人気YouTuberのてんちむさんをめぐり、再び注目されているのがナイトブラ「モテフィット」の騒動です。
2026年10月14日には、販売会社との裁判で一審の約3億8000万円の支払い命令が取り消され、控訴審で大きく判断が覆ったことが明らかになりました。
そもそもモテフィット騒動では何があり、なぜ巨額の裁判にまで発展したのでしょうか。
てんちむのモテフィット騒動は何があった?
まずは、騒動が始まった経緯から整理していきます。
てんちむさんは、自身がプロデュースに関わったナイトブラ「モテフィット」を販売・宣伝していました。
しかし2020年、過去に豊胸手術を受けていたことが明らかになります。
問題となったのは、豊胸手術そのものではありません。
てんちむさんがバストアップに関する自身の経験を発信しながらモテフィットを紹介していた一方で、豊胸をしていた事実が購入者側に知らされていなかったことでした。
そのため、商品を購入していた人などから「豊胸していたことを知っていたら購入しなかった」といった批判が相次ぎ、大きな騒動へと発展しました。
なぜモテフィット騒動は大きく炎上した?
当時の批判がここまで大きくなった背景には、てんちむさんのこれまでの発信との関係があります。
てんちむさんは以前から、自身の胸に関する悩みやバストアップについてYouTubeなどで発信していました。
その流れの中でモテフィットも広く知られるようになったため、後から豊胸の事実が明らかになったことで、商品の購入者やファンから厳しい声が上がりました。
てんちむさん自身も騒動後に謝罪し、購入者への返金対応を行うことを表明しています。
2026年10月14日に裁判結果を報告した際にも、裁判で自身の主張が認められたこととは別に、当時ファンの信頼を裏切ったことについて現在も反省していると説明しています。
モテフィット購入者への返金はどうなった?
騒動後に大きな注目を集めたのが、モテフィット購入者への返金です。
てんちむさんは購入者への返金を表明し、2020年11月には返金に伴う自身の負担額が約4億3000万円になる見込みだと明かしていました。
その後、販売元との間で返金対応をめぐる問題も発生。
2021年4月からは、てんちむさん自身が返金窓口を引き継ぐ形となりました。
同年4月30日には、返金対象となった約2万人への返金対応が完了したことを報告しています。
当時は多額の返金費用を用意するため、YouTube活動だけでなく飲食店などでも働く姿が話題となりました。
販売会社との裁判はなぜ始まった?
購入者への返金が終わったことで、すべての問題が解決したわけではありませんでした。
その後、てんちむさんとモテフィットの販売元であるYUIKU株式会社との間で裁判が始まります。
報道によると、てんちむさん側は返金対応のため販売元へ支払った約2億2000万円について、その使途などを明らかにするよう求めて訴えを起こしました。
これに対し会社側は、契約違反や商品の在庫などによる損害が発生したとして反訴。
会社側が求めた損害賠償額は約5億円規模に上るとされ、購入者への返金とは別の大きな裁判に発展していきました。
一審ではどのような判決が出た?
販売会社との裁判では、2024年12月に大きな判決が出ています。
東京地方裁判所は、てんちむさん側の請求を退ける一方、会社側の反訴を一部認め、てんちむさんに3億8457万4504円の支払いを命じました。
てんちむさんはその後、自身の動画で一審について「圧倒的敗訴」と表現。
金額が非常に大きかったことから、自己破産も選択肢として考えていたことを明かしていました。
しかし、判決内容について納得できない部分があるとして控訴を決断します。
控訴審ではどうなった?
一審から約1年10カ月後となる2026年10月14日、てんちむさんが控訴審の結果を報告しました。
てんちむさんによると、控訴審では原審の判断が覆り、一審で命じられていた約3億8000万円の支払い命令がすべて取り消されたということです。
てんちむさん側の支払い額は0円となりました。
さらに会社側に対して、てんちむさんへ約224万円を支払うよう命じる判決が出たと報告しています。
一審では約3億8000万円を支払う側だったてんちむさんが、控訴審では逆に会社側から支払いを受ける内容となり、判断が大きく変わった形です。
なぜ約3億8000万円の支払い命令が覆った?
今回の控訴審で特に気になるのが、一審と大きく異なる判断になった理由です。
2026年10月14日時点では、てんちむさん本人から「原審の判断が覆り、私の主張が認められた」と報告されています。
一方で、判決文の詳しい内容や、裁判所が一審のどの部分を変更したのかについては、現時点で確認できる情報だけではすべて明らかになっていません。
そのため、「豊胸を隠していたこと自体に問題がなかったと裁判所が判断した」と考えるのは適切ではありません。
今回の裁判では、てんちむさんと販売会社の間における契約上の責任や損害額、返金をめぐる金銭関係などが争われていました。
控訴審では、これらについて一審とは異なる判断が示されたものとみられます。
モテフィット騒動から逆転勝訴までの経緯は?
一連の出来事を時系列で整理すると、次のようになります。
- 2018年ごろ:てんちむさんがモテフィットのプロデュース・宣伝に関わる
- 2020年:過去に豊胸手術を受けていたことが明らかになり炎上
- 2020年:モテフィット購入者への返金を表明
- 2020年11月:返金負担額が約4億3000万円になる見込みだと公表
- 2021年4月:約2万人への返金対応が完了したと報告
- その後:販売元のYUIKU株式会社との裁判に発展
- 2024年12月:一審で約3億8457万円の支払いを命じられる
- 2025年1月:てんちむさんが控訴したことを報告
- 2026年10月14日:控訴審で一審の支払い命令が取り消され、支払い額が0円になったと報告
2020年の騒動から数えると、約6年にわたって続いてきた問題ということになります。
モテフィット騒動はこれで終わった?
控訴審で大きく判断が覆ったことで、一連の裁判は大きな節目を迎えました。
ただし、2026年10月14日時点では、販売会社側が最高裁へ上告するかどうかは明らかになっていません。
そのため、控訴審判決がこのまま確定するかについては、今後の動きを確認する必要があります。
また、今回てんちむさんが裁判で自身の主張を認められたことと、2020年当時のモテフィットの宣伝をめぐってファンや購入者から批判を受けたことは別の問題です。
てんちむさん自身もその点を区別し、過去の行動については現在も反省しているとしています。
まとめ
今回は、てんちむさんのモテフィット騒動について、豊胸発覚から販売会社との裁判、2026年10月の控訴審までをまとめました。
騒動の発端は、モテフィットをプロデュース・宣伝していたてんちむさんが、過去に豊胸手術を受けていた事実を明らかにしていなかったことでした。
その後は購入者への大規模な返金を行い、さらに販売会社との間で巨額の損害賠償をめぐる裁判に発展しています。
一審では約3億8457万円の支払いを命じられましたが、2026年10月14日の控訴審ではこの支払い命令が取り消され、てんちむさんの支払い額は0円になったと報告されました。
販売会社側の今後の対応によっては裁判が続く可能性もあるため、今後の動きにも注目が集まりそうです。


コメント