヒット曲と「Phase 1」の完結

この時期にいわゆる“代表曲”が次々と生まれました。

  • 「Speaking」(アニメ『遊☆戯☆王ARC-V』ED)
  • 「青と夏」「点描の唄」:映画『青夏 きみに恋した30日』主題歌/挿入歌
  • 「インフェルノ」:アニメ『炎炎ノ消防隊』OP

全国ツアーやアリーナ公演も成功させ“次世代を代表するロックバンド”としてのポジションを確立していきます。

2020年7月、ベストアルバム『5』のリリースとともに「Phase 1完結」=活動休止を発表。

ファンの間では「解散してしまうのでは…」という不安も広がりましたが、公式には「次のフェーズに進むための区切り」と説明されていました。

2022年〜:3人体制「Phase 2」での大ブレイクとPhase 3への準備

2022年:3人編成で「Phase 2」として活動を再開

シングル「ダンスホール」「ケセラセラ」などが立て続けにヒットし音楽賞も多数受賞します。

2023〜2024年にかけては

  • アルバム『ANTENNA』をリリース
  • 10周年イヤーとしてアリーナ公演や大型フェスに多数出演
  • スタジアム公演やKアリーナ横浜など大規模会場でのライブも成功させる
  • 「ライラック」がアニメ『忘却バッテリー』OPとなりレコード大賞も受賞するなどフェーズ2を象徴するヒット曲に

と活動規模も評価も一気に拡大しました。

そして2025年には、5大ドームツアー「BABEL no TOH」を開催し名古屋・札幌・福岡・大阪・東京の5大ドームを巡る公演を行っています。

文字通り“ドーム級バンド”としてのステージに到達したと言ってよさそうです。

さらに、2025年末をもってPhase 2を完結させ2026年から新たな「Phase 3」を始動することも発表されており

ミセスは今まさに“次の章”へ向かう転換点に立っていると言えそうです。

代表曲・タイアップ

ここではミセスを語るうえで外せない楽曲をいくつかだけピックアップします。

青と夏

  • 映画『青夏 きみに恋した30日』主題歌

青春映画らしいまぶしさと切なさを詰め込んだ一曲

「夏になったらとりあえずこれを聴く」という人も多い夏の定番ソングです。

点描の唄(feat.井上苑子)

同じく『青夏』の挿入歌として知られるバラード。

男女ツインボーカルの掛け合いで「歌だけで映画1本観たような気持ちになる」という声もあるほど物語性の強い楽曲です。

インフェルノ

  • アニメ『炎炎ノ消防隊』オープニング曲

激しいバンドサウンドとキャッチーなサビが印象的なロックチューン。

海外のアニメファンからの支持も厚くYouTube再生数も非常に多い代表曲です。

Soranji(ソランジ)

  • 映画『ラーゲリより愛を込めて』主題歌

重いテーマの作品に寄り添う静かで深いバラード

「生きる」「待つ」「信じる」といったテーマを派手ではないけれど強い言葉で描いていて

ミセスの“作家性”の高さがよく表れている一曲です。

ライラック

  • TVアニメ『忘却バッテリー』オープニング主題歌

青春の爽やかさと言葉にならないほろ苦さを同時に感じさせる2024年の代表曲。

音楽賞の受賞歴もありフェーズ2のミセスを象徴する1曲と言ってよさそうです。

コロンブス

  • 日本コカ・コーラ「Coke STUDIO」キャンペーン用に書き下ろされた楽曲

本来であれば大きなタイアップになるはずでしたが、

MVの内容をめぐって炎上し広告展開が中止になってしまったという意味でも

良くも悪くも“記憶に残る曲”になっています(詳細は次の章で触れます)。

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「コロンブス」MV炎上騒動の概要

ここ数年でミセスの名前が音楽面以外で最も大きく取り上げられたのが「コロンブス」MVをめぐる炎上騒動です。

何が起きたのか

  • 新曲「コロンブス」のMV公開
  • メンバーが「コロンブス」や「ナポレオン」を思わせる衣装をまとい、
    類人猿のようなキャラクターたちと“新しい世界を開拓”するような演出
  • 公開直後からSNSで
    • 植民地主義や奴隷制の歴史を軽く扱っているように見える
    • 有色人種を「猿」と結びつける表現を想起させる

といった批判が一気に広がりました。

この批判は日本国内だけでなく海外メディアでも取り上げられ「歴史・人種問題への配慮を欠いたMV」として話題になります。

バンド・レーベル側の対応

炎上を受けて

  • 「コロンブス」MVは公開から1日も経たずにYouTubeで非公開
  • ミセスとレーベルは「歴史・文化的な背景への理解を欠いた表現があった」と公式サイトで謝罪コメントを発表
  • タイアップ先の日本コカ・コーラも「Coke STUDIO」のキャンペーンから同曲の使用を見送りCM放映も中止

というかなり大きな騒動に発展しました。

この件から見えてくるもの

音楽的にはポップで明るい曲であっても

  • 歴史上の人物(コロンブス)
  • 植民地支配や奴隷制と結びつくモチーフ
  • “猿”という表現と人種差別の文脈

といった要素に触れるときには、世界的な文脈や歴史的背景まで踏まえて慎重に表現を選ばないといけない

ということを改めて突きつけられたケースだったと言えます。

※なお、最近では RADWIMPS の楽曲「狭心症」をミセスがカバーすることも話題になっています。
病名をタイトルにした曲名への受け止め方などこちらの記事で詳しく整理しています。

