“静かに笑わせる”タイプのトリオ、それが『青色1号』です。
2025年のキングオブコント決勝進出で一気に注目を集め、
独特のテンポと“じわっと来る違和感”で観客を引き込むスタイルが話題になりました。
私も初めてネタを見たとき、「あ、これは“間”で笑わせるタイプのコントだ」と感じました。
この記事では、トリオ名の由来・結成年/所属・実績・ネタの特徴、そして3人の素顔までを私の感想も交えて紹介します。
青色1号とは何者?
『青色1号』は、太田プロダクション所属のコントトリオ。
メンバーはカミムラさん、榎本 淳さん、仮屋そうめんさんの3人です。
2014年にコンビとして活動を開始し、2017年5月に仮屋さんが加入してトリオに。
ライブや賞レースを中心に地道に活動を続け2025年にキングオブコント決勝へと進出しました。
簡単な3人のプロフィール
項目 | カミムラ | 榎本 淳 | 仮屋 そうめん |
---|---|---|---|
本名 | 上村 典弘 | 榎本 淳 | 仮屋 想 |
出身地 | 東京都 | 神奈川県相模原市 | 福岡県 |
生年月日 | 1990年6月7日 | 1992年5月29日 | 1991年7月17日 |
役割・特徴 | 冷静なツッコミと構成力 | 柔らかいテンポと変化自在の演技 | 独特の存在感と“ズレた”ボケ |
備考 | チーム全体の“土台”を担う | 空気を調整する中和役 | 加入でトリオの世界観を強化 |
私の印象では、カミムラさんの落ち着きが軸になり、榎本さんが空気をほぐし、仮屋さんが“ズラす”。
まるで三本の弦で一つの音を奏でるようなバランスを感じます。
毎日通ってる道に貼り出されていると聞いたので、青色1号を査収するなど
— さかな (@sknsp8) October 7, 2025
かっこいい pic.twitter.com/X3yRaUWf5d
トリオ名の意味は
『青色1号』という名前は、“色と数字を入れると覚えやすい”という発想から生まれたもの。
食品添加物の“青色1号”という響きが頭に残りやすいこともありそのまま採用したそうです。
実際、一度聞いたら忘れにくい名前ですよね。
派手さはないけれど確実に印象に残る。
私はこのネーミングセンスが彼らのコントそのものを表している気がします。
一見地味なのにじわじわ効いてくる——まさに“笑いの着色料”のようです。
結成年・所属の流れ
- 2014年9月1日:コンビ「青色1号」結成。
- 2017年5月17日:仮屋そうめんさんが加入し、トリオ体制に。
- 所属:太田プロダクション。
- 2025年:キングオブコント決勝進出。
トリオとしての結成年は2017年が正確ですが、
コンビ時代からの積み重ねを考えると“10年越しのブレイク”とも言えますね。
主な実績
- キングオブコント2025 決勝進出
- 第45回ABCお笑いグランプリ(2024年) 準優勝
- キングオブコント2022 準決勝進出
- 太田プロライブ『月笑』2024年クライマックスシリーズ 優勝
どの大会でも安定して上位に食い込み、ライブシーンでは既に“実力派トリオ”として知られています。
私もこの実績一覧を見たとき「一歩ずつ、確実に上がってきたんだな」と感じました。
代表ネタの特徴
青色1号のコントは、“ズレの積み重ね”と“静けさの中の笑い”が持ち味。
派手なリアクションや大声に頼らず、淡々としたテンポで観客を引き込みます。
- 設定は日常:コンビニ・面接・職場など身近な舞台が多い
- 違和感の演出:普通の会話の中に小さなズレを仕込む
- 間(ま)の美学:沈黙や視線の動きで空気を操る
- 静かなオチ:大爆発ではなく、“クスッと残る”笑い
私が初めて見たとき、思わず笑いながらも「なんでこんなに怖いのに面白いんだろう」と感じました。
じわじわ来るこの感覚がクセになります。
どこで見られる?
- テレビ・配信:TBS系『キングオブコント2025』出演。
- YouTube:「青色1号 公式チャンネル」でネタ動画を公開。
- 太田プロライブ『月笑』:定期的に新ネタを披露。
- 音声配信(stand.fm):「NEWごめんあそばせ」でトーク配信も。
まずはYouTubeで短いネタを見てみてください。
静けさの中に“笑いの設計”が詰まっているのが伝わります。
青色1号の素顔と舞台裏のリアル
ステージ上では淡々としている3人ですが裏ではとても努力家。
過去のライブでは観客が1人だけの日もあったそうですが、
それでも「1人でも笑ってくれたら」と真剣にネタを披露していたとのこと。
仮屋さんが初舞台でサングラスを外し忘れて登場し、榎本さんが真顔でツッコんだ——
そんな微笑ましいエピソードもあります。
最近のインタビューではカミムラさんが、
「売れることより、長く続けられることを意識している」と話しており、
トリオ全体の芯の強さが垣間見えます。
私はこの“焦らずに積み重ねる姿勢”がすごく好きです。
青色1号のコントがどこか穏やかで温かいのは、こうした人間味から来ているのかもしれません。
まとめ
『青色1号』は、“静かなズレ”と“空気の妙”で笑いを生む実力派コントトリオ。
派手ではなくとも観る人の記憶に残るネタを丁寧に作り続けています。
結成から10年以上。
ようやく光が当たり始めた彼らのステージは、
これからのコント界をさらに面白くしてくれる存在だと思います。
私も次に彼らのネタを見るとき、“静けさの中の温度”を感じながら笑いたいです。


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