【元救急隊員が伝える】救急車を呼ぶときに用意しておくと安心な持ち物リスト

救急車を呼ぶ場面は、ほとんどの人にとって突然の出来事です。

だからこそ、いざというときに 「これだけは用意しておけばよかった」 という後悔を少しでも減らしてほしい――。

そんな思いから、今回は元救急隊員の視点から、「これがあったおかげで現場対応がスムーズになった」と実感した持ち物をご紹介します。

目次

🔻救急搬送時にあるとスムーズな持ち物リスト

✅ お薬手帳

服用中の薬や過去の処方歴がわかるお薬手帳は、救急隊や病院にとって非常に重要な情報源です。

特に、高血圧や糖尿病、心疾患などの持病を持つ方は必須です。

✅ 健康保険証(またはマイナンバーカード)

病院に到着後の受付で必要になることが多く、あらかじめ準備しておくとスムーズです。

もちろん、後から家族が持って行くことも可能ですが本人搬送時に持っているとより安心です。

✅ 診察券(かかりつけ病院のもの)

意外と忘れがちなのがこの診察券。

かかりつけの医療機関であれば、既往歴や検査データがすぐに確認でき医師の判断にも大きく役立ちます。

✅ 預かり金(現金)

病院によっては、夜間や休日診療で一部自己負担を求められることもあります。

1,000〜5,000円ほどの現金を用意しておくと安心です。

✅ 帰宅手段の費用(タクシー代・電車代など)

救急車は「行きだけ」です。

軽症で帰宅となった場合、公共交通機関かタクシーで帰らなければなりません。

スマホ決済が使えない場面もあるため、多少の現金を持っておくのがおすすめです。

✅ 靴

自宅で倒れて搬送された場合、サンダルやスリッパのままというケースも。

診察後に歩ける状態になったときに備えて、家族が 『歩ける靴』 を持ってきてくれると安心です。

🔻さらに余裕があれば用意してほしいもの

  • 緊急連絡先メモ(家族や親族の電話番号など)
  • かかりつけ医の情報(病院名・電話番号)
  • アレルギーや持病のメモ
  • 身分証明書(本人確認が必要な場合あり)
  • 母子手帳(妊娠中の方)
  • 医療意思表示カード(延命処置の希望など)

💬 元救急隊員からのひと言

私が救急車で出場していたとき、患者さんやご家族が 「これだけは…」 と慌てて準備される姿を何度も見てきました。

その中で、これらの物が事前にまとまっているだけで現場の混乱がグッと減るんです。

自分の命や大切な人の命を守るためにも、ぜひ『救急用ファイル』や『非常持ち出しセット』として日頃からまとめておくことをおすすめします。

📝 まとめ

持ち物用途・理由
お薬手帳薬や病歴の確認
健康保険証病院での受付に必要
診察券かかりつけ医の情報参照
預かり金費用が発生したときに対応
帰りの交通費軽症で帰宅時に必要
診察後、歩いて帰るために必要

「備えあれば憂いなし」

救急車を呼ぶという非常時こそ、少しの準備が大きな安心につながります。

大切な人のため、自分のために、いま一度見直してみてください。

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