全国でペットショップを展開する「Aペット」の社長・天見恭之容疑者が、獣医師法違反の疑いで逮捕されました。
なぜ無資格の従業員が犬や猫に注射をしていたのか、会社や店舗について気になった人も多いのではないでしょうか。
天見恭之容疑者の経歴や無資格注射が行われたとされる理由、Aペットの店舗についてまとめます。
Aペットの社長・天見恭之は何者?
今回の逮捕報道で名前が広く知られることになりましたが、天見恭之容疑者について公表されている個人情報はそれほど多くありません。
現在確認できるプロフィールをまとめると、以下のようになります。
| 氏名 | 天見恭之 |
|---|---|
| 年齢 | 42歳(2026年10月時点) |
| 職業 | 会社役員 |
| 役職 | 株式会社Aペット 代表取締役 |
| 居住地 | 大阪市浪速区 |
| 会社所在地 | 大阪府堺市中区 |
天見容疑者は、全国でペットショップを展開する株式会社Aペットの代表取締役です。
Aペットはホームセンターや商業施設などに店舗を出店し、犬や猫、小動物、鳥、観賞魚、ペット用品などを扱ってきました。
報道では全国約40店舗、一時は最大44店舗を展開していたとされています。
一方、天見容疑者の生年月日や出身地、家族構成などについては明らかになっていません。
また、氏名の正式な読み方についても、確認できる公的資料や主要な報道ではふりがなの記載が見当たらないため、断定は避けた方がよさそうです。
天見恭之の経歴
天見容疑者については、これまでテレビなどに頻繁に登場してきた経営者ではなく、学生時代やAペット以前の職歴などはほとんど公表されていません。
確認できるのは、株式会社Aペットの代表取締役としてペットショップ事業を展開してきたことです。
株式会社Aペットは2016年5月に設立された会社で、本社は大阪府堺市中区にあります。
その後、関西だけでなく関東や東海地方にも店舗を広げ、2026年には全国40店舗を超える規模になっていました。
ただし、天見容疑者が会社設立当初から代表だったのか、Aペットをどのような経緯で立ち上げたのかについては、現時点では詳しい情報が確認できません。
出身高校や大学についても公表されておらず、経営者になる以前の詳しい経歴は不明です。
Aペットで何があった?
2026年10月14日、天見容疑者らAペットの幹部4人が、獣医師法違反の疑いで逮捕されました。
疑われているのは、獣医師の資格を持たない従業員らに、販売用の犬や猫へ医薬品を注射させた行為です。
2025年1月から2026年1月にかけて、大阪府内の4店舗で犬や猫合わせて9匹に薬剤を投与した疑いが持たれています。
また、Aペットへ動物用医薬品を無許可で販売した疑いで、獣医師2人も逮捕されました。
今回逮捕されたのは合計6人ですが、Aペット側の4人と獣医師2人では疑われている行為が異なります。
使用されたとされる薬はインターキャット
犬や猫に投与されたとされるのは、「インターキャット」という動物用医薬品です。
インターキャットは、猫のカリシウイルス感染症や犬のパルボウイルス感染症などに使用される薬で、劇薬・要指示医薬品に指定されています。
薬そのものが違法というわけではありません。
問題になっているのは、獣医師ではない人物が診療行為として注射していたとされる点です。
無資格注射をした理由は?
なぜ獣医師に診察を依頼せず、店舗の従業員が注射を行っていたのでしょうか。
警察は、動物病院での診療費などの経費を節約する目的があった可能性をみて調べています。
Aペットは全国に多数の店舗を展開し、多くの販売用の犬や猫を管理していました。
体調を崩した動物をその都度動物病院へ連れて行けば、当然ながら診察費や治療費が発生します。
そこで薬を店舗に置き、従業員が直接投与することで費用を抑えようとしていた可能性が疑われているということです。
ただし、これは現時点での警察の捜査上の見立てです。
天見容疑者自身が「経費削減のためだった」と認めたと確認されたわけではなく、警察も認否を明らかにしていません。
店舗から投薬マニュアルも見つかっている
今回の事件で気になるのが、捜索で投薬に関するマニュアルが見つかったとされていることです。
単発で従業員が独自に注射していたのであれば、通常は投薬マニュアルまで用意する必要はありません。
そのため警察は、複数の店舗で組織的に無資格での投薬が繰り返されていた可能性があるとみて捜査しています。
一方で、マニュアルが全国すべての店舗に配布されていたのか、誰が作成したのかなどは明らかになっていません。
注射された犬や猫9匹のうち7匹が死亡?
