SMILE-UP.の代表取締役社長を務めてきた東山紀之さんが、2026年9月30日をもって退任することが発表されました。
2023年末に芸能界を引退して会社の対応に専念してきただけに、「なぜこのタイミング?」「芸能界に戻るの?」と気になった人も多いようです。
後任となる山田将之弁護士の経歴とともに、今回の経営体制変更について整理します。
東山紀之がSMILE-UP.社長を退任するのはなぜ?
東山紀之さんは2023年9月、旧ジャニーズ事務所の代表取締役社長に就任し、その後SMILE-UP.となった会社でも社長を務めてきました。
今回の退任についてSMILE-UP.は、取締役の任期満了に伴うものと発表しています。
そのため、何らかの問題を受けて解任された、責任を取って突然辞任したというものではありません。
大きな理由として見えてくるのが、SMILE-UP.が担ってきた被害補償業務の状況が大きく変わってきたことです。
同社は2023年以降、故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、タレントのマネジメントから離れて被害者への補償や救済を中心に進めてきました。
2026年9月15日時点では、連絡が取れている申告者821人のうち818人について、補償内容の通知または補償を行わない旨の連絡まで進んでいます。
さらに補償内容に同意した580人のうち、578人への補償金の支払いが完了しています。
つまり、これまでのように多くの申告者に対して補償内容を決め、順次支払いを進めていく段階から、残された案件への対応が中心となってきたわけです。
社長交代は補償業務が新しい段階に入ったため
SMILE-UP.は今回の経営体制変更について、今後の補償業務では法的な手続きや専門的な判断を必要とする局面が中心になっていくと説明しています。
取締役会でも今後の会社のあり方について議論が重ねられ、社外取締役を含むすべての取締役が、任期満了に合わせて経営体制を一部変更することがふさわしいとの考えで一致しました。
こうした経緯を見ると、東山紀之さんが途中で役割を放棄したというより、大規模な補償対応を進めてきた約3年間から、法律の専門家を中心とした対応へ移行するタイミングを迎えたと考えるほうが自然です。
もちろん、SMILE-UP.の対応そのものが終了するわけではありません。
会社側も、係争中の案件を含めて必要な手続きを最後まで進め、心のケア相談窓口なども継続するとしています。
東山紀之の後任は山田将之弁護士
2026年10月1日から代表取締役社長に就任するのが、山田将之弁護士です。
山田さんは同時にCCO(チーフ・コンプライアンス・オフィサー)も務めます。
実は山田さんは今回初めてSMILE-UP.に関わる人物ではありません。
旧ジャニーズ事務所時代の2023年9月30日からCCOとして会社に入り、人権問題やコンプライアンス、再発防止などに深く関わってきました。
2023年10月2日に行われた記者会見にも東山紀之さんや井ノ原快彦さんらとともに登壇しており、当時から補償制度などについて説明していた人物です。
山田将之弁護士の経歴は?
山田将之さんは企業法務やコンプライアンス分野で長く経験を積んできた弁護士です。
| 氏名 | 山田将之 |
|---|---|
| 職業 | 弁護士 |
| 弁護士登録 | 2005年 |
| ニューヨーク州弁護士登録 | 2013年 |
| 主な経歴 | 西村あさひ法律事務所、米国法律事務所、総合商社コンプライアンス部門など |
| SMILE-UP.との関係 | 2023年9月からCCO |
| 新役職 | 代表取締役社長兼CCO |
山田さんは2005年から2023年4月まで、西村あさひ法律事務所に所属していました。
2012年から2013年にはニューヨークの法律事務所「ピルズベリー・ウィンスロップ・ショー・ピットマン法律事務所」で勤務し、2013年にはニューヨーク州弁護士としても登録されています。
2014年には総合商社のコンプライアンス部門への出向も経験。
2023年5月からは山田将之法律事務所を立ち上げ、その数か月後に旧ジャニーズ事務所のCCOに就任しました。
法律だけでなく企業のコンプライアンス実務にも関わってきた経歴を考えると、今後法的手続きや専門的判断が増えていくSMILE-UP.にとって、山田さんが社長を兼任する流れには理由があることが分かります。
東山紀之は芸能界に復帰する?
今回の退任発表で、もう一つ気になるのが東山紀之さんの今後です。
東山さんは2023年12月31日をもって芸能活動を引退。
長年続けてきた俳優や歌手、司会者などの活動から離れ、SMILE-UP.の被害補償業務に専念してきました。
その東山さんが社長を退任するとなれば、「芸能界に復帰するのでは」と考える人が出てくるのも自然でしょう。
ただし、2026年9月28日時点で東山さんの芸能活動再開は発表されていません。
今回発表されたのはあくまでSMILE-UP.の経営体制変更であり、芸能界復帰について触れられたものではありません。
社長退任によってこれまで担ってきた経営上の役割から離れることになるため、今後の活動に注目が集まる可能性はありますが、「社長退任=芸能界復帰」と決まったわけではない点には注意が必要です。
東山さん自身が今後についてどのような考えを持っているのか、新たな発表があるのかが注目されます。
SMILE-UP.は今後どうなる?
SMILE-UP.はもともと、被害者への補償や救済に特化し、その役割を終えた段階で廃業する方針を示してきた会社です。
今回、東山紀之さんが退任したからといって、すぐに会社がなくなるわけではありません。
新社長となる山田将之弁護士を中心に、係争中の案件など残された対応を進めていくことになります。
また、藤島ジュリー景子さんは代表取締役として留任します。
2023年の問題発覚から約3年。
表舞台から離れて社長として対応を続けてきた東山紀之さんの退任は、SMILE-UP.にとって一つの大きな節目となりそうです。
まとめ
東山紀之さんは2026年9月30日をもってSMILE-UP.の代表取締役社長を退任します。
理由は取締役の任期満了で、補償業務の多くが進み、今後は法的手続きや専門的判断を必要とする案件が中心になることから経営体制を変更することになりました。
後任には、2023年からCCOとして補償やコンプライアンス対応に関わってきた山田将之弁護士が就任します。
そして気になる東山さんの芸能界復帰については、現時点では何も発表されていません。
44年にわたる芸能活動を離れ、約3年間にわたって会社の対応を担ってきた東山さんが、社長退任後にどのような道を歩むのか。
その動向にも改めて関心が集まりそうです。


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