2025年の大みそか、水戸市でネイリストの小松本遥さんが殺害された事件。
殺人とストーカー規制法違反の罪に問われているのが、元交際相手の大内拓実被告です。
大内拓実被告とはどのような人物なのか、経歴や小松本遥さんとの関係、裁判で語った動機、厳罰を求める遺族の声まで整理します。
大内拓実は何者?経歴やプロフィール
大内拓実被告は、茨城県城里町に住んでいた会社員の男性です。
2026年9月現在は29歳で、2025年12月31日に水戸市のアパートで起きた事件をめぐり、殺人とストーカー規制法違反の罪に問われています。
プロフィールを整理すると、
- 名前:大内拓実
- 年齢:29歳
- 居住地:茨城県城里町
- 職業:会社員
- 罪名:殺人、ストーカー規制法違反
となっています。
大内被告は2026年9月14日に行われた初公判で、起訴内容について「間違いはない」と認めています。
勤務先の同僚への取材では、電気自動車向けバッテリーを製造する会社に勤務し、製品の出荷業務などを担当していたとされています。
フォークリフトの操作にも携わっており、無断欠勤などもなく、仕事は真面目にこなしていたという証言も出ています。
また、この会社へ転職する前には、危険物を扱う運送会社で働いていたとの証言もあります。
一方、出身高校や大学などの詳しい学歴については、現時点で確かな情報は明らかになっていません。
大内拓実と小松本遥さんとの関係は?
大内拓実被告と小松本遥さんは、かつて交際していた関係でした。
2人は小松本さんが以前勤務していた職場で知り合い、2024年1月ごろから交際を始めたとされています。
しかし、同年11月ごろには小松本さんから別れを告げられ、交際関係は解消しました。
その後、小松本さんは2025年7月に現在の夫と結婚しています。
事件当時は妊娠5カ月で、生まれてくる子どもは男の子だったことも裁判で明らかになっています。
一方、大内被告は別れた後も小松本さんへの思いを断ち切れなかったとされています。
2025年6月ごろには「もう一度ちゃんと話せたら」という趣旨のメッセージを送りましたが、小松本さんはSNSをブロックし、電話も着信拒否していました。
それでも大内被告は小松本さんの知人に居場所を聞こうとしたほか、以前の勤務先を訪ねるなどして接触を試みていたとされています。
小松本さん側が連絡を拒絶した後も、大内被告による接触の試みが続いていたことになります。
紛失防止タグを使って小松本遥さんの居場所を特定か
公判では、大内拓実被告が小松本遥さんの居場所を探すために取った行動も明らかになっています。
検察側によると、2025年12月26日、大内被告は紛失防止タグを仕込んだぬいぐるみを小松本さんの実家に届けました。
単にぬいぐるみを送ったわけではなく、キャンペーンの当選品であるかのような案内も用意していたとされています。
小松本さんがそのぬいぐるみを自宅へ持ち帰ったことで、現在住んでいる場所を把握したとされます。
さらに事件当日の12月31日には、小松本さんの車のナンバープレート付近にも紛失防止タグを取り付けたとされています。
起訴内容では、12月28日から31日にかけて自宅周辺をうろつくなどした行為についても、ストーカー規制法違反の罪に問われています。
連絡を拒まれた後も接触を試み、最終的には位置情報を利用して居場所を把握していたという経緯が、公判によって浮かび上がっています。
大内拓実の殺害動機は?
大内拓実被告は被告人質問で、犯行に至った自身の感情について説明しています。
交際関係が終わった後も「やり直せれば」という気持ちがあった一方、小松本さんから連絡を拒絶されたことで、次第に不安が怒りへ変わっていったという趣旨の供述をしています。
2025年10月ごろには、小松本さんに危害を加えることを考えるようになったとされています。
そして動機について、小松本さんの存在を消し、出会う前に戻って人生をリセットしたかったという趣旨の説明をしました。
さらに、自分が楽になり、抱えていたモヤモヤした感情を消したかったとも話しています。
事件当日は宅配業者を装って小松本さんの自宅を訪れ、頭をハンマーで複数回殴り、首を包丁で刺すなどしたとして起訴されています。
被告人質問では、ハンマーで殴った後に生死が分からなかったため、包丁を使用したという趣旨の説明もしています。
検察側はこうした経緯から、犯行について計画的かつ執拗だったと指摘しています。
一方で弁護側は、包丁の使用については突発的だったなどとして、刑を軽くするよう求めています。
小松本遥さんの結婚や妊娠は知らなかった?
