高市早苗総理の発言や外交スタンスをめぐって議論が続くなか
立憲民主党・小西ひろゆき参議院議員のX(旧ツイッター)投稿がまた大きな炎上を呼んでいます。
要するに、高市総理がとんでもない安全保障オンチでああり、外交オンチであるのだけど、それが国民の皆さんには伝わっていないのだろうか。。
というポストには
- 「よく言ってくれた」という賛同
- 「有権者を見下しているのでは」という批判
が殺到しニュースやネット記事でも取り上げられる状態になっています。
この記事では、
- 小西ひろゆきとはどんな人物なのか
- 高市総理に対する批判ポストの内容と受け止められ方
- 過去に炎上した主な騒動(サル発言など)
をできるだけ分かりやすく整理していきます。
小西ひろゆきとは

ざっくり言うと小西ひろゆきさんは
- 徳島県出身の参議院議員(千葉選挙区)
- 東大・米コロンビア大学院で公共政策を学んだ元・総務省官僚
- 外交・安全保障、憲法、放送行政など“政策色の濃い”分野で政府を追及してきた野党の論客
というタイプの政治家です。
公式プロフィールでは、幼少期から父親の長期介護を経験したことが政治の原点と紹介され
医療・福祉や「人の尊厳を守ること」もライフワークの一つとされています。
一方で、強い言葉で相手を批判するスタイルからたびたび発言が切り取られて炎上の中心に立つ人物でもあります。
プロフィール・経歴まとめ
基本情報
- 名前:小西 洋之(こにし ひろゆき)
- 生年月日:1972年1月28日
- 出身地:徳島県徳島市
- 所属政党:立憲民主党
- 選挙区:参議院・千葉県選挙区
学歴
- 徳島大学 医学部 医学科 中退(教養課程修了)
- 東京大学 教養学部 教養学科 卒業
- アメリカ・コロンビア大学 国際・公共政策大学院 修了(公共政策学修士)
官僚〜国会議員まで
- 旧郵政省(現在の総務省)に入省
- 総務省 放送政策課・政治資金課、経済産業省 情報政策課、農林水産省 野菜課 などで課長補佐を歴任
- 2010年:参議院議員選挙(千葉選挙区)で初当選
- 以降、外交防衛委員会、憲法審査会、政治倫理・選挙制度特別委員会などで役職を務めてきました。
法律や行政文書を読み込んで理詰めで質問を組み立てる「国会論戦タイプ」の野党議員と言えます。
政治スタンス|安全保障・憲法には厳しい立場
小西さんは、安全保障や憲法の問題ではもともとかなり慎重派のスタンスを取ってきた議員です。
- 集団的自衛権の行使を広げること
- 自衛隊の海外での活動範囲を広げること
- 憲法を変えて自衛隊のあり方などを書き直そうとする動き
こうした流れに対して
「日本が戦争に巻き込まれる危険が高まるのではないか」
とブレーキをかけるような発言をしてきました。
また放送法の問題では
- 「テレビ番組が、政権寄りになりすぎていないか」
- 「政治的に公平な放送が守られているのか」
という点をめぐって総務省の内部文書をもとに追及を続け、当時総務相だった高市早苗さんと激しく対立したことがあります。
こうした経緯があるからこそ、高市総理の安全保障・外交スタンスに対しても
より厳しい目線で批判をしているというのが現在の「高市総理批判」につながっている背景だと言えそうです。
高市総理への「外交オンチ」批判ポストとは
高市政権が発足して以降
- 台湾有事をめぐる発言
- それに対する中国側の強い反発
- 「高市リスク」として語られる日本の国力評価や相場への影響
など外交・安全保障に関するニュースが続いています。
こうした報道を引用しながら小西さんはXで
- 「高市リスクに真剣に対処しないと日本は大変なことになる」
- 「高市政権になって日本の国力評価はがた落ち」
- 「高市インフレによって国民生活は厳しくなる一方ではないか」
といった趣旨のポストを連投しその流れの中で問題の一文を投稿しました。
要するに、高市総理がとんでもない安全保障オンチでああり、外交オンチであるのだけど、それが国民の皆さんには伝わっていないのだろうか。。
「あり」が重なっているのは原文のままです。
このポストでは
- 高市総理を「とんでもない安全保障オンチ・外交オンチ」と断定していること