今回、さらに大きな注目を集めているのが、注射されたとされる動物のその後です。
報道では、対象となった犬や猫9匹のうち7匹がその後死亡したとされています。
ただし、ここは注意が必要です。
無資格で行われた注射が7匹の直接の死因だったと確認されたわけではありません。
もともとウイルス感染症などで体調を崩していた動物も含まれており、警察は注射と死亡との因果関係についても調べています。
そのため、「無資格注射によって7匹が死亡した」と断定するのは現時点では適切ではありません。
無資格注射はどうやって発覚した?
今回の事件が表面化したきっかけは、Aペットの関係者から警察への相談でした。
2026年1月、店舗関係者から「獣医師資格のない者が犬に注射をし、その犬が翌日に死亡した」という趣旨の相談が寄せられたとされています。
警察が捜査を進めたところ、複数店舗で無資格の従業員らが投薬していた疑いが浮上しました。
その後、関係先の捜索などが行われ、投薬マニュアルなども見つかったとされています。
約9か月の捜査を経て、2026年10月14日に天見容疑者らが逮捕されたという流れです。
Aペット全国の店舗一覧
Aペットは関西を中心に、関東や東海地方にも店舗を展開しています。
公式サイトの店舗情報で確認できる店舗名を地域ごとに整理すると、以下のようになります。
大阪府
- 河内長野店
- 枚方店
- 森ノ宮店
- 大東新田店
- 西本町店
- 新大阪センイシティー店
- 布施駅前店
- 東淀川菅原店
- 高槻富田丘店
- ニトリモール枚方店
- 寝屋川昭栄店
兵庫県
- 東灘魚崎店
- 宝塚店
- 西宮店
- キセラ川西店
- 西宮中央店
- 伊丹昆陽店
奈良県
- 奈良押熊店
- 三条大路店
東京都
- 南千住店
- 足立鹿浜店
- 東村山店
- 小平店
- 瑞穂店
- 中野本店
- 足立扇店
- 江戸川船堀店
神奈川県
- 戸塚深谷店
- 大和店
- 川崎店
千葉県
- 千葉店
- 千葉みなと店
- 市原店
- 富里店
茨城県
- 古河店
群馬県
- 新田店
- 吉岡店
- 千代田店
愛知県
- 蟹江店
三重県
- サウス亀山店
静岡県
- 静岡店
- ズースクエア藤枝店
- 藤枝店
公式サイト上で確認できる店舗情報と、報道されている「最大44店舗」には若干の差があります。
閉店や新規出店などで店舗数が変動している可能性があるため、現在の営業状況については各店舗の最新情報を確認する必要があります。
全国のAペットすべてで無資格注射が行われていた?
今回の報道を見て、「近所のAペットでも同じことが行われていたのでは」と不安になった人もいるかもしれません。
しかし、現時点で逮捕容疑の対象になっているのは、大阪府内の4店舗で犬や猫9匹に対して行われたとされる投薬です。
全国約40店舗すべてで無資格注射が行われていたと確認されたわけではありません。
警察は複数店舗で同様の行為が繰り返されていた可能性を調べていますが、事件と関係していない店舗まで関与していたと判断することはできません。
どこまで無資格での投薬が広がっていたのかは、今後の捜査で重要なポイントになりそうです。
まとめ
Aペットの社長・天見恭之容疑者は、全国で約40店舗のペットショップを展開する株式会社Aペットの代表取締役です。
2026年10月14日、獣医師資格のない従業員らに販売用の犬や猫へ医薬品を投与させたとして、獣医師法違反の疑いで逮捕されました。
警察は診療費などの経費を節約する目的があった可能性をみていますが、詳しい動機はまだ明らかになっていません。
また、注射されたとされる犬や猫9匹のうち7匹がその後死亡したと報じられていますが、注射との因果関係については捜査中です。
Aペットは全国に店舗を展開していますが、今回の逮捕容疑は大阪府内4店舗での行為に関するものであり、全国すべての店舗が事件に関与したと確認されたわけではありません。
投薬マニュアルがどの範囲で使用されていたのかなど、今後の捜査で明らかになる内容が注目されます。


コメント