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10周年野外ライブの“騒音問題”とは

もうひとつ、最近大きく取り上げられたのが10周年野外ライブをめぐる“騒音問題”です。

何が起きたのか

  • 2025年7月
  • 横浜・山下ふ頭特設会場
  • 10周年記念ライブ「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD〜」を開催

2日間で約10万人を動員する一大イベントでしたが、ライブ中の重低音が会場周辺だけでなくかなり離れたエリアでも聞こえたとされ

  • 「子どもが寝られない」
  • 「窓を閉めても振動が続く」
  • 「ライブだと分かっても、さすがにこれはきつい」

といった声がX(旧Twitter)などに相次いで投稿されました。

その後の対応

ライブ終了後には

  • 近隣住民から多数の騒音苦情が寄せられたこと
  • 法令上の音量基準には従っていたものの風向きなどの影響で想定以上に音が広範囲に拡散してしまったこと

についてレコード会社や公式サイトを通じて正式なお詫び文が出されています。

騒音問題について筆者が感じたこと

この騒音問題についてニュースやSNSを見ながら感じたのは、

「ミセスというバンドが悪い」とだけ言って終わらせてしまうのは少し違うのではないか

という点です。

もちろん、ライブの看板に立っているのはミセスなので名前が前面に出て批判を浴びてしまうのは避けられません。

ただ本来検証されるべきなのは、

  • 1日目の時点でどれくらい苦情が寄せられていたのか
  • 2日目に向けて
    • 音量やスピーカーの向き・高さ
    • 終演時間
    • 追加の説明や周知

など具体的な改善策をどこまで実行できたのかという点だと思います。

  • 会場の立地や音の抜けやすさ
  • 風向きや地形による音の拡散の予測
  • 近隣住民への事前説明・情報提供

といった要素を含めてこれは、「イベント全体の設計・運営の課題」として考えないと

同じような問題は別のアーティストでも繰り返されてしまいます

個人的には

「ミセスが全部悪い」と決めつけるよりも音楽イベントと街・住民がどう共存していけるか

という方向で今後の議論が深まっていってほしいと感じています。

それでもなお多くの人に支持される理由

炎上や騒動だけを切り取るとどうしてもネガティブなイメージが先行しがちですが

それでもミセスが多くの人に支持され続けている理由として個人的には次のようなポイントが大きいと感じています。

① 楽曲そのもののクオリティ

  • 「青と夏」「ライラック」のような青春ソング
  • 「Soranji」「点描の唄」のような静かなバラード
  • 「インフェルノ」のようなロックチューン

などどの路線でも“ミセスらしさ”を保ちつつ高いクオリティでまとめてくるのが大きな強みです。

② 言葉とメロディの“ハマり方”

歌詞をしっかり読むと

  • すぐに情景が浮かぶフレーズ
  • 少しねじれた比喩や言い回し
  • 日常のモヤモヤした感情をそっとすくい上げる言葉

が多くメロディとの“ハマり方”も含めて「何度も聴きたくなる」理由になっています。

③ 失敗をなかったことにしない姿勢

「コロンブス」や騒音問題はどちらも決して小さくない出来事ですが

  • MVをすぐに非公開にしたこと
  • 歴史・文化的背景への理解不足を認めて謝罪したこと
  • 騒音についても正式に謝罪し問題があったことを認めたこと

などを見ると失敗を“なかったこと”にはせずに向き合おうとする姿勢も感じられます。

もちろん受け止め方は人それぞれですが

この件はこの件として頭の片隅に置いておきつつ、それでも曲は好きだから聴き続けたい」

というファンも多いのではないでしょうか。

まとめ

最後にこの記事のポイントを簡単に振り返ります。

  • Mrs. GREEN APPLE(ミセス)は、2013年結成・2015年メジャーデビューの3人組ロックバンド。
  • 大森元貴(Vo/Gt)が作詞作曲・プロデュースを担い若井滉斗(Gt)がリーダー的にバンドをまとめ、藤澤涼架(Key)がサウンドに彩りを添えている。
  • 「青と夏」「点描の唄」「インフェルノ」「Soranji」「ライラック」など映画やアニメのタイアップを通じて多くのヒット曲を生み出してきた。
  • 一方で「コロンブス」MV炎上10周年野外ライブの騒音問題など社会的な議論や批判の対象になる出来事も起きている。
  • それでも楽曲のクオリティと言葉の力そして失敗をなかったことにせず向き合おうとする姿勢が、多くのリスナーを引きつけ続けている。

炎上だけを切り取ると“問題ばかりのバンド”に見えてしまいますが、

音楽は素直に楽しみつつ表現や運営の課題も頭の片隅に置いておきたいところです。

そんな“好きとモヤモヤが同居した距離感”で付き合っていくのも一つの向き合い方かもしれません。

この記事が、ミセスの曲を聴くときに「このバンドにはこんな背景もあるんだな」と思い出すささやかな手がかりになればうれしいです。

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