大内拓実被告は、小松本遥さんがすでに結婚し、妊娠していたことについて「知らなかった」と説明しています。
そして被告人質問では、結婚や妊娠を知っていた場合には今回の行動はなかったという趣旨の発言もしました。
ただ、大内被告自身も起訴された行為については認めており、「取り返しのつかないことをしてしまった」「人生を奪ってしまったことに対して心から申し訳なく思っている」などと反省の言葉も述べています。
小松本さんは事件のおよそ7カ月前には念願だったネイルサロンを開業し、その後結婚。
さらに新しい命を授かり、これから家族としての生活が始まろうとしていた時期でした。
遺族が大内拓実被告への厳罰を求める理由
2026年9月24日の裁判では、小松本遥さんの夫の意見陳述が弁護士によって読み上げられました。
夫は事件後の生活について、「心休まることのない地獄のような日々」と表現しています。
妻である小松本さんだけでなく、生まれてくるはずだった子どもも同時に失いました。
事件後、警察からお腹の子どもが男の子だったと知らされたことも明らかになっています。
生まれてくる子どものために準備していたベビー用品も、小松本さんの荷物とともに現在も保管しているといいます。
夫は「なぜ遥とお腹の子どもが殺されなければならなかったのか」との思いを述べ、遺族として大内被告を一生許すことはできないとして、法の許す限りの厳罰を求めました。
事件当時、小松本さんは31歳。
ネイルサロンを開業し、結婚して子どもを授かったばかりだったことを考えると、夫や遺族が失ったものの大きさは計り知れません。
大内拓実被告に拘禁刑21年を求刑
2026年9月24日、検察側は大内拓実被告に拘禁刑21年を求刑しました。
検察側は、紛失防止タグなどを使って執拗に小松本さんを捜し出したことなどから、計画性のある犯行だったと指摘しています。
さらに「人生をリセットしたかった」という動機についても、身勝手で理不尽であり、酌量の余地はないという趣旨の主張をしています。
一方、弁護側は寛大な判決を求めています。
裁判は9月24日に結審し、判決は9月30日に言い渡される予定です。
SNSでは厳罰を求める声も
事件をめぐっては、SNSやネット上でも小松本遥さんと遺族を思う声が相次いでいます。
特に多く見られるのが、
- 妊娠中だった被害者の無念を思うと胸が痛い
- 紛失防止タグまで使って居場所を探した経緯が怖い
- 遺族が厳罰を求める気持ちは理解できる
- 拘禁刑21年という求刑について考えさせられる
- ストーカー被害をもっと早く防げなかったのか
といった反応です。
事件発覚当初から、妊娠中だった小松本さんに対して「これからの人生だったのに」「無念は想像できない」といった声が寄せられていました。
今回、裁判で紛失防止タグを使って居場所を把握するまでの経緯や、大内被告が語った動機が明らかになったことで、改めて事件への関心が高まっています。
また、拘禁刑21年という求刑についても、「軽いのではないか」「遺族の気持ちを考えると納得できない」といった厳しい声が見られています。
一方で、判決はまだ言い渡されていないため、現時点では求刑段階です。
まとめ
大内拓実被告は、茨城県城里町に住んでいた29歳の会社員で、小松本遥さんの元交際相手です。
2人は2024年1月ごろから交際していましたが、同年11月ごろに破局。
その後、大内被告は連絡を拒否されても接触を試み、紛失防止タグなどを使って小松本さんの居場所を把握したとされています。
大内被告は犯行動機について、小松本さんの存在を消し、出会う前に戻って人生をリセットしたかったという趣旨の説明をしています。
一方、小松本さんは結婚して妊娠5カ月という時期に命を奪われました。
夫は妻と生まれてくるはずだった子どもを同時に失い、「法の許す限りの厳罰」を求めています。
検察側は2026年9月24日に拘禁刑21年を求刑しており、判決は9月30日に言い渡される予定です。


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