- そのうえで「その事実が国民には伝わっていないのでは」と有権者の認識も含めて評価していること
が大きな論争ポイントになりました。
ポストに対する批判と評価
このポストには、短時間で大量のリプライや引用リポストが付き
ニュースサイトやまとめ記事でも取り上げられるなど事実上の“大炎上”状態になりました。
批判的な側からは主に次のような声が目立ちます。
- 「高市総理がオンチと言う前に、自分の安全保障の実績を示すべきだ」
- 「もはや政策論争ではなく、ただの悪口に見える」
- 「『それが国民の皆さんには伝わっていない』は、有権者を見下しているように聞こえる」
実際の返信ではたとえば
「国民には伝わってないんじゃなくて、あなたの物言いにうんざりしていることが伝わってないのでは?」
「安全保障オンチって…そのままブーメランでは? 具体的な対案を出してから言ってほしい」
「『国民の皆さん』と上から目線で言う人にこそ、政治オンチという言葉を返したい」
といった、かなり辛口のコメントも見られました。
一方で、高市政権の安全保障観に不安を抱く層からは
- 「高市政権のリスクをはっきり指摘している点は評価したい」
- 「言い方はきついが、将来への危機感を共有しているように感じる」
といった内容そのものには一定の共感を示す声もあります。
主張には共感しつつも
- 「言葉のトゲで損をしているのでは」
- 「もう少し説明的な表現なら支持を広げやすいのに」
といった“もったいなさ”を指摘するコメントも目立ちます。
過去の主な炎上騒動
タイトルにもある「過去の炎上騒動」について代表的なものをいくつか整理しておきます。
① 憲法審査会「サル発言」騒動
もっとも知られているのが衆議院憲法審査会の毎週開催をめぐる発言です。
- 記者団に対し憲法審査会の毎週開催について
「毎週開催はサルのやること。蛮族の行為、野蛮だ」と述べたと報じられる - 与野党から「不適切な発言だ」と批判が殺到
- 本人は発言を撤回・謝罪しつつ「オフレコのつもりだった」などと説明しさらに議論を呼ぶ
- 結果として、憲法審査会の野党筆頭幹事を外されるなど政治的なダメージも受けた
この一件で「言葉が強すぎる」「上から目線」といったイメージが一気に広がりました。
② 放送法文書問題での「万死に値する」発言
放送法の「政治的公平」をめぐる総務省の内部文書を追及した際には、当時の高市早苗総務相の答弁・対応に対して
- 「万死に値する」
といった非常に強い表現で批判したことが報じられました。
放送行政をめぐる問題提起としては一定の評価もあった一方で、
「政治家が他の政治家に向けて使う言葉としては過激すぎる」という指摘も多くここでも言葉のトーンが炎上の火種になりました。
③ メディアへの強い反発ポスト
「サル発言」など自身の発言を報じたメディアに対してX上で
- 「一切の取材を拒否する」
- 「けんかを売るとはいい度胸だ」
といった趣旨のポストを行ったこともあります。
これに対しては
- 「報道機関への圧力ではないか」
- 「権力を監視する側のはずの野党議員が、メディアにこういう態度を取るのはどうなのか」
といった批判が出て再び炎上しました。
まとめ|小西ひろゆきの「炎上体質」とどう向き合うか
- 元総務官僚で安全保障・憲法・放送行政に詳しい「政策通」の野党議員。
- 一方で「サルのやること」「万死に値する」「安全保障オンチ・外交オンチ」など強い言葉がたびたび炎上の火種になってきた。
- 高市総理への批判ポストも危機感を訴えたい意図はあるものの「オンチ」呼ばわりや「国民には伝わっていない」という表現が「上から目線」「有権者を見下している」と受け止められ大きな反発を招いた。
安全保障や外交のような重いテーマほど何を言うか(中身)と同じくらい、どう言うか(言葉の選び方)も問われます。
小西ひろゆきさんをどう評価するかは政策の中身と発言スタイルの両方を見ながら、
一人ひとりがどこまで許容できるかを考えていくことになりそうです。




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