いまや朝の顔としてもおなじみで番組MCやゲストとして引っ張りだこの川島明さん。
多くの人が「安定して面白い」「コメントがうまい」というイメージを持っている一方で、
検索窓にはなぜか「川島明 面白くない」というワードが出てきます。
「え、全然そんなことないのに…」とモヤっとした人も多いはず。
この記事ではなぜそのようなサジェストが出てしまうのか考えられる理由や世間の声、
そして川島明さんが支持されている“人気の理由”を整理して紹介していきます。
川島明とは
おかげさまで「#ラヴィット!」がTVer特別賞を受賞しました!
— 川島明 (@akira5423) March 3, 2025
3年連続の受賞となります。
出演者の皆さん、スタッフの皆さん、そして視聴者の皆さんのおかげでしかありません。
毎朝ありがとうございます。
10年連続受賞して、この賞がラヴィット賞と呼ばれるその日を目指して頑張ります! pic.twitter.com/y75qKZk4Pi
川島明(かわしま・あきら)さんは、お笑いコンビ「麒麟」のボケ(ツッコミ)担当として知られるお笑い芸人です。
落ち着いた低い声とちょっとシニカルで上品なワードセンスが持ち味でM-1グランプリなどの賞レースでも活躍してきました。
若手〜中堅の頃は低い声を生かしたたとえツッコミやあえて“暗さ”を笑いに変えるようなネタで「麒麟・川島」という独自のポジションを築いてきた人でもあります。
近年はコンビでの活動だけでなく
- 朝の情報番組のMC
- バラエティ番組の司会・進行役
- ゲストとして番組を回す“まとめ役”
といったポジションで活躍する機会が増え「安定感のあるMC」「安心して見ていられる芸人」として世間的な知名度も一気に広まりました。
芸人として“前に出てボケる人”というよりは番組全体を見ながらゲストの面白さを引き出すタイプのお笑い芸人・MCと言えるかもしれません。
『面白くない』と検索される理由
そんな川島明さんなのに、なぜ「面白くない」というワードが検索されるのでしょうか。
ここでは、あくまで“考えられる理由”としていくつか整理してみます。
① 「麒麟・川島」から「MC・川島」へのイメージ変遷
かつての川島さんは
- 低い声を生かしたたとえツッコミ
- あえて“暗さ”やネガティブさを笑いに変えるネタ
といった少しニッチで玄人好みのスタイルで評価されていました。
一方で現在は『ラヴィット!』などの成功もあり多くの視聴者にとっては
- 朝の爽やかなMC
- 安定したコメンテーター
という「MC・川島」のイメージが先行しています。
昔の「エッジの効いた芸人・川島」の印象が強い層ほど今の“マイルドで安全運転なMC”としての姿にギャップを覚え
「昔ほど尖った笑いをしなくなった」
「丸くなってしまった」
と感じることもあるはずです。
その違和感から「昔と比べて面白くなくなったのでは?」と考え「面白くない」と検索するケースも考えられます。
② 『ラヴィット!』のカラーが合わない層もいる
川島さんがMCを務める朝の帯番組『ラヴィット!』は「ニュース性」よりも「笑い」や「エンタメ」に重きを置いたかなり異色の情報番組です。
- 若手芸人やタレントをどんどん活かす構成
- その場の空気や“ノリ”を楽しむ雰囲気
- 時事ニュースよりも生活情報や企画コーナー中心
といった番組づくりは川島さんの
- 場の進行力
- 若手を転ばせない回し
- 急なボケへの対応力
が最大限に発揮される場になっていて彼の人気や信頼度を一気に押し上げた大きなきっかけにもなりました。
その一方で、
- 「朝は真面目なニュースが見たい」
- 「ワイドショー的な情報を知りたい」
という層にとっては番組の“毛色の違い”がストレスになることもあります。
その不満や違和感がそのままMCである川島さんへの感情として向かい「この人、面白いの?」という確認のために
「面白くない」と検索されている可能性もあります。
③ 落ち着いたトーンのツッコミ・コメントが“派手さ”に欠けて見える
川島さんのツッコミやコメントは
- 声のトーンが低めで落ち着いている
- 言葉選びが丁寧で感情をあまり荒立てない
- スマートにまとめるタイプ
という特徴があります。
逆にいうと
- 大声で叫ぶ
- オーバーリアクションで笑いを取りにいく
といったタイプとは真逆のスタイルです。
この“控えめで大人なスタイル”が好きな人も多い一方で、
「もっと分かりやすくはしゃぐ芸人さんが好き」という人からすると少し物足りなく感じられ「面白くないのかな?」と検索されているのかもしれません。
④ 露出が増えたことで「見飽きた」「どこにでもいる」感が出やすい
レギュラー番組や出演番組が増えるとどうしても
- 「またこの人出てるな」
- 「見慣れすぎて新鮮味がない」
と感じる視聴者も出てきます。
人気が出て露出が増えたタレントほど
「最初は好きだったけど見すぎて飽きた」
という声が一定数出るのはよくあるパターンです。
その「ちょっとした違和感」や「飽き」を言語化するためにとりあえず「面白くない」と検索している人もいそうです。
⑤ 一部の強い否定意見や炎上的な書き込みが目立ってしまう
SNSや掲示板ではどうしても
- 好き:わざわざ書かない
- 嫌い:イライラして書く
という構図になりやすく「否定の声」のほうが目立つ傾向があります。
その書き込みを見た人が
「そんなふうに思っている人もいるの?」
「本当にそうなのか気になる」
と気になって検索することで「面白くない」というワードがサジェストに上がりやすくなっているという可能性もありますね。
⑥ 「検索トレンドの心理」=嫌われているとは限らない
多くの人が特定のタレントに興味を持って名前を検索するとき検索窓には、
ほかの人たちがよく調べている「関連性の高いキーワード」がサジェストとして表示されます。
「〇〇 面白くない」というワードは一見すると強い否定のように見えますが
- 「SNSで批判的な意見を見たから実際どうなのか知りたい」
- 「世間の評価が気になってあえてその言葉で検索した」
という“確認作業”として打ち込まれていることも多いです。
つまり「検索数が多い=嫌われている」というわけではなく
「それだけ話題になっていて評価を確かめたい人が多い」
という側面もあるということですね。
この記事で見てきた分析はそうした“検索トレンドの心理”とも矛盾していないと言えそうです。
世間の声
実際のところ川島明さんに対する世間の声は「面白くない」というものばかりではありません。
むしろポジティブな意見の方がはるかに多い印象です。
たとえばこんな声がよく見られます。
- 「コメントが的確でゲストの話をちゃんと拾ってくれる」
- 「いじり方が優しいから、見ていて安心する」
- 「ゲストや共演者を立てつつ自分もちゃんと笑いを取りに行けるのがすごい」
- 「番組がグダグダになりそうなときにさっと立て直すのが上手い」
いわゆる“ドカンと爆笑を取る芸人”というよりは
- 空気を読みながら場を温める
- 他の人の面白さを引き出す
- 全体のテンポを整える
といった“職人肌”のスタイルを評価している人が多いように感じます。
一方で
- 「落ち着きすぎていて笑いどころが分かりにくい」
- 「司会としては優秀だけど芸人としては地味に見える」
といった声も一部にはあり、その“好みの差”が「面白い」「面白くない」という評価の分かれ目になっていそうです。
人気の理由
では、なぜこれだけ露出が増え多くの番組で重宝されているのでしょうか。
川島明さんの“人気の理由”を整理してみます。
① 進行とツッコミを同時にこなせる“万能タイプ”
- 台本通りに進めつつも、
- その場のノリでコメントやツッコミを入れ、
- しかも時間内にちゃんとまとめる。
この「進行+笑い」を同時にできる芸人さんは実はそう多くありません。
制作側からすると「任せておけば番組が破綻しない人」はどうしても起用したくなる存在です。
② 共演者を立てるバランス感覚
川島さんは自分が前に出すぎず若手やゲストにスポットを当てる立ち回りもとても上手い印象があります。
- うまく話を振ってあげる
- すべったときもさらっとフォローする
- ツッコミが強すぎず相手を傷つけにくい
この“空気の読み方”や“人との距離感の取り方”が共演者からの信頼にもつながっているのでしょう。
③ たとえツッコミの再評価と“テレビ向き”のワードセンス
若手時代からの代名詞でもある「たとえツッコミ」は当初はややニッチで“玄人好み”の印象もありました。
ところがMC業で全国区になったことで
- 低いトーンでさらっと入る
- 感情的になりすぎない
- 相手を強く傷つけずに笑いに変える
といったスタイルの良さが一般層にも伝わるようになりました。
コンプライアンスが厳しくなった現在のテレビ環境において
- 誰かを強くいじりすぎない
- きわどい表現に頼らず言葉選びでクスッとさせる
といった「テレビに適応した笑いの技術」としても改めて評価されている部分です。
④ 炎上しにくい「安全運転」と“番組の保険”としての安心感
川島さんは一見“マイルド”で“安全運転”に見えるタイプです。
これは一部の視聴者からは「刺激が足りない」と受け取られることもありますが、
制作側からするとむしろこの“安全運転ぶり”こそが最高のスキルと評価されています。
- ツッコミやフォローで誰かを過度に傷つけない
- ギリギリのラインを踏み越えて炎上させない
- それでいてちゃんと笑いにはつなげてくれる
という点で炎上リスクの低さは抜群です。
さらに
- ゲストが急に黙ってしまったとき
- コーナーがうまくハマらず空気が冷えかけたとき
などにも川島さんの一言で場が整うことが少なくありません。
制作サイドから見ればまさに「番組の保険」のような存在であり代わりがききにくいポジションと言えます。
人柄が伝わるエピソード
川島明さんといえば
- 若手時代から「とにかくネタ作りをサボらない」真面目さ
- 売れない時期にもコンビで粘り強く続けてきたこと
- 今もなお“安定感の裏にある努力”を感じさせる立ち振る舞い
などエピソードからも“コツコツ型”であることが伝わってきます。
また番組内で後輩芸人や若手タレントに対して
- さりげなくフォローする
- 失言になりかけた流れをやんわり変える
といった場面も多く「笑いの技術」だけでなく「人柄や気遣い」に惹かれている視聴者も多いのではないでしょうか。
まとめ
- 「川島明 面白くない」というサジェストは好みの違い、『ラヴィット!』の番組カラーとのミスマッチ、露出の多さによる“見慣れ感”、SNS上の否定的な声などが重なって生まれている可能性がある。
- 一方で進行とツッコミを同時にこなす力や相手を傷つけにくいたとえツッコミ、炎上しにくい“安全運転”な立ち回りは今のテレビにとって大きな強みとなっている。
- 「○○ 面白くない」という検索には「世間の評価を確かめたい」という心理も含まれており検索数の多さがそのまま“嫌われている”ことを意味するわけではない。
サジェストだけを見るとネガティブに感じますが、その裏側では「信頼できるMC」として求められている面も大きい存在なのではないでしょうか。
それが今の川島明さんと言えそうです